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LUCK COMING ~いつもそばに猫がいた~
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【
屋敷野 梢
と
壬生 由貴奈
の場合】
その日、
屋敷野 梢
と
壬生 由貴奈
は、夕暮れの寝子ヶ浜海岸にシーグラスを集めにやってきていた。
「さーて、今日はバケツいっぱいになるまで集めますよ!」
白と黒のツートンカラーのビキニをまとい、梢は声高らかに宣言する。
「おー、梢ちゃん、やる気いっぱいだねぇ。まあ、うちはほどほどにがんばろ~っと」
他方、カフルなフリルつきの水着を身につけた由貴奈は、お世辞にもやる気があるとは言えない眠たげな顔でゆる~く宣言する。
まとう水着も性格も異なる二人だが、なんだかんだで仲が良い。
早速、二人は夕日で赤みがかった砂浜に目を凝らす。少し薄暗いとはいえ、キラキラと太陽の光を反射するシーグラスを見つけることはそれほど難しくない。
「お、さっそく見つけました。青、緑、紫。よりどりみどりですね~」
梢は、浜辺に打ち上げられたシーグラスを見つけるたびに、三つ編みの髪を揺らして小走りに駆け寄り、ひょいひょいっとバケツにそれらを突っ込んでいく。
「これだけあれば新しいビンが何本作れるかな~」
由貴奈も梢ほどのやる気は感じさせないものの、打ち寄せる波の音をBGMに捜索活動を続けている。もっとも視界に入ったガラスは片端から梢が拾い上げてしまうため、なかなか出番は訪れそうにない。楽でいいけど。
「あ、そういえばさぁ、梢ちゃんはラッキーキャットの噂って聞いたことあるぅ?」
ふと思い出したように由貴奈がやはり眠たげな顔で問いかける。
「ラッキーキャット? そりゃ話ぐらいは聞いたことありますよ。まだお目にかかったことはありませんが」
そもそも、不思議・怪奇現象がシーグラス以上によりどりみどりの寝子島である。幸運を呼ぶ猫の噂の一つや二つ、ない方がおかしい。
「うちも話を聞いただけで、見たことはないんだよねぇ~。今日、偶然見つかったりしないかなぁ」
別段、強い意欲を見せるわけでもなく、世間話のように言いながら由貴奈はあたりを見まわす。
夕暮れの寝子ヶ浜海岸はいつになく人が多かった。
もうすぐ終わる夏を惜しんで来た人も多いだろうし、あるいはラッキーキャットの噂を聞きつけて探しに来た人もいるかもしれない。
「ああいうのは、見つけようと思うと見つからず、見つけるつもりがいないときにあっさり見つかったりしますからね~」
梢も釣られたように海岸をぐるりと見渡してみる。
浜辺には見知った顔も多いが、猫もちらほら見かける。
ビーチサイドに敷いたシートの上に寄っていく猫、ビーチチェアでくつろぐ人の膝の上に乗りに行く猫。この島の猫は総じて人懐っこい。島民の多くが猫好きであることを知っているからだろう。
「この中に一匹、ラッキーキャットがいたりしないかな~?」
由貴奈はそう言ってみるが、その表情は自分で自分の言葉を信じていないように見えた。
「いるかもしれないし、いないかもしれない、ってところですかねぇ~。あ、幸せじゃなく、トラブルを呼ぶ灰色猫なら確実にいましたけど」
あ、と声を出して指さした先にいたのは目つきの悪い猫――テオだった。
また何か神魂のトラブルかと思ったが、今日は彼もオフらしい。
「さて、と。壬生せんぱーい、見てください。こんなにたくさん集まりましたよ~」
梢が手を振って、由貴奈の方に近づいてくる。
「お、うちも綺麗なやつ見つけたよぉ」
ちょうどそのとき由貴奈も足元にキラリと輝く大きなガラス片を見つけたのだった。
「これで四つめかな。うん、うちにしては頑張った方じゃないかなぁ」
にへらと笑って梢に見せると、梢も「おお」とシーグラスに負けないぐらい目を輝かす。
「キレイですね~。さすが壬生先輩! あ、ほらほら、私のも見てくださいよー」
梢は透明なバケツに3分の1ほど満たされたシーグラスの中から、特にお気に入りだったものを壬生菜に見せる。
「おお、綺麗だねぇ~。夕焼けが反射して宝石みたいだねぇ」
由貴奈も眠たげな瞳を輝かせて、梢と二人微笑み合う。
あるいは、こんな穏やかで幸福な時間もまた、さっき見た猫達にまぎれこんでいたラッキーキャットからの送りものなのかもしれないと二人は思った。
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グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
NPC交流
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
74人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年07月23日
参加申し込みの期限
2022年07月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年07月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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