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一方、こちらはキャットロード。
ビジュアル系バンドマン・蜉蝣に続き、このろっこんの犯人と疑われている
楽器店の店主
。
彼と接触するため、
アガサ・プレラチ
は店に向かう途中だったのだが、問答無用で流し込まれる音楽は強烈で、頭を抱えていた。殴りたい、眠りたい、踊りたい、脱ぎ出したい、愛おしい……様々な感情が交錯する。
(アガサ、アガサ、アガサ……貴方は何ですか? 貴方はそうじゃないでしょう?)
そう言い聞かせて平静を取り戻そうとするのだが、音楽はあまりにも強力で太刀打ちすることは出来なかった。
「う……! 踊りたくないのに、踊りたくなってきました……!」
混沌とする通りの一角に、
中村 優子
と
大久保 仙太郎
の姿があった。
「人形劇団さびねこのキャットロード公演! 良かったら見ていってください」
「本日の演目は『赤ずきん』。さぁ始まり、始まり〜!」
二人は、音楽に振り回されて不安がる人たちを励ますため、路上で人形劇を見せている。赤ずきんが優子、おおかみが仙太郎だ。頭の中ではダンスミュージックが流れているので、二人は踊りながら、まるでミュージカルのように赤ずきんを演じる。
「ラララ♪ どうしておばあさんのお口はそんなに大きいの〜♪」
「それはね〜ラララ♪ お前を食べるためだよ、ガオー!」
しかし、みんな踊るのに忙しくて人形劇を見る余裕なんてなかった。
「……く、もうクライマックスだと言うのに、全然見てくれない」
「いいえ、大久保くん。まだ諦めるには早いわ。私の用意した台本をよく見て」
「台本……? はっ、ま、まだ続きが山ほどある!?」
「私の書いた赤ずきんの脚本では、まだこの辺はほんの触りよ。これから、赤ずきんとおばあさんとおおかみと猟師のドロドロの人間ドラマが続くの。赤ずきんと猟師の不倫とか……。おばあさんによる赤ずきんイビリとか……。どんどん盛り上がるから、皆こっちに釘付けになるわ」
「なにその赤ずきん」
「……ヘッドフォンを買いに?」
園部 流花
がそう言うと、
浅沼 柳司
は大げさに肩をすくめた。
「ほら俺のろっこん、誰かの口笛を聞くたびに発動して、そのたびに服をダメにしてまうやろ。ノイズキャンセラ付きのヘッドフォンやったら、街で口笛鳴っても、ろっこん発動せんようになるかな思うて」
「なるほど。それは切実な問題だね」
「つーわけで、楽器屋に付き合って。お礼に猫柄のピックでもプレゼントしたるわ」
「猫柄……」
猫好きの流花の口元がわずかに緩む。
「……そういや、さっきから俺の頭ん中で音楽なってるんやけどさ。それが知らん歌なんよなー。何やろうな」
「え? 柳司さんも? 僕もさっきから変な曲が聞こえてるんだけど……」
「ええ感じのジャズが流れとるよな」
「う、うん……」
しばらくして店に着く。店の前には、たくさんの猫が、猫の集会さながら集まっていた。
「ね、猫がたくさん……」
猫好きの流花の口元が更に緩む。
猫は野良の猫だろう。カリカリと扉を引っ掻いて、心配そうに声をあげている。
「猫好きのおじさんって聞いてるけど、本当に猫が好きで、猫にも愛されてる人なんだな。最近、店を閉めてるって話だから、心配して集まったのかもしれないね」
「うーん、店は閉まっとるみたいやな……」
二人に続いて、
芹沢 梨樹
が店に到着した。梨樹はヘッドフォンで音楽をガードして、なんとか平静を保っている。
「閉まっているのか。こそこそ何かしていたというのが気になったんだが……」
仕方が無いので、とりあえず店の近所の人に聞き込みをしてみることにした。
「すみません。お店が閉まってるみたいなんですけど、何かご存知ありませんか?」
「楽器屋さん? しばらく留守にしてたみたいだけど、昨晩帰ってきたよ」
近所のおばさまが答えてくれた。
「お店の看板になるような、特注ギターを作ってるとかで、よく工房に脚を運んでるんだってねぇ。昨日、大きな荷物を抱えてニコニコ帰ってきたのを見たよ」
「荷物、ですか……」
「それより、あんたかわいいねぇ。おばちゃんとしっぽり……」
「い、いえ、大丈夫です」
その時、
レナ・フォルトゥス
が店の裏から出てきた。
高そうなヘッドフォンで音楽をガードする彼女は、店の前にいる生徒に気付くと、音楽の音量を少し下げて首を振った。
「ダメ。裏口にも鍵がかかってるわ」
「そうか……」
四人は腕組みをして唸る。
そこに、
風雲児 轟
と
彩華 紫乃愛
がやってきた。どことなく漂う、犯人探しをする刑事のような雰囲気に、轟は眉を八の字にする。
「まさかお前ら、おっちゃんがなんかしたって疑ってるのか? 馬鹿言っちゃいけねえよ! おっちゃんはただの猫が好きな楽器屋だぜ? こんな事するわけねえ!」
店主の安否を心配する轟は、店の扉を激しく叩いた。
「おっちゃん、無事か! 返事をしてくれ!」
けれども返事はない。
「何かあったのかしら……」
そう言う紫乃愛の手を、轟はぎゅっと握りしめる。
「大丈夫、おっちゃんは絶対無事だから!」
「……そうね。ごめんなさい」
「彩華のことも俺が守る! だから心配すんな!」
「え、う、うん」
ヒーロー然としてアピールする轟は、ちょっとジャズに飲まれてるようだ。
その時、中からおじさんの声が聞こえた。
「……僕は大丈夫。だから、放っておいてくれ……」
「おっちゃん!」
轟と紫乃愛は顔を見合わせる。
「放っておけるかよ!」
「おじさん、出てきて。顔を見せて」
更に梨樹とレナも声をかける。
「お願いします。この状況を解決するのに、おじさんの協力が必要なんです」
「少しだけでいいの。あたし達の話を聞いて」
それから、柳司と流花も。
「ヘッドフォン買いに来たんや。店、開けてぇな、おっちゃーん」
「僕も猫が好きなんです。お話しましょう」
けれども、おじさんが出てくる気配はない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
ホラー
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
189人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月22日
参加申し込みの期限
2012年12月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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