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【じゃんけんでぽん!】
「今夜、深雪の好きなお菓子を作るから! 行こう! ぜひとも行こう!」
霧生 渚砂
の熱心な説得をうけて、
霧生 深雪
は撮影会の現場に足を向けた。
時間もあるしまあいいか……と、軽く考えていたのだが、教会に着くなり問題が発生した。
「……え、どちらかがドレスじゃないといけないのか!?」
二人のうちのどちらかが女性用の衣装を着用しなければならないと知って驚く渚砂に、深雪はくってかかった。
「そんなの俺、聞いてねえし!!」
「うーん、お兄さんも知らなかったんだけど……」
困った様子で、渚砂は自分の体型を見下ろした。
「お兄さん、絶対にドレス似合わない……。身長あるし……」
例え
メイド服を着たこと
があっても、女装には抵抗がある。
「どうすんだよ」
「よし! 平等にじゃんけんだ!」
「はぁ!?」
「そーれ、じゃーんけーん……」
ぽいっと手を出し、勝ったのは渚砂だった。
「やった!」
「なんで俺がっ!」
「やったー! 勝った-!!」
渚砂は飛び上がって喜び、深雪の肩をたたいた。
「深雪は絶対ドレス似合うし、大丈夫!」
「……納得いかねぇ」
渋る深雪の背中を押して、二人は衣装を選びに行った。
「結婚式だから! お兄さん、先に着替えて礼拝堂で待ってるから!」
張り切る渚砂は、とっとと着替えをすませて控え室を出て行った。
「しょうがねぇなー。もう観念するかぁ……」
ドレスを選び始めた深雪に、スタッフの一人が声をかけた。
「あれっ、あなたどこかで……」
実を言うと、深雪はウェディングドレスを着るのが、初めてではない。
以前着用したとき
のことを見聞きしていたらしいスタッフといくつか言葉を交わし、ドレス選びに協力してもらった。
「これが絶対にお似合いです」
そんな熱意とともにおすすめしてもらったのは、プリンセスラインの白いドレスだ。
大胆なカットで肩を出す、アメリカンスリーブのシャープなドレスだ。
着替えて鏡を見ると、たしかに深雪によく似合っている。
「……うー。いや、似合いすぎだろ……」
違和感のなさに泣けてくる。
メイクルームでは、月詠がウィッグをかぶせてメイクをほどこしてくれた。
「うむ。完璧だね」
「……メイク上手いな」
鏡に映るのは、もはや完璧な花嫁だ。
(なんか、本物の結婚式みたいだな……)
礼拝堂で待つ渚砂のもとに、ドレス姿の深雪が来た。
髪型が異なっているものの、鋭い眼差しは見間違いようもなく深雪のものだ。
(深雪、やっぱり思った通り、綺麗だな……)
深雪は渚砂を睨みつけたままそばまで来ると、ぺしんと腕をはたいた。
「あだっ!?」
「何を見惚れてんだよ、馬鹿」
「ご、ごめん。ぼーっとしてた」
「ふん」
つんと顎をとがらせる首筋が、こころなしか赤い。
「よしっ、このまま撮影してもらおう。記念に!」
「あー……、写真撮るのかよ……」
「撮る!!」
渚砂が手を引いてカメラの前に進み出ると、気持ちを切り替えたのか、深雪はにっこりと笑顔を浮かべて撮影に臨んだ。
初々しい花嫁のような、幸せそうな笑顔につられて、渚砂もなんだか幸せな気分に包まれた。
「深雪、庭園に出てみよう」
撮影を終えると、二人は薔薇の咲き誇る館の庭を散策した。
「ふぅん、綺麗なとこだな」
「雨上がりもいいもんだな~。ほら、雨粒が光っていて綺麗だ」
(けど、着替えてから来ればよかったな……)
深雪のこぼしたため息に、渚砂が気づいた。
「どうしたんだ?」
「んー、疲れた」
「そっか、ドレス重いからな。あずまやが向こうにあるから、そこで休もうか。ほら、つかまって」
「はぁ!?」
いきなりお姫様抱っこをする渚砂の髪を、深雪はつかんだ。
「やめろ馬鹿! 恥ずかしーから! 軽くもねーし!」
「お兄さん、これくらい平気だぞ-?」
おそらく無意識なのだろう。渚砂は深雪に頬ずりをして、あずまやまで運んでいった。
「わあ、気が利くな! お茶の用意がしてあるぞ!」
ゼシカの気遣いをありがたくいただいて、二人はベンチに並んで座った。
「深雪はどれを食べる?」
「あー、俺は……」
くつろぎの空間で、薔薇を眺めているとほっとする。
(……いや、安心するのは、渚砂と一緒にいるからかもな)
こんなこと、本人には絶対に言えない、と深雪が考えている横で、あっさりと渚砂はストレートな気持ちを口走った。
「こういう時間を過ごせるのが、家族っていうのかな。あたたかくてずっと一緒にいてくれる」
「……渚砂」
「深雪、これからもよろしくな」
「ん、ああ、そうだな……」
面と向かってそんなことを言われると困る。
(……なんか、渚砂との距離も近いし。タキシードも似合っててかっこいいし……)
いやいやいや! 雰囲気に流されるなと、深雪は自分に言い聞かせた。
「どうかしたのか?」
微笑みながら深雪の表情をうかがう渚砂の眼差しがあたたかくて、深雪は息をのんだ。
「う……」
(近いって! 顔を傾けるだけで、すぐキスでき……、いやいやだから、しっかりしろ俺!)
薔薇の香りに頭がくらくらした。
(あー……、今日の俺、おかしい)
薔薇の香気に酔ったのかもしれない。
「お茶、おかわり。渚砂も飲めよ」
ぐいっとカップをあおって空にして、深雪は渚砂に押しつけた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
深城和哉
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月17日
参加申し込みの期限
2013年11月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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