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DOG110、寝子島に!
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『……ロン! リーチ、ピンフ、ドラドラ!』
筐体から聞こえる声が告げると、
山本 五十六
以外の面子がううう……と頭を抱えて台に突っ伏した。
死刑宣告と勝利の瞬間だ。
こちらは麻雀コーナー。五十六は持て余した暇を麻雀で潰していた。
落ち着き過ぎた態度と昭和の風情のある老け顔のおかげで、とても高校一年生には見えない。
五十六は満足のいく対局結果に、ふむ、と一言頷いた。それもまた熟練の雀士のような物腰だった。
ギャンブル得意なのでそれなりに暇が潰せる麻雀はたまにやるが、しかし今日日ネットで無料麻雀サイトなんていくらでもあるのであくまで暇つぶし程度だ。
――あと半荘3回ぐらいやったら切り上げようかねぇ。
そう思っていると、つばめとタネが麻雀コーナーに入ってきた。
麻雀コーナーでは絶滅種に近い美少女の来訪に、五十六はおや? と眉を上げた。
――あんな子がこんなところに来るなんて珍しいな……。
つばめは空いている麻雀ゲームを見つけて座った。店内対戦の出来るゲームだ。
「へぇつばめちゃんって、麻雀もやるんだ」
一緒に付いてきたタネが言った。
「まぁね。たしなむ程度だけど」
その時、隣りに座っていた
佐藤 英二
はぴくりと反応した。
――つばめちゃん……?
目だけでちらり、横を見てはっと息を飲んだ。
――僕の気が確かなら隣にいるの……天川燕だよね。
どくんどくんと鼓動が速くなる。
こんなところで偶然にもアイドルと遭遇するだなんて。こんな恋愛フラグが存在するだなんて。平凡に生きてきた英二には都市伝説だと思っていた。
――ど、どうしよう……。
あいにく知らない女の子に声をかける勇気は持ち合わせていない。
けど、ここでこのフラグを自らへし折るのはどうなんだ?
それはそれですっごく後悔しそうな気がする……!
意を決し、英二は話しかけてみた。
「あ、あの……!」
「ん?」
眼鏡の奥のつばめの猫のように大きな目がこっちを見つめてくる。
――う、す、すごくかわいい……。
「どうしたの?」
「あ、え、あ……そ、その、麻雀するなら、対戦するのはどうかなぁ……って」
「対戦……」
「ご、ごめんなさい。や、嫌ですよね、知らない人と対戦なんて」
「いいよ」
「ですよね。ごめんなさ……ええ!?」
「いいよ、遊ぼうよ」
彼女は気さくにOKしてくれた。
「こ、これは……!」
勇気を振り絞ったかいがあった、と英二はこっそり後ろ手でガッツポーズした。
店内にいたもう2名のプレイヤーと一緒に半荘戦がスタートした。
五十六は後ろから覗き込んでそれぞれの打ち筋を興味深そうに眺める。
見たところ、大学生ぐらいのプレイヤーは、最近麻雀を覚えたばかりなのかな、と五十六は思った。
――打ち筋に哲学もないし、とにかく牌を揃えてはリーチするという戦法か。初心者のようだね。
もう1人、40歳ぐらいのおじさんは完全な防御型。じっくり役を作っていくのだが、誰かがリーチしたり、テンパイを匂わせるとベタオリするというタイプだ。
――これは運が良くないとアガれないだろうねぇ。麻雀では運は引き寄せるもの、この2人は容易くあなたに運を渡してはくれないと思うよ。
英二はオーソドックスにメンタンピン狙いの正攻法。オリる時は徹底してベタオリ。慎重な彼の性格が打ち筋にも出ている。
――基本に忠実で好感が持てるねぇ。ただ、防御重視の打ち筋だからアガるのは大変かな。ツモアガリには要注意だね。削られるのは痛いよ。
そして、つばめは牌効率重視の速攻型。如何に速く、如何に広い受けでテンパイを作るかを意識して手牌を作っているようだ。
――なるほどねぇ。うんうん、この面子だと速さに分がある彼女が有利に進められそうだ。
五十六の思った通り、勝負はほぼ英二とつばめの一騎打ちになった。2人が他の2人から点棒を削り取る戦いだ。
そして互いに35000点の状態で、南4局、オーラスを迎えた。
――このままじゃ2位か。ここは少し無理しても大きい手を狙ったほうがいいかな。
英二はそう思ってスタイルを変え、上目の役を目指して手牌を調節し始めたその矢先、つばめのほうから「ロン!」の声が聞こえた。
「ええっもうテンパイしてたの!?」
上がり手は平和(ピンフ)のみ、1000点。
「うん、速さには自信あるんだよね」
五十六の読み通り、決め手となったのは速さだった。
たった1000点、されど1000点。たった1000点差でも勝ちは勝ちなのだ。
「……女の子で基本がしっかり出来てるのは珍しいねぇ」
一局終えたつばめに五十六は話しかけた。
「ありがとう。麻雀はよく家族でしてるからなんか色々覚えちゃった」
「それはいいご両親だ。いつも打つ面子だと牌効率もしっかりしてなくてねぇ……だから打つ度にジュースや学食奢って貰えるのでゲーセン代が出るわけだけどね」
悪戯っぽい声で言った。
普段は1000点10円ぐらいの健全レートで遊んでいるらしい。
「君、DOGの天川さん……だよね。ゲーム好きだとは聞いてたけど、ほんとに強いんだね」
英二が言うと、彼女は小さく笑った。
「なんだ知ってたのに知らんぷりして話しかけたの?」
「え、ええとそれは……最初にそれを言ったら遊んでくれないかと思って……」
「そんなことないよ。あたし普通に対戦とかしてるよ」
「そうなの?」
「うん、アイドルファンとゲーマーってファン層被ってないから、気付かれることもほとんどないし。それに、あたしの出てる雑誌って女の子向けの雑誌が多いからね。そういう雑誌読んでる子はゲーセンにはあんまり来ないし。だからしれっとゲーセン行って遊んでるんだ」
「へぇそういうものかぁ」
「……DOG?」
首を傾げる五十六に、英二はアイドルだよ、と教えてあげた。
「ほぅ……アイドル。歌謡曲はよく知らないが若いのに立派だねぇ」
「歌謡曲って……」
おっさんくさい言い回しをする五十六に、つばめと英二はぷっと噴き出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月04日
参加申し込みの期限
2013年11月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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