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魚市場で
楡宮 遠海
はぼんやりと立ち尽くす。周りにはたくさんの猫がいて生魚に食らい付く。
「これは俺のにゃ」
「私にもっと魚をくださいにゃ」
「美味いにゃ。幸せにゃ。満足にゃー!」
猫語が飛び交う中、遠海は思った。
――私も猫なんだけど。なんか、他と違って前脚で立っていて、これっておかしくない?
怖々と一歩を踏み出す。身体は安定していた。転倒を免れたものの目には落ち着きがない。びくびくしながら辺りを歩いた。
「お、そこの白猫ちゃん。魚をあげよう。遠慮はいらない。じゃんじゃん食べてくれ」
胸に押し付けてきた生魚を遠海は呆けた様子で受け取った。
――生なのに、とっても美味しそう。私が猫だから、そう思うのかな。
生魚の側面に爪を立てた。カリカリと掻いてウロコを落とす。柔らかそうな腹部を見つめていると自然に口が開いた。
――ガツガツ食べるのは品がないわ。猫になっても意地汚く見えないようにじっくり味わうように食べないと。
口の開きを意識して尻尾から食べた。
――噛むほどに旨味が口の中に広がっていくわ。海の香りに心が満たされていく。
柔らかそうな腹部を小さな口で齧る。目を丸くして大きな口で食い付いた。
――脂の乗った身は理性を蕩けさせて……猫の本能が目覚めるにゃ!
食べる速度が飛躍的に上がった。数秒で一尾を平らげた。
「全然、足りないにゃ」
歩きながら魚の骨をぶらぶらさせた。見つけたポリバケツに入れると、目をカッと開く。
「他の魚はどこにゃ」
血走った目は青黒いアライグマに向けられた。魚を水洗いして居並ぶ猫達に与えていた。
「食わせろにゃ!」
遠海は頭から突っ込んだ。身体を捻じ込んで収まると前脚で床を叩いて催促した。
大振りの魚が運ばれてきた。一匹の猫が食べられる量ではない。
「いただくにゃ!」
土手っ腹に噛み付いた。頭を左右に振って食い千切ると、瞬く間に呑み込んだ。出来た穴に鼻を突き入れて貪り食う。
その迫力に他の猫達は、猫魔人にゃ、と声を震わせて口にした。
食い応えのある魚ではあったが、数分で食べ尽くした。味の余韻に浸るように遠海は骨を舐めた。
「ここはもういいにゃ。珍味を探すにゃ」
遠海はふらふらと歩き始める。
「アツアツの猫殺しはどうだ?」
白衣を着た猫、
旅鴉 月詠
が紙皿を差し出した。煮え立つ魚がとろりとした餡を掛けられて、実に魅力的な匂いを放つ。
「……貰うにゃ」
覚悟を決めて受け取る。顔を近づけて湯気を吸い込む。
「アッツ、鼻アッツ!」
涙目で顔を背ける。諦め切れず、再び顔を近づけた。
――息を止めればいいにゃ。その間に齧り付くにゃ。
鼻の痛みが遠のいた瞬間、腹部にかぶりつく。
「アッツ! 舌アッツ!」
人間の頃からの猫舌が災いして弱さを倍加させた。
遠海は苦しみ悶えながら猫魔人となって食べ続けた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
53人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年04月23日
参加申し込みの期限
2023年04月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年04月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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