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おいでませ、霊界カフェ
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【今はまだ】
「おばけのカフェ……っていう設定、なんだよね?」
「さあて、ねぇ」
稲積 柚春
と
ウォルター・B
。揃ってあやかしカフェへご来店です。
いらっしゃいませ、と出迎えたウェイトレスさんの口元にはキバ。吸血鬼なのだとか。向こうの席にはヌリカベっぽいのがでーんと座っているし、その向かいでコーヒーをすすっているのは雪女です。あちらで上品にケーキを切り分けているのは……カッパ?
「すごいコスプレですね……」
「そうだねぇ」
「ウォルターさん、ずいぶん落ち着いてるね。おばけだよ? 河童だよ?」
「何度か来てるからねぇ、僕は」
けろりとした顔の彼、以前にもここを訪れたことがあるのだとか。
ならば危ないこともなかろう……とは思いながらも、ウォルターの袖をきゅうと握る柚春。
「前におばけがいっぱいの運動会に参加したこともあったし、ここもたぶんきっと、似たようなイベント会場……かな?」
「うん、ま、それでいいと思うよぉ」
無理やりナットクすることにしました。そうでもなければあのカッパのお皿、ツヤビカリする見事な造形に説明がつきません。
「ホラーな世界なら、ワットと手を繋がなきゃね……」
「窓際のいい席があいてる。あそこに座ろうかぁ」
「あっちょっと、待ってよ!」
あやかしたちの合間を縫うようにして、卓へとついたふたり。
確かに、カフェです。大まかにおいては、寝子島にある喫茶店とそう変わりはありません……客層に目をつぶるならば。
柚春も徐々に慣れてきて、さてなにをいただこうか? ウォルターさんはなににする? とちょっぴりわくわくしつつメニューを開いたところで、
「いらっしゃいませ~、ご注文はお決まりですか?」
テーブルの上にひょいと跳んできたのは、動くお人形。1/6スケールフィギュアの付喪神、ありあです。
柚春は思わず、ぽかん。
「……カプギア?」
「違うわよ、あたしはフィギュア! ご注文は?」
「ええと。じゃあ……おばけサンドイッチ? と、おばけジュースで……」
ウォルターも同じものを頼むと、ありあはひょいひょい、と厨房へ跳ねていきました。
「やっぱり、カプギア……だよね? だれかが動かしてるんだよね」
「かもしれないねぇ。ま、気にしない気にしない」
釈然としないまま、待つことしばし。
飲食物にもやっぱり、柚春は目を見張らずにいられません。
「おばけサンドイッチとおばけジュース、おまちどうさま~」
「う、浮いてる……」
「あ、人間さんはおばけメニュー初めて? 逃げないように上手く食べてね」
「逃げるの!?」
小さなウェイトレスさんの言葉どおり、ふよふよふわり、サンドイッチはお皿から離れて浮かび上がります。
「わ。わっ。逃げないで……!」
どうにか捕まえて、ぱくり! 瞬間、しゅわわっ。雪のようなくちどけ、けれど味つけはしっかり。食べたことのない味わいですけれど、
「美味しい!」
「あはは。お気に召したかなぁ」
「うん! そっか、こういうしゅわしゅわ食感のケーキとか、あるもんね」
これはきっとそういうやつ。うん!
「稲積は面白いねぇ」
「え?」
「ほら、口のところ。サンドイッチがついてるよぉ」
彼はひょいと口元へ指を伸ばし、つまんだそれを柚春の口へ放りました。
瞬間、ぽわ、と灯る柚春のお顔。
「うん? どうしたの、稲積」
「な、なんでもない……!」
思えば以前と比べ、柚春の心持ちはいくらか異なります。単に彼とふたりでカフェへ……ちょっとしたデート気分、というだけではありません。
まもなくの告白を決意した柚春。意識するほど、緊張感が高まりました。どうしても彼の一挙手一投足が気になってしまいます。
対してウォルターはといえばそしらぬ顔で、おばけコーヒーを口に含み、いい香りだねぇ、なんて堪能しております。
(むぅ。人の気も知らないで……)
告白が上手くいくにしろ、いかないにしろ、こんな何気ないひと時や他愛ないやりとりは……いえまあ今日のカフェなどはあまり何気ないとは言えませんけれど、ともかく、いっしょに過ごす時間の意味合いも少しばかり、変わってしまうかもしれません。
少しばかり、ためらってしまいますけれど。
(でも、言うって決めたんだ)
ちりりと鳴る、右耳のピアスに触れて。
「ワット、柿のタルトタタン食べたくない? シェアしようよ!」
「お、いいねぇ」
今はまだ、この他愛ない幸せを、もう少し。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年04月02日
参加申し込みの期限
2023年04月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年04月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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