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LUCK COMING ~いつもそばに猫がいた~
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「わぁっ?!」
と
水守 流
が足を滑らせていた。どうやら飛びかかってきた猫に驚いてしまったようだ。
「危ないな」
咄嗟に子夜が腕を掴む事で温泉に落ちる事はなかったが、流はしりもちをついてしまう。
「……大丈夫?」
「あぁ……。いてて、ケツ打っただけだ、致命傷じゃない」
流はお礼を言いながらもTシャツが濡れなくて済んだ事に安堵している。本当は、お尻がちょっと濡れて恥ずかしい事になっているなんて言えないが……。
(とりあえず、乾くまで待つしかねぇな……。ったく、ツイてねぇ)
流は痛むお尻を押さえつつ辺りを見る。改めてみると、この島は猫が多い。彼もまた噂の猫を探してやってきた一人だった。
(改めてみると、ホント、ここって猫が多い街だよなぁ。いつもどこかで見かけるし)
自分にすりよってきた猫を撫でながら、流はしみじみと振り返った。
一方、流が上げた声でびっくりしたのか、一匹の猫が
鈴野 海斗
の頭の上へ飛び乗っていた。……が、海斗は抱っこしていた猫とのんびりぽやぽやと足湯を楽しんでおり、これぐらいでは別に驚かない。彼は流の様子を伺いつつもまったりする事に重きを置く。頭の上に乗った三毛猫も気にせずまったりしている。
「ん? ちょっと頭も温かくなったなぁ」
なんてのんびり言いながら水面を見、漸く猫が頭の上に乗っている事に気付いたぐらいである。因みに頭に乗っているのは子猫ではなく成猫だと付け加えておこう。
……海斗君、凄くないか??
(首、大丈夫なのかなぁ)
なんとなく見ていた
春山 小枝
が首を傾げたが、それすら気付いていないように見えてしまうほどである。そして当の本人はというと、
(気持ちいいべ……)
とほのぼのまったりと足湯と猫のぬくもりを楽しんでいるご様子。
抱っこしている猫を撫でれば、その子も「なぉ」と小さく鳴いてのんびりしている。流はその光景を見ながら「ちょっと羨ましいなぁ」と思った。
「なぁ、鈴野。その猫あったかそうだな」
「本当にあったかそう。いいなぁ」
流の言葉に小枝もうんうんと頷いている。彼女も羨ましいと感じたらしい。
「そうだなぁ。ちょっと頭が重いけんど、温かくてうとうとして……」
「……気付いてねーの……?」
「うんにゃ? 知ってるべ。でも平気だ」
流は海斗の頭の上に乗った猫をジト目で見る。が、猫はくわぁ、とあくびを一つすると海斗の頭の上でうとうとし始めた。小枝は思わず「かわいい」と呟くが……やはり海斗の首が気になった。
(やっぱりこれ、ちょっと首が辛いんじゃ……?)
(よく乗せたままうとうとできるよねぇ……)
小枝と顔を見合わせ、流は「おい、猫? ねーこ?」と声をかけるも来ない。子夜からゆで卵を貰い、少しばかりちぎって見せるも、猫はすうすうと寝息を立てるだけ。
「……辛くないか?」
「んー?」
流の問いに、海斗はあくびを堪えながら首をちょっと傾げる。本人は「あ、ちょっと重くて暖かいべ」としか思っていないらしい。
「辛くなったら、言えよ?」
流の言葉に、海斗は「ん~……」と眠たそうに返事をするだけである。
「とりあえず、落ちないように見ておいた方がいいじゃろう」
ルーシーの言葉に、流たちは頷いた。
蛇足だがその後船をこいた海斗の頭から猫が落ちそうになり、彼の頭に爪を立てたが海斗は笑って「大丈夫だべか?」と受け止めて逃がしてあげたぐらいである。懐が深い。
「でも、ちょっと……羨ましいかもしれないねぇ」
ぽつりと小枝が呟き、流は「そうか?」と怪訝そうに首を傾げた。彼女はふふっ、と柔らかい笑顔で頷く。
「だって、頭もぬくぬくならよく眠れそうって……。首が疲れないように、横になっている時に頭の先にいてくれると似たような体験ができるかな?」
「どうだろーなー。猫って気まぐれだし」
小枝がふわふわとした笑みでわくわくしながらそう言えば、流は少し首をかしげる。でも、頭の直ぐ先に愛らしい猫……。これからの季節には実にいいかもしれない。
「『見たら幸せになる猫』もいいけど、いつもそばにいる猫もいいもんだな」
「そうだねぇ」
なんて流は言いながら表情を少し緩め、小枝も頷いた。
ほっこりとした小さな幸せが、確かにそこにはあった。
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グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
NPC交流
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
74人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年07月23日
参加申し込みの期限
2022年07月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年07月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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