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寝子島高校
星ヶ丘寮でプールパーティーをしよう
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【じゃんじゃん泳ごう】
「星ヶ丘寮、久しぶりだな」
プールサイドでくつろぐ高校生を見回し、
市橋 奏楽
はいささか肩身の狭い思いをしていた。
在学中に幾度か寮に足を運んだことはあるが、卒業してしまうと途端に縁遠い場所に思えてしまう。
この日はかねてより、弟の
市橋 誉
が暮らしている場所に興味があったところ、プール開きのパーティーがあるからと誘われて様子を見に来ることとなったのだ。
彼らと自分との間に大きな年の差はないはずなのだが、はしゃぐ高校生の姿はずいぶんと若々しく奏楽の目には映る。
「どうしたんだよ。奏楽だって今年の三月まで高校生だったろ」
「いや、そうなんだけどな……」
居心地の悪そうな奏楽の背中を、誉はぽんとたたいた。
「大丈夫だって。普通にしてれば目立たないから」
そう断言する誉は、この場になじんでいるようだ。
寮生活を始めたからだろうか。以前より少し大人びて見える。
(どこまで大きくなるんだろうな……)
くすぐったいような、寂しいような、そして見守り続けたいような気持ちになって、奏楽は目を細めた。
この先も、いくつになっても成長を見届けたいと考えて、まるで父親のようではないかと自嘲する。
(こんなこと考えているなんてバレたら、また子供扱いするなとか言って怒るんだろうな)
拗ねる顔が見たかったが、せっかく招待してくれたのに、最初から機嫌を損ねてもよくないかと考えて、ぐっとこらえた。
その誉は、奏楽に触れた手のひらを見たあと、じろじろと刺すような眼差しを向けてきた。
「誉、どうした?」
「……別に」
ふいっと視線を逸らされて、気になった。
もしかしてからかいたい欲求に駆られていたことに気づかれたのかとも思ったのだが、誉はすぐに気を取り直した様子でプールを指さした。
「せっかくだし、少し泳ぐか?」
「ああ、いいね」
誉と一緒に泳ぐのは、ずいぶんと久しぶりだ。
どうやら似たようなことを考えていたらしく、誉がつぶやくのが奏楽の耳に届いた。
「……小学生の頃以来、だな」
「奏楽、次、あそこまで競争な!」
誉が決めたゴールに向かって、二人そろってスタートをきった。
「あーっ、負けた!」
先にゴールに着いたのは奏楽で、誉はくやしく思いながらも、再び奏楽の身体に目を走らせた。
(なんだか……、やっぱりそうだよな)
普段は洋服に隠れていてわからなかったが、奏楽は意外と着やせするタイプだったのかもしれない。
(なんだよこの背中。あと腕とかも、筋肉がわりと……)
つい自分の身体と見比べてしまう。
誉だってピアノを弾くのだ。それなりに体力だってある。
(背丈も負けてるし。面白くないな……!)
子供の頃はこれほど差がなかったはずなのに、奏楽ばかりが成長していくようで気にかかる。
(奏楽から見たら、俺ってやっぱりまだ子供なのかな)
老けているというと言葉が悪いが、奏楽は落ち着きがある。
ゆったりと構えているところもゆとりがありそうなところも、好きだけれど素直に好きとは言えなかった。
「懐かしいな」
ふいに奏楽がつぶやいた。
「何がだよ」
「ほら、俺のほうの父親がよくプールに連れて行ってくれて、誉と一緒に泳ぎを習っただろう」
「ああ、……そうだったな」
誉ははーっとため息をついた。
「誉?」
「いや、それだけ小さな頃から一緒にいるんだなって思ったんだよ。そりゃ大きくもなるはずだよな」
奏楽が包容力を感じさせる微笑みを向けた。
「誉、大きくなったよな」
「なんだよそれ! 見てろよ、もっと大きくなってやるからな!」
顔が熱くなるのがわかって、ごまかすように水にもぐった。
誉も奏楽も、泳ぎは得意だ。すぐ後ろを奏楽が追ってくるのがわかった。
そのまましばらく、気ままに水が肌を滑る感触を楽しんだ。
二人で黙々とひたすら泳ぐ。別々に泳いでいても、一人じゃなかった。
(……ん? 待てよ。このままだと会話ができないよな)
ちらっと奏楽に目を向けると、呼ばれていると思ったのか、ぐんぐんこちらに泳いできて水面から顔を上げた。
「何?」
「奏楽、ちょっと休憩しよう。ホールに行こう」
「え、今?」
「そう!」
「……まあ、いいけど」
まだ泳ぎ足りなさそうな奏楽を連れて、誉はホールへ向かった。
「うわぁ、星ヶ丘寮のプールって、すっごい豪華!」
普段見ることのない光景に、
鴇波 羽衣
は興奮を隠しきれなかった。
水はキラキラ輝いているし、プールサイドにはゴミひとつ落ちていない。
パラソルの下で寝そべる学生たちも、優雅に給仕を受けている。
寮生の
十文字 若菜
にメールをもらって、羽衣は新しく買ったフリルたっぷりのピンクの水着を用意してきた。
「若菜せんぱいの水着、とってもかわいい!」
「羽衣ちゃんもかわいいよ~!」
若菜の水着は、青くてさわやかで、なのにとってもかわいくて、若菜によく似合っていた。
「よーし、羽衣ちゃん、今日はたくさん泳ごうねー!」
さっそく水につかる若菜に続いて、羽衣もプールに入った。
「わあ、水が冷たいっ」
「最初は冷たく感じるわよね。でも気持ちいいなあ」
「うんっ、冷たいけど気持ちいい!」
「だよね!」
ざぶんと泳ぎだした若菜を見習って、羽衣も顔をつけて水に浮かぶ。
プールの中は青くゆらゆら輝いている。
ゆっくりと水をかいて身体を慣らしていくと、やがて若菜が戻ってきてこう提案した。
「ね、向こうの端まで競争しない?」
「賛成-! 受けて立ちましょー!」
「負けないわよ!」
意気込んで笑う若菜は本気の顔をしていた。
「せーのっ」
若菜の合図で水に潜って、足でぐんぐん水を蹴る。
(若菜せんぱい、速い~!)
どうにか食らいついていったものの、距離が縮まらないまま端まで着いた。
「やったね!」
先に端に手をついた若菜が、くったくのない笑顔をみせた。
「わー、負けちゃったぁ……」
潜水での泳ぎだったからさほど差はつかなかったが、まだあまり得意ではない普通の泳ぎ方なら、もっと大差で負けていたはずだ。
「くやしいなぁ~」
「もう一本いく?」
「うんっ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月15日
参加申し込みの期限
2014年01月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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