this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
運命の鏡を覗いたら
1
2
3
4
5
…
8
つぎへ >>
◆
綾辻 綾花
の場合。
「きゃあ!」
と悲鳴を上げた直後。
綾花は廊下の暗闇にぼうっと白く浮き上がった人影が
早川 珪
と気付いて、ほっと緊張を解いた。
「珪先生。脅かさないでください」
そう口走った直後、ん? となる。
「先生、どうしてここにいるんですか?」
「ん? ちょっと気が向いてね、噂のおばけ屋敷を見に来てみたんだよ。――どうかした?」
軽い歩調で綾花へと近づいた珪は、食い入るように見つめている綾花に気付いて問う。
綾花ははっとなり、「なんでもないですっ」と慌てて否定した。
まさか鏡の魔物が珪の姿をして惑わせにきていると疑ったなんて、言えない。そんな非科学的な。
(きっと笑われてしまいます)
「ここ、そんな噂になってるんですか」
「昔からある噂らしいけど、最近子どもたちの間で再燃したみたいだよ。時期が時期だからね。
そんなことを言うってことは、きみは違うってことかい?」
「あ、えーと……」
答えに窮し。結局何もいい理由が思い浮かばず、正直に言った。
「読んでいた本に、運命の鏡について書かれていたんです。そうしたら最後、今は寝子島のここにあるって結ばれていたので……」
「好奇心が勝ったと。なるほど。
きみだけかい?」
「あ、いえ。私以外にも数名います。入り口でばったり出会って」
そのとき、ここには運命の鏡があるだけでなく、魔物が棲むおばけ屋敷だと聞かされたのだった。
何年も放置された無人の屋敷のはずなのに、窓に血まみれの人影があったり、階上で何か重い物が這いずる音がしたり、ケタケタ笑う不気味な声が聞こえてきたりするらしい。
何それ怖い、と思ったのだが、ここまで来た以上入らないで帰るのもあれな気がして、思い切って入ってみることにしたのだった。
「珪先生、一緒に行きませんか?」
「怖いの?」
「怖いです」
その返答に珪はくすくす笑って、「素直だね」と言いながらも一緒に歩くよう促してくれた。
気のせいか、いつもより近くに寄り添ってくれている気がした。肩から彼の熱が感じられるような気がして、どきどきしながら懐中電灯で先を照らしながら歩く。
自分たち以外にも何人か入っていると知っているのに、やはり広いせいかとても静かで、自分たち以外誰もいないように感じる。
「……珪先生は運命の相手って信じますか?」
「さあ。だけどそういうのは、あとになって振り返ってみないと気付けないものじゃないかな」
「そうなんですか?」
「現在進行形で気付けるなんてことは稀だと思う、幸・不幸と同じでね」
「じゃあもしかしたらもう出会っているのかもしれないです」
「そうだね」
「私……、私は、運命の相手は好きな人であってほしいと思います。
珪先生の運命の人も気になります」
「僕の? それは気にしてくれてありがとう」
部屋を1つ1つ覗きながら行くと、懐中電灯の光に照らされて、暗い室内にぼうっと白い鏡面が浮かび上がった。
「あっ、あれがそうかもです!」
目的の鏡が見つかったことに、怖さも忘れて室内へ踏み込む。かばんからろうそくとリンゴを取り出して、両手に持ってふと考え。
「珪先生から鏡の前へどうぞ」
「ん? でもそれはきみのでしょ」
「私は予備も持ってきてますからっ」
「そう?」
じゃあ、と珪はろうそくに火をつけると綾花のろうそくに火を移してから儀式を行った。
「どうです? 誰か映っていますか?」
はじめのうち、じっと待っていたものの、無言の珪の様子が気になって我慢しきれず聞いてしまう。
珪は振り向き、「いいや」と答えた。
「運命の相手が鏡に映るなんて、ただのおとぎ話だよ。がっかりした?」
「そんなことないです!」
鏡から離れた珪と交代して前に出た綾花がリンゴをかじって覗く。
じーっと暗い鏡面を覗き込んでいると、ぼんやりと、珪らしき人の姿が映った。
(やっぱり!)
ああよかった、とホッとする思いの後、うれしさがこみ上げてきて。
帰り道、珪にそのことを話した。
自分でも興奮しているのがわかっているけれど、映った相手が珪だったことを口にしたくてたまらない気持ちを抑えるのに苦労する。
「珪先生は、本当に見えなかったんですか?」
「見えなかったよ、きみ以外ね」
「えっ……?」
それって……。
「でもほら、あの時きみもいたから。きみが映り込んだってだけでしょ」
「そんなことないです! 私、後ろにいませんでした!」
「いたよ。隅のほうにちらっと映り込んでた。興味津々顔をして」
思い出したのか、くすりと笑う。
「絶対、絶対違います! それ、私じゃないですってば!」
いや、私であってほしいけど! でもそれはあの時の私じゃなくて!
綾花は必死に珪に違うと訴えたが、珪はくすくす笑うばかりでとりあってくれなかった。
1
2
3
4
5
…
8
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
運命の鏡を覗いたら
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
寺岡志乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
ホラー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年09月17日
参加申し込みの期限
2022年09月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年09月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!