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大勢の人で賑わうキャットロードに
アイオ・キャンドライト
の姿があった。猫耳の付いた青いキャスケットを目深に被る。黒地の服に白いエプロンドレスを合わせた格好はメイドカフェの店員にも見えた。
探し物の真っ最中なのか。青い瞳を方々に忙しなく向ける。陽光を浴びた縦ロールが白銀の輝きを放ち、生き物のように弾んだ。
本人の表情はどこか暗く、焦りのようなものが滲み出ていた。
「……ないのですわ」
うっかり心の声が漏れる。本人は気付かず、ポケットからスマートフォンを取り出して起動。ネットの情報を、再度、熱心に読み込んで間違いないと軽く頷いた。
大股で歩き、突然、立ち止まった。
目にした店舗は奇を衒った作りではなく、自然に周囲と溶け込んで見えた。アイオの表情が和らぐ。確信に似た輝きが目に宿り、疑いの余地のない状態で店内に駆け込んだ。
「こんにちは! 星幽塔の情報が得られると聞いてきたのですわ!」
店員の
八重 トラ
はアクセサリーの補充の手を止めて対応した。
「その通りですよぉ。内容は店員の私が承っています~。早速ですがどのような情報をお求めでしょうか」
「掲示板はどこですの?」
「向かって右側になります~。寝子島の情報もありますので興味があればご覧くださいねぇ」
「これを貼り出して貰いたいのですわ」
アイオは綺麗に折り畳まれた紙を広げて見せる。覗き込むような格好となったトラは糸目を僅かに開いた。
「これは寝子島関連の掲示板が最適ですね~」
「アイオの所属ではないのですが、身内が関わっているのでお願いしたいのですわ」
「問題ありませんよ。それでは、この『寝子島高校アイドル活動研究部』のポスターを目立つ位置に貼り出させていただきますね~」
トラは受け取ると急ぎ足で掲示板に向かった。
その対応の早さにアイオは表情を和らげた。トラはパーカーのポケットから道具を取り出し、ポスターの位置を決めるような動きを見せる。
アイオの目はその隣にある掲示板に向けられた。少し離れてはいても星幽塔の掲示板と読み取れる。
苦し気な表情となり、そっとポケットに右手を差し込んだ。折り畳んだ紙を半ばまで出してゆっくりと引っ込める。
トラはポスターを貼り終えた。
「他にはありませんか~」
「少し悩んでいますわ」
「もしかして星幽塔に関することでしょうか~」
「そうですわ。でも、ここで情報を求めても無理かもしれないのですわ」
言いながらポケットに入れた右手は紙を離さなかった。
トラは微笑みを絶やさず、掲示板の内容を口にした。
「星幽塔の掲示板の内容は多岐に渡ります~。人員の募集や未開地の探索~、あと危険を伴う討伐依頼もありますねぇ。失せ物の他に、人探しもありますよ~」
最後の部分にアイオは反応した。表情は明るくなり、少し恥ずかしそうにしながら折り畳まれた紙を取り出した。
「白い猫獣人を探していますわ」
「あの~、アイオさんとはどのような関係の方なのでしょうか」
「母様ですわ。病気療養で離ればなれになりましたの。最後に見たのは第1階層ですわ」
「それは有力な情報ですね~。すぐに貼り出しましょう」
トラは手を差し出す。アイオは躊躇い、落ち着きのない目で言った。
「アイオの子供の頃の話なので、どう考えても百年は経っているのですわ」
「そうですか。でも希望はありますよ~。星幽塔の人々は驚くほどの長寿さんもいますよぉ。詳しい人相がわかれば有力な情報を得られると思いますよ~」
「記憶の質屋さんで得られた
情報
をもとに描いて貰いましたの。これでも希望は持てますの?」
アイオは紙を開いた。かなり絵心のある者が手掛けたのか。白い猫獣人の全身が写真を思わせる精度で描かれていた。
「これなら有力な情報がきっと得られますよ~。期待してお待ちくださいねぇ」
トラは先程と同様に受け取った紙を掲示板に貼り始めた。
希望に満ちた青い瞳は涙で潤む。
――アイオの
預け先
でも教えて貰えなかった、大切な母様の手掛かりをついに得たのですわ。
もう、アイオは止まりませんの。真実に向かって全力で走るのですわ。
目尻に溜まった涙をさりげなく指で弾く。新たに貼り出された内容に三人の獣人が興味を示す。
「こりゃ、猫獣人だな」
「五十年くらい前に耳にした話だが、一階層には種族同士の集落があるらしいぞ」
「その中に猫獣人はいたのか?」
「どうだったかな」
目の前で情報が飛び交う。アイオは嬉しさのあまり、全身を震わせた。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年03月07日
参加申し込みの期限
2023年03月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年03月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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