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降ったり、やんだり。雨続きで晴れることのない空は、
水谷 真優理
の気を滅入らせた。
少しは小雨になっただろうか。あまり期待せず窓の外を見て、晴れそうにもない厚い雲に溜息を吐いた真優理は、諦め顔で戸棚の中を確認する。
(こういう日に限って、買い物に行かなきゃいけないのよね)
折角の代休日。だからこそ家のことがゆっくりできるのだけれど、雨であれば気が向かないことだって多い。
なんとか先延ばし出来ることと出来ないことをより分けて、真優理は今日の予定を考えてみた。が、次の休みが晴れる保証はどこにもないし、既に必要な物が切れかかっている。どう考えても、今日の買い出しは確定だろう。
勉強に集中する受験生の邪魔をしないよう、1人で行くべきか。ちらりと静かな部屋の扉に目をやって、手伝えないもどかしさに息を吐く。
普段であれば、一緒に住む
青山 絢
も家のことは手伝ってくれる。けれど、この受験生にとって大事な時期に煩わせたくなくて、今は真優理が一手に引き受けていた。
(それでも、『気分転換にちょうど良かったから』なんて夕飯を作ってくれたりするんだけど……女神かな?)
共通テストが終わり、2月の志望校の本試験まで残り僅か。毎日が正念場という状況にハラハラしているのは真優理のほうで、絢自身は申し分ない成績なことが幸いしてか、落ち着いて最後の追い込みに取り組んでいるように思えた。
けれど、今朝に限ってはそうじゃなかった。
近づいてきた本番への緊張か、この雨のせいなのか。何がと明確に言えるわけでもないのだが――どこか本調子ではないんだろうな、ということだけは真優理も気に掛けているのだけれど。
こればかりは、いつものように世話を焼いてしまえる話でもない。真優理は買い出しメモを書きながら、今の自分にできることを考えた。
暫くして、絢はマグカップを手に自室から出てきた。飲み干してしまったから、というわけでもなさそうで、真優理は優しく笑うとお湯を沸かしながらもう1度窓の外を見る。
「こんな天気じゃ洗濯もする気になれないし、かといって掃除機をかけるのも絢ちゃんの邪魔しそうで……なんてね、私がゴロゴロしたかっただけなんだけど」
そうやって何でもない話をしながらスティックタイプのミルクティーを作り、様子を窺う。お菓子と共に頂くには少し甘さが強いけれど、疲れたときにはホッと息を抜けるような心地よさになる物だ。
「何かあってもなくても、お休みはとらなきゃね」
疲れたから休むのも大事だけれど、疲れる前に休めるのが1番いい。クリスマス準備から年末年始、そして成人のお祝いにと宿泊も祝賀会にも大忙しだった真優理が言うと、説得力が違う。
「……休んで、いいのかしら」
2学期の通知表から見ても、模試の結果から見ても。相談に乗ってくれた先生だって、油断しなければ合格圏内だと言っていた。絢が注意すべきは、緊張からケアレスミスをしないことや、体調管理くらいだろう。
そういった傲りが油断に繋がってしまうからと、絢は自由登校になった今も勉強に注力していた。
「他の人が頑張ってるからって、それは絢ちゃんが無理をしなきゃいけない理由にはならないわよ?」
受験生の殆どは、日夜机に向かっていることだろう。でもそれは、今まで遊んでいた分を取り返しているのかもしれないし、ギリギリを攻めた志望校を諦めきれずに挑んでいるのかもしれない。
同じ受験生という括りで、絢と同じく優秀で今も頑張っている人はいるのだろうが、なぜそこで右にならう必要があろうか。
「試験に向けて備えるのは大事だし、その後を考えておくのも大事だけど、それは絢ちゃんが元気であってこそだもの。誰かを気にして無理をしても、潰れちゃったら無駄になっちゃうわ」
「それは……」
そうなのだけど、でも。
まだ不安が晴れない様子の絢を見ながら、真優理は自分のカップに口を付けて少し考えた。
「……服でも買いに行こうか!」
突然の提案に絢は瞬き返すも、真優理は困ったように苦笑している。
買い物に行かなければならないんだけど億劫だったこととか、そろそろ並びだしたであろう春服も気になっているし、冬物だってクリアランスセールをやっている頃だろうとか。
「気分転換だと思ってさ、付き合ってくれない?」
もちろん、真優理の言った言葉に嘘はないのだろう。けれどそこに、気遣いが含まれていることを察せないほど絢も鈍くはない。
「ありがとう。……ちょうどね、集中力が続かなくてどうしようかと思ってたの」
「やったー! あっ、これは集中力が落ちてることを喜んでるんじゃなくてね、『デート』が嬉しくてね!?」
いつものようにはしゃぐ真優理は、妙にデートという単語を強調する。それは、
昨年のクリスマスに改めて絢から告白をし、互いが最愛の恋人になった
ことを喜んでくれているのだろうか。
僅かばかりに照れくさく、慣れないけれど。
2人はミルクティーを飲みながら、デート先を相談するのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
神話・伝説
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年11月28日
参加申し込みの期限
2023年12月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年12月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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