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【１０周年】吾輩は見た ～かぎしっぽオンニャイン配信中！
【＃08 ニャンと素敵なファッションショー（１）】
こんばんニャ。
今夜はちょいと趣向を変えまして、とあるイベントにお邪魔しておりますニャ。
ごらんください、このきらびやかなステージ！ 今からあそこで、出演者が思い思いのアピールを披露するのです。
向こうの審査員席では、眼光鋭い猫たちがずらり揃って、イベントの始まりを今か今かと待ち構えておりますニャ。
「ていうか……なんですの、これ？」
「ステージ？ かなあ」
「どうしてボクたちがこんなところに……」
出演者はこちら。アイオ・キャンドライトちゃんに佐藤 英二くん、音海 なぎさちゃ……くん……ちゃん？
……以上の三名ですニャ。
おおっと、さっそく始まるようですニャよ？
「よくぞ来た。人間たちよ」
「……猫がしゃべってる」
「しゃべってるね……」
おほん、ニャン！ とせきばらいして、審査員長のバーミーズが本題を切り出しましたニャ。
「君たちにはここで、とっておきのファッションを披露してもらう。ファッションショーニャ！」
「ファッションショー？ ですの？」
「あたしたち、人間の身にまとう『フク』に興味があるのよねぇ」
審査員のヒマラヤンは、身を乗り出してやる気まんまんですニャ。
「私たち猫には、自前の毛皮がある。もちろん自慢の毛並みだし卑下するつもりはないけれど、着飾った人間たちを見ていると、羨望を押えられニャい……この気持ちは一体なに？」
「そこで我々は、人間のファッションというものを研究することにしたのニャ」
もう一匹の審査員、巨漢のベンガルが爪を一本立てて、アイオちゃんの鼻先にぴっと突きつけます。もちろん人間よりは小さい猫ですニャけど、その威圧感たるや、パないですニャ。
「我々に、お前たちの渾身のファッションを見せてほしいニャ。きらびやかに飾られる時、お前たちの内に輝く魂のきらめきが、我々にすばらしいインスピレーションをもたらしてくれる……！」
「そんな予感がするのだよ。さあ、ファッションショーの開幕ニャ！」
バーミーズが宣言すると、カッとともる照明の中に、アイオちゃん、英二くん、なぎさくん……ちゃん、くんが浮かび上がります。
突然呼び出されて始まったこの舞台に、三人はどうにも、困ったお顔をしておりますニャけど。まあそこは寝子島住まいのサガ、というものでしょうかニャ。
「どうやら、やるしかなさそうですわね！」
「ファッションかあ。あまり自信はないけど……」
「う～ん。ボク、どっちで出ようかな？」
どうやら、やる気みたいですニャ。
必見ですニャ～。
ぎらりひらめくスポットライトはまるで、レーニャービームですニャ！
「エントリーＮｏ．１、アイオ・ニャンドライト！ どうぞ！」
でんでんででん、すたたんすたん、ノリノリのＮ－ＰＯＰとともにステージへ現れたのは、トップバッターのアイオちゃんですニャ。
「アイオのとっておきのファッションは、これですわー！」
＼ニャニャーン！／
あっ、これ見たことありますニャ。ネココーのセイフク、というやつですニャ。
審査員の猫目がきらりと輝きます。
バーミーズ「ほほう！ 形式ばった格式や気品を印象付けながら、アレンジの余地も残す自由な気風も感じさせてくれるな。うむ」
ヒマラヤン「あなたほしびとだったのねぇ。私たち猫のしなやかな美しさと、人間の器用さ、幅広く受け入れる度量を合わせ持つ……素敵じゃニャぁい？」
ベンガル 「スカート、というのだったかニャ。その下はどうなっているのかね？ ちょっとめくってみてくれニャいか」
アイオちゃんはスカートの裾を翻らせながらくるりっと一回転して、カッコイイポーズもキメキメですニャ。
「これはアイオの通う学校の制服ですわ！ あ、いえ、今は妹が代わりに通ってるんですけど」
ガッコーに行くにはセンセーのキョカが必要らしいですけど、アイオちゃんは勝手に通ってたそうですニャ。
分かります。行きたいところに行けばいいし、したいことをすればいいですのにニャア、人間は毎日決まった時間に同じことをして、決まった場所でウンチをして、ダメと言われたことはやらないのですニャ。きゅうくつなモンですニャ、人間って。
ただそんな中でも、主張したいことがあるそうでして。
「それぞれに個性を際立たせる服を着るのも、みんなで同じ制服を着ていながら、制約の中で自分なりの個性を追求するのもファッション！ と、アイオは思いますわ」
「ふむふむニャ」
「そしてその人を素敵に演出するファッションは、決してひとつではないのですわ！ ミュージック・スタート！！」
でんでんででん、すたたんすたん。
アイオちゃんの配信用コスチュームや、星幽塔のお店で着ているドレスの早着替えを交えつつ、歌にダンスもいっぱいのステージニャ！ ボクもついついステップ、踏んでしまいました。
サイコーにゴキゲンなアイオちゃんのパフォーマンスに、審査員も大喜びですニャア。
こんばんニャ。
今夜はちょいと趣向を変えまして、とあるイベントにお邪魔しておりますニャ。
ごらんください、このきらびやかなステージ！ 今からあそこで、出演者が思い思いのアピールを披露するのです。
向こうの審査員席では、眼光鋭い猫たちがずらり揃って、イベントの始まりを今か今かと待ち構えておりますニャ。
「ていうか……なんですの、これ？」
「ステージ？ かなあ」
「どうしてボクたちがこんなところに……」
出演者はこちら。アイオ・キャンドライトちゃんに佐藤 英二くん、音海 なぎさちゃ……くん……ちゃん？
……以上の三名ですニャ。
おおっと、さっそく始まるようですニャよ？
「よくぞ来た。人間たちよ」
「……猫がしゃべってる」
「しゃべってるね……」
おほん、ニャン！ とせきばらいして、審査員長のバーミーズが本題を切り出しましたニャ。
「君たちにはここで、とっておきのファッションを披露してもらう。ファッションショーニャ！」
「ファッションショー？ ですの？」
「あたしたち、人間の身にまとう『フク』に興味があるのよねぇ」
審査員のヒマラヤンは、身を乗り出してやる気まんまんですニャ。
「私たち猫には、自前の毛皮がある。もちろん自慢の毛並みだし卑下するつもりはないけれど、着飾った人間たちを見ていると、羨望を押えられニャい……この気持ちは一体なに？」
「そこで我々は、人間のファッションというものを研究することにしたのニャ」
もう一匹の審査員、巨漢のベンガルが爪を一本立てて、アイオちゃんの鼻先にぴっと突きつけます。もちろん人間よりは小さい猫ですニャけど、その威圧感たるや、パないですニャ。
「我々に、お前たちの渾身のファッションを見せてほしいニャ。きらびやかに飾られる時、お前たちの内に輝く魂のきらめきが、我々にすばらしいインスピレーションをもたらしてくれる……！」
「そんな予感がするのだよ。さあ、ファッションショーの開幕ニャ！」
バーミーズが宣言すると、カッとともる照明の中に、アイオちゃん、英二くん、なぎさくん……ちゃん、くんが浮かび上がります。
突然呼び出されて始まったこの舞台に、三人はどうにも、困ったお顔をしておりますニャけど。まあそこは寝子島住まいのサガ、というものでしょうかニャ。
「どうやら、やるしかなさそうですわね！」
「ファッションかあ。あまり自信はないけど……」
「う～ん。ボク、どっちで出ようかな？」
どうやら、やる気みたいですニャ。
必見ですニャ～。
ぎらりひらめくスポットライトはまるで、レーニャービームですニャ！
「エントリーＮｏ．１、アイオ・ニャンドライト！ どうぞ！」
でんでんででん、すたたんすたん、ノリノリのＮ－ＰＯＰとともにステージへ現れたのは、トップバッターのアイオちゃんですニャ。
「アイオのとっておきのファッションは、これですわー！」
あっ、これ見たことありますニャ。ネココーのセイフク、というやつですニャ。
審査員の猫目がきらりと輝きます。
バーミーズ「ほほう！ 形式ばった格式や気品を印象付けながら、アレンジの余地も残す自由な気風も感じさせてくれるな。うむ」
ヒマラヤン「あなたほしびとだったのねぇ。私たち猫のしなやかな美しさと、人間の器用さ、幅広く受け入れる度量を合わせ持つ……素敵じゃニャぁい？」
ベンガル 「スカート、というのだったかニャ。その下はどうなっているのかね？ ちょっとめくってみてくれニャいか」
アイオちゃんはスカートの裾を翻らせながらくるりっと一回転して、カッコイイポーズもキメキメですニャ。
「これはアイオの通う学校の制服ですわ！ あ、いえ、今は妹が代わりに通ってるんですけど」
ガッコーに行くにはセンセーのキョカが必要らしいですけど、アイオちゃんは勝手に通ってたそうですニャ。
分かります。行きたいところに行けばいいし、したいことをすればいいですのにニャア、人間は毎日決まった時間に同じことをして、決まった場所でウンチをして、ダメと言われたことはやらないのですニャ。きゅうくつなモンですニャ、人間って。
ただそんな中でも、主張したいことがあるそうでして。
「それぞれに個性を際立たせる服を着るのも、みんなで同じ制服を着ていながら、制約の中で自分なりの個性を追求するのもファッション！ と、アイオは思いますわ」
「ふむふむニャ」
「そしてその人を素敵に演出するファッションは、決してひとつではないのですわ！ ミュージック・スタート！！」
でんでんででん、すたたんすたん。
アイオちゃんの配信用コスチュームや、星幽塔のお店で着ているドレスの早着替えを交えつつ、歌にダンスもいっぱいのステージニャ！ ボクもついついステップ、踏んでしまいました。
サイコーにゴキゲンなアイオちゃんのパフォーマンスに、審査員も大喜びですニャア。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2022年06月16日
- 参加申し込みの期限
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- 2022年06月23日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2022年06月23日 11時00分
