this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
DOG110、寝子島に!
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
…
12
つぎへ >>
芸術は狂気。
……これは芸術家であった
吉祥寺 黒子
の亡くなった父親が遺した言葉だった。
狂気とはすなわち、インスピレーションを指す。
それを得るため、黒子が選んだ方法のひとつはゲームだった。
アラウンドエイティの各ゲームのトップランカーに名を連ねるK.K、つまりそれは黒子。
今日は「ロックニャミス1369」のニューレコードを叩き出すため店に来た。
ロックニャミスはギター型のコントローラーを使ってプレイする音ゲーのひとつだ。
「この間、こいつのニューレコードを叩き出したんだよなぁ」
先日、高得点を叩き出し、店内のトップとなったが、今日はそれを超えるのだ。
不敵に笑って100円玉を投下し、スタートさせた途端……何故か、対戦モードになった。
「あ、ごめん」
不意に謝ってきたのは隣りの筐体にいるつばめだった。
「間違えて対戦モードにしちゃった……お金返すね」
「いらねぇよ。いいインスピレーションをくれりゃ俺は何でもいい。勝負しようぜ」
「ほんと? そう言ってくれるなら……対戦しよっか」
ゲームが始まった。
画面に合わせ、コントローラーをかき鳴らすと、ぎゅいいいーーんと気持ちのいい泣きのギターが鳴り響く。
細かな指使いが要求される高難易度の曲だが、黒子は素早く指をスライドさせなんなく曲に付いていった。
しかし、それはつばめも同じ。
黒子は横目で彼女を見て、ひゅうと口笛を吹いた。
つばめも、やるじゃん、と視線を黒子に送る。
超絶技巧の2人の勝負は、僅差で黒子の勝ちとなった。
「あちゃー負けちゃったか。すごいね、君、随分やり込んでるでしょ?」
「まぁな。けど、お前もすげぇな……なぁもうちょっと付き合えよ」
「え、でも……」
黒子はつばめが答えるより先に、別の音ゲーに対戦分のお金を落とした。
「楽しもうぜ」
いい勝負は、いいインスピレーションを与えてくれる。自分と同じレベルの腕を持っているつばめはとても刺激的な存在だった。
コーナーにある音ゲーをまわり勝負をしていくと、やっぱりいい勝負で、僅差で買ったり負けたり、同じレベルで競い合う勝負はとても楽しい時間となった。
「……マジでやるじゃんか。アンタ、名前は?」
「つばめよ。天川燕」
「あまかわつばめ……ん? そりゃDOGのメンバーじゃねぇか?」
「あ、知ってるの?」
「知ってるっつーの。つか、今日のライブ見に行こうと思ってたんだよ。あーよく見れば、まじだ。つばめじゃん」
「あはは。つばめっす」
「ま、でも俺の推しはアンタじゃねぇけどな」
「ちょっとぉ!」
本人を前にして身もふたもない。
まぁでもつばめも気にしてないのか、冗談っぽく突っ込んだ。
「俺は
日暮咲希
と
大沢ゆずか
のファンなんだよ。まぁ……ゆずかはもう辞めちまったけど。あいつら元気でやってんのか?」
「さっきゅんとはこの間、ご飯行ったよ。いろいろ相談にのったりとかしてね」
「相談って……やっぱ伸び悩んでるの気にしてんのか?」
「初期メンだからね、後から入った子が目立ってるとそりゃ焦りも感じるよ。あたしはさっきゅんのそういう真面目なところが好きなんだけどね」
「だよなだよな。そこがいいんだよな。ゆずかとは連絡とってんのか?」
「うーん、あんまり」
「なんだよ、仲良くなかったのか?」
「ぶっちゃけあんまり……。でも、ゆずかとは同期だったんだよね。そんな話したこともないけど、やっぱりいなくなっちゃうのは寂しいよ」
「ふぅん……」
とその時、黒子はあることに気付き、あーっと声を上げた。
最初にプレイしたロックニャミスの画面に流れるランキングに異変が起こったのだ。
さっきまで黒子が1位だったのに、この10数分の間に、K.Kは第2位にランクダウンして、その上に、SORの名前が輝いている。
「SOR……あ!」
その名前には因縁があった。時々、黒子とランキングを競っている名前だ。
音ゲーに関してはめちゃくちゃ凄まじい点数を出してくるが、音ゲー以外では見ない名前でもある。
「ちっ。またこいつにやられたか、つか、今更新されたってことは近くにいんのか?」
その時、ドラムゲームの筐体からどっこんどっこんと軽快なリズムが聞こえてきた。
プレイしているのは
羽黒 空
。
眠たそうで気怠い空気を常日頃から纏っている彼女だが、そのドラムテクは本物だった。
高難易度の曲にチャレンジして、なんなくノーミスでそのままクリアしてしまった。余裕すら感じさせるプレイだ。
高得点を叩き出し、ランキング更新して1位になった。
そして入力した名前は……SOR。
「ようやく会えたな、SOR」
「……誰ですか?」
「多分、知ってると思うぜ。俺はK.Kだ」
空は眠たげな目のまま虚空を見つめ、
「……誰ですか?」
彼女はランキング気にしてない側の人間のようだ……。
「けどすごいね、君。ほとんどの音ゲーで絶対3位以内に入ってる」
そう言うと、瞳だけを動かして、つばめを見た。
「楽器は体の一部のようなものですから、演奏した楽譜も全て覚えています」
「ほんと? ミュージシャン志望とか?」
「そうですね。いずれはその道に進むことも視野に入れております」
「へぇ。もうソロでやるとかバンドでやるとか決めてるの?」
「そこまではまだ……」
「ふぅん。でも才能あるんだから挑戦してみるといいよ。うちの事務所でもオーディションしてるし。あ、楽器が出来るアイドルってのもいいかもよ」
「アイドルの事務所なんですか?」
「こいつ、DOGの天川燕だよ。名前ぐらい聞いたことあんだろ」
黒子が言うと、空は眠そうな目を少しだけ大きく開いた。
「……あ。駅前で、探して連れてくるイベントのちらしを見ました」
アイドル……けど、それも悪くないのかもしれないなと、空は思った。
「どのくらい先になるかわかりませんけど、DOGさんと一緒のステージに立てたら素敵ですね」
黒子はふと時計を見た。
「……おい、つばめ。そろそろ移動したほうがいいんじゃねぇか?」
「え?」
時計の針は16時を過ぎようとしていた。
「げげっ!」
そこに、タネも時間を知らせにきた。
「つばめちゃん、時間やばいよ!」
「急がなくちゃ! でも、シーサイドアウトレットってど、どこ?」
「……しょうがねぇな、ゲーセン仲間のよしみだ。案内してやるよ」
黒子とタネ、そして空と一緒につばめはアラウンドエイティを飛び出した。
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
…
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
DOG110、寝子島に!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月04日
参加申し込みの期限
2013年11月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!