this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
セイレーンが歌う夜
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
19
つぎへ >>
<間奏>
>寝子島警察署付近
車に揺られながら、
八神 修
は行方不明者の父親と名乗る初老の男と話していた。携帯電話のむこうから、幼い男の子の声も聞こえ、男性の孫だろうと憶測した。
瀬野と名乗った男性は、修から齎された情報にいてもたってもいられないという状態だったが、徐々に落ち着きを取り戻してくれた。その傍らで
双葉 仄
はいつになく真面目な顔で情報を待つ。修はつとめて丁寧な口調で、気になる事を聞いていた。
「特別な日だったか、と? ああ、本当なら、今日は娘の結婚式だったんだ」
「そうでしたか……」
修は小さく頷きながら、合点がいった。それと同時に嫌な予感を感じ取った。そこから何かを感じ取ったのか、仄は修にアイコンタクトをする。修は一つ頷き、聞きづらいと想いながら問いかけた。
「そのお相手の方も今は娘さんを探してらっしゃるのですか?」
「……それが……3日前から連絡が取れないのだよ。それで、私は今、警察にそれを打ち明けに来たのだ」
その言葉に、修の胸の奥が冷たくなっていった。傍らの仄はその表情とメモの内容ですべてを悟った。
ややあって電話を終える修に、仄は「観察力には自信があるぞ」と嘯いて言葉を紡ぐ。
「ようはアレだな。相手と何らかのトラブルで女性は海へ落ちた。その事を隠し通したくて、相手は逃げた。そんなトコだろう」
「だとすれば……許しがたい所業だ」
静かに拳を握り締める修に、仄は小さくため息を吐きつつ呟く。
「こんな事が頻繁に起こる島なんて恐ろしいな。夜も8時間しか眠れやしない」
「それだけ眠れていれば十分だろう」
修は仄の呟きに、少しだけ肩をすくめて苦笑した。
>エノコロ岬の手前
心拍数が100を超えた途端に、
大田原 いいな
は変身を遂げる。いつの間にかろっこん『TRANSMUTE』が発動し、凛々しい眼差しの乙女となった彼女は手早くタブレットを操る。
(防水加工しているとはいえ、濡らさない事に限るわね)
傍らには、
御剣 刀
がいた。変身直後、再会した彼に肩を叩かれた事で我に返ったいいなは内心で感謝する。
「しかし、状況は悪くなる一方だな……。このままで終わるとは思えない」
「そうね……」
いいなは刀と頷き合いながら、ねこったーで得た情報をまとめあげていた。その中にはきららだけでなく
後木 真央
や仄が上げた事も含まれている。それを改めて見せてもらっていた刀だが、道を行く友達の姿に目を丸くする。
「あれは……浅山と稲葉……か?!」
彼が走っていくと、
浅山 小淋
と
稲場 舞
が一緒に歩いている。刀は息を飲んだ。
「浅山! 稲葉! しっかりしてくれ!!」
刀に肩を揺さぶられ、2人は我に返る。
「ありがとうございます、御剣君。でも、私はいかなくてはなりません。この声の主を助けたいんです」
「俺達もこの声を追っているんだ」
刀の言葉に、舞は「えっ?!」と目を丸くする。刀と行動ができればと思っていた小淋はほっ、と胸を撫で下ろしてスケッチブックにさらさらと提案を書く。
『それでしたら、私たちも一緒に行動しましょう。その方がよろしいかと』
「そうね。私としても都合がいいかもしれない」
単独で動けばまた歌に操られる危険がある、といいなは言う。
ふと、そこで小淋と舞は急成長したいいなを見、誰だろう? という顔になる。いいなはにこり、と笑ってこう言った。
「私はデネボラよ。そう呼んで」
『わかりました。では、デネボラさんもよろしくお願いします』
小淋の言葉に、いいなは……否、デネボラは頷いた。
>エノコロ岬
邪衣 士
は目を覚ました
桃原 空音
に安堵の息を吐き……泣きそうになりながら怒っていた。傍らでは
夢宮 瑠奈
もまた安堵の息を漏らしている。
「馬鹿、何やってんだ君は! 『また』溺れるつもりか! この間だって相当危険だったというのに……。俺いなかったら死んでいたかもしれないんだぞ!」
その言葉に、空音の表情がこわばる。彼女はふるふると身を震わせて唇に触れ、顔を真っ赤にする。
(え? 今、『また』って言った?! って事はああああたし……前にもこんな事があって、そ、その時ちゅ、チューされたって……事なの?!)
「ど、どうしたの?」
瑠奈が声をかけるも、聞こえていないのか空音は震えるだけ。所が心配そうに士が覗き込んだ瞬間、空音は彼にビンタを放っていた。
「?! 桃原?」
「……最っ低!」
「えっ? な、何が」
「士くんなんか大っ嫌い! もう知らないよぉ!!」
空音は士を突き飛ばし、走り出す。士が追いかけようとするが、足元の石に躓き派手に転んでしまって見失う。突然の出来事にあたふたしてしまった瑠奈は漸く動けるようになり、士を助け起こした。
「だ、大丈夫?」
「ああ。……すまない」
士は僅かな時間呆然となっていたが、直ぐに我に返り歩き出す。
(なんだか込み入った事情みたいだね)
そう感じた瑠奈は再び声の主を探すため、士と別れたのだった。
(つまりは、あたしが気絶してる間に何かしたって事!? えっちな同人みたいに!
貞操は二次元のあの子に捧げるつもりだったんだからぁ!!)
乙女心という繊細な部分が激しく痛む。空音は耳まで真っ赤になりながら、雨の中を走り続ける。しかし、その脳裏に浮かんだのは……海に落ちた時に見た、悲しげな女性の姿だった。
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
19
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
セイレーンが歌う夜
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月08日
参加申し込みの期限
2013年11月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!