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◆お猫様のお出迎え
旧市街に最近オープンした猫カフェ。ドアに付けられた猫型の窓を覗けば、そこには旧市街とは思えないようなおしゃれな空間が広がっている。
近所の古本屋の娘・
城山 水樹
はいい機会だといって訪ねてみた。猫好きの彼女だったが、弟がアレルギーを持っているため飼うことはできないのだ。
「いらっしゃいませー」
出迎えてくれたのは明るい女性の声と、元気な猫たち。
おもわず水樹の口の端が緩んだ。かわいらしいなぁ。
落ち着いたモノトーンの内装もおしゃれで、でもシンプルで。
一目見て水樹はこの店が好きになった。
「猫珈琲とホットケーキください」
水樹は席に着くと手早く注文を済ませ、のんびりと猫たちを眺める。
ぼんやりとお昼寝をしている猫。おもちゃを取り合って喧嘩している(傍目からはじゃれているようにしか見えない)猫。独特の模様をした猫。
見ているだけだというのに、水樹はちっとも退屈を感じなかった。
「お待たせいたしました」
ほどなくして届いた珈琲とケーキ。水樹は無意識に足を組んで、まずは珈琲をひとくちすすった。
「ん、いい香り」
軽く香りを楽しんで次はケーキだ、と手を伸ばした。
「あの!」
そのとき、突然声をかけられた。
声の主はちょこんとした印象の女性である。
けして背が低いわけではないのだが、妙な愛らしさがあるというか、マスコット感があるというか……。
腰ほどまである黒髪はゆるく三つ編みに結っており、その黒によく映えた真っ赤な縁のメガネをしている彼女は、にこりと笑って水樹に相席を申し出た。
「よかったらご一緒してもいいですか?」
見た目からするとすこし低い印象のボーイソプラノで、彼女は至極丁寧に水樹に尋ねた。
「あ、ええ、構いませんよ」
「ありがとうございます!」
いったいいくつなのだろう。年下は年下だろうが、いまひとつ彼女の年齢が水樹にはわからない。
そうこう考えている間に、ケーキと珈琲を持って彼女は同じテーブルについた。
「はじめまして! 私は沓冠っていいます」
「あ、
城山 水樹
です」
珍しい苗字だなと思いながら、水樹は気になっていたことを尋ねてみた。
「あ、あのおいくつか聞いてもいいですか?」
「はは、恥ずかしいな。私は二八、今年で二九なんですよ」
え。
「いやあそれにしても実においしいですね! ところで貴方の靴……シンプルで、良くお似合いです!
なんていうか、ほら、城山さんって足が綺麗だなってさっきからずっと思ってんですよ」
え?
「ひざ下がすらっと長くて足首がきゅっとくびれてて流れるような曲線美をお持ちなので、やっぱりこういうシンプルな靴がお似合いになるんですね!
飾り気のないシンプルなミュールですけど、それがいいんですよね!
爪にペデュキアを塗って、その先っぽにラメを散らしたら華やかな演出もできますし、シンプルな靴って遊び心をくすぐられますよね? ね?
私もそういうところ大好きなんです。
いや、でも城山さんならきっと派手な靴も履きこなしてしまうような気がします。
ああ是非今度私のお店にいらしてください!」
足が綺麗なのは当然だ。水樹は某雑誌の読者モデルを務めるほどの美人なのだから。
目をキラキラと輝かせてとどまる事を知らない熱意で畳み掛けられた水樹は、わけもわからず「お店、ですか?」と繰り返すのが精一杯だった。
「はい! 私はこういうもので、」
差し出されたのは一枚の名刺。そこには
靴屋「Cat's rear paws」
店主・
沓冠 梢太朗
と書かれていた。
あれ?
「こんな素敵な足を持った方に出会えるなんて……本当に参加してよかった!」
彼女、もとい彼のフルネームは
沓冠 梢太朗
。二八歳の独身男である。
チャームポイントは中性的な容姿から繰り出される愛らしい笑顔。
大好きなものは靴である。
水樹は新しい世界を知った気がした。
「一目惚れでもしたのかな?」
近くの席で熱弁をふるっている女性を見て、
氷華・クルバトフ
はなんともいえない気分になっていた。
その可愛らしい女性が口説いている相手も女性。背が高く、格好いいタイプの人ではあったが、どう見てもやはり女性だった。
澪乃 湊弥
も困ったような顔をしている。コメントも控えるようだ。
なんとなく気まずい雰囲気が流れたところに「にゃーん」と言って可愛らしい猫が氷華の膝の上にちょんと乗った。
すかさず氷華は(いかん、普段通りでいこう)と気を引き締めたが、すぐに頬が緩んでしまった。
「……猫はいいなぁ」
ゆるく微笑む氷華の姿を見て湊弥はホッとした。思わぬ場面に遭遇してしまいどうしたものかと思っていたからだ。
「めんこいもんなあ、猫。なんていうか…そっけないけど寄ってくるし」
「な、私は、べ、べつに!」
猫に夢中になっていることを悟られまいと焦っている彼女は……綺麗というより可愛らしい所もあるな。
いつの間にか湊弥は氷華の横顔に見入っていた。
珈琲にマシュマロを浮かべて、湊弥はそっと口に含む。
鼻を抜ける甘苦い香り。どこか氷華に似ている香り。
「何だかんだで楽しかったみたいで、少し安心したよ」
おもわず呟いた言葉は、氷華の頬をさらに赤く染めてしまった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月06日
参加申し込みの期限
2013年12月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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