this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
DOG110、寝子島に!
<< もどる
1
2
3
4
5
…
12
つぎへ >>
賑わう参道商店街には、軒を連ねた食べ物屋さんの匂いが漂っている。
今日は食べ歩きの日、と意気込んで来た
高梨 彩葉
もいろんなところから攻めて来る匂いに目移りしてしまう。
「うう……だ、だめよ。今日の最初の目的は決めてるんだから!」
最初のターゲットはコロッケ屋さんの限定コロッケパン。評判のメニューで小さなお店の前に行列ができてしまうほどなのだ。
「目移りしてる暇はないわ。並ばなくちゃ」
お店の前には既にもう列が出来ていた。
「でも、この人数なら私の分は大丈夫そうね、ふふふ」
思わず口元が緩んでしまいながら並ぼうとした彼女の目に、お店の前にぼーっと立っている女の子が飛び込んできた。
黒髪を三つ編みにした真っ赤なほっぺが目立つ女の子、そしてそんな風貌なのにサングラスをしているのが大分妙な感じの子、そうDOGの
かっぺちゃん
こと
山場狩 佳代(やまばかり かよ)
だ。
コロッケ、メンチカツ、トンカツに唐揚げといった黄金色のごはんのおともをうっとりと眺めている。
「あの子もコロッケパン狙いかな? ねぇ君、列はこっちだよ」
「ほえ? 列?」
きょとんとするかっぺちゃん。
「ここの限定コロッケパンを買いにきたんじゃないの?」
「限定ころっげぱん!? そんなにんまいの、こごのパン?」
なんかすごい訛ってる……と思いながら、
「そうだよ、美味しいんだよ。すーぐ売り切れちゃうんだから」
「そ、そりゃすげぇ。並ぶべ並ぶべ」
2人はお財布を握りしめ、サバンナのライオンのような目で列に。しばらく並んで無事にコロッケパンをゲット出来た。
待ちに待ったひとくち、彩葉はがぶりと頬張る。
その途端、彼女の上に光が差し込んだ。
カリッと揚がったコロッケにシャキシャキのキャベツ。ソースは野菜の甘みがふんだんに出たお店の特製。それらをふっくらしたパンが包んで……もう格別。
頬張った彩葉はむふむふと笑顔が、隠そうとしても漏れてしまう。
「んーしあわせ」
「うめぇこれ」
かっぺちゃんも初めて食べるこのお店のコロッケパンの美味しさに感動しているようだ。
「オラの村にはこっだらもんねがっだぁ。はぁやっぱ都会はすんげぇ」
「気に入った?」
「オラたまげたぁ」
「でもこの商店街はこんなもんじゃないよ。他にも美味しいものあるんだから」
「ほんどか? オラ、ここで食べ歩きしようと思っで来ただ」
「あ、そうなんだ。じゃあ一緒に回ろうよ。ここで会ったのも何かの縁だよね」
食べ歩きスト同士、通じ合うものがあったようだ。
「私は彩葉っていうんだ。よろしくね」
「よろすぐ。オラ、佳代っていうだ」
「佳代ちゃん……?」
「どうかしただか?」
「どこかで聞いた事あるような……」
それに、
「どこかで見たことあるような……」
こんなにインパクトのある子、見たら忘れなさそうなんだけど。
「どうしただ?」
「あ、ごめん。なんでもない。いこいこ」
商店街の中でも、ひと際目立っているのは
檜扇 舞華
だった。
なにせメイド服、頭の上に犬耳、それからお尻には犬尻尾という……風情ある商店街からは浮きまくりの格好なのだ。
けどこれ同人イベントに行くわけじゃなくて、彼女の普段着なのである。
ただのコスプレおねーさんに見えるけど、こう見えて代々続く従者の一族のひとり。舞華は時折お店の前で足を止め、品物を見定めたりしている。
仕える当主のためより美味しい食、より良い衣装、魅力的な店舗を探し出すのは使用人の務めなのだ。
――っていうのは建前だけどね。私たちだって美味しい賄いが食べたいもん。
そんな彼女のお眼鏡にかなったのは八百屋さんの漬け物。
「あ、これおいしー」
ほどよい塩気が上品だ。
試食の漬け物を突ついていると、ふと隣りでも試食に精を出す2人組が。そう、彩葉とかっぺちゃんだ。
「……あら芸能人」
情報通の舞華はすぐにぴんと来た。
「こんにぢは山場狩佳代さん。どうだべか寝子島は? こん島にゃうんめぇもんいっぺぇあっからゆっくり回ってくなんしょ」
「ややっ!」
かっぺちゃんはびっくりして目を丸くした。
「なんだべ、あんた。あんたも東北の出身かい? どこだんべ、宮城? 岩手? ふぐすま?」
舞華はくすくす笑って、
「いいえ、ごめなさい。訛リンガルです。これでも声優見習いですので」
訛リンガル=訛りバイリンガルとのことだ。
「はあすんげぇなぁ、完璧に東北弁だったべ。近所のねぇちゃんかと思っただ」
「今日はDOGのイベントの日でしたよね。ネコ生のいいネタになりそうなので、あたしもこのあと行こうと思ってます」
「そりゃ嬉しいなぁ」
そんな2人の横で、彩葉は頭を捻っていた。
「DOG……山場狩……佳代……」
そして「あ!」と声を上げた。
「思い出した! DOGの山場狩佳代ちゃん!」
「んだ」
「うわー、本物のアイドルさんだー!」
「なんだ急に。都会じゃあアイドルなんて珍しくもねぇべ。その辺にごろごろしてるもんなんだべ」
「どういう都会感!?」
かっぺちゃんの感覚はちょっと人とは違うみたいだ。
「でも寝子島でライブするんだね。すごいなー。私も見に行ってもいいの?」
「もちろんだ。遊びに来てくんちぇ」
「う、うん? くんちぇ?」
「福島の方言で“ください”ってことですよ」
舞華は通訳してあげた。
「ま、いいライブすんにはちゃんと栄養とらねとな。ほら、彩葉。次のおすすめおしえてくんちぇ」
「はいはい。じゃあ次のお店に行ってみよっかー」
<< もどる
1
2
3
4
5
…
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
DOG110、寝子島に!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月04日
参加申し込みの期限
2013年11月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!