【１０周年】吾輩は見た～週刊かぎしっぽのねこねこ記者｜リアクション

【１０周年】吾輩は見た～週刊かぎしっぽのねこねこ記者

●週刊かぎしっぽvol.XX132『巻頭グラビア～白真白ちゃん』

　夏にゃ！　水着にゃ！
　今号の巻頭グラビアはシーサイドタウン在住のカードバトラー、白真白ちゃんにゃ！

　コンテストが終わっても、寝子島は『けもの』ブーム。
　人間たちは猫耳をつけたり狼尻尾をつけたりと思い思いにけものになりきっているにゃ。
　真白ちゃんはヤギ耳とヤギ角をつけているにゃ。
　ヤギさんといえば、草食で大人しい動物ってかんじにゃけど、人間たちはヤギの頭は悪魔のイメージもあるみたいにゃ。相反する２つのイメージが真白ちゃんという存在に融合すると、結果、えろかわいい感じにゃ。
「あっ、猫ちゃん。いっしょに遊ぼ！」
　見つかったにゃ！
　吾輩猫にゃから、海は好きにゃけど全身ずぶ濡れになるような水浴びはどっちかというと苦手にゃー。
　ってもう抱き上げられちゃったにゃ！

「そーれ！」
　ぽよーん！

「ほらー」
　ぽよーん！
　
　けっしていっしょにビーチボールを楽しんでいるわけじゃないにゃ。
　わ、吾輩、わが、はい……、

「楽しいねっ」

　ぽよーん！
　宙を飛んでいるにゃ。
　真白ちゃんのたわわな胸でバウンドして、ぽよんぽよんと弾んでいるにゃ。
　な、な、なんか布の面積すくなくないかにゃ？
　真白ちゃんの肌に直接あたって、柔らかくってヒヤッと冷たくって、吾輩、動揺の極みにゃ。
「えへへ。私も実はネコだったりしちゃうのでー」
　真白ちゃんもネコなのかにゃ？
　ヤギ角だけどネコなのかにゃ？
　不思議に思っていると、友だちが来たみたいで吾輩、砂浜に下ろされたにゃ。
　手を振っているのはゲームショップ『クラン＝Ｇ』の看板娘の三佐倉千絵ちゃんと、真白ちゃんのお友だちの芋煮紅美ちゃんにゃ。
　ふたりとも水着姿で、ビーチボールを持って来たにゃ。
　吾輩はお役御免。
　お友だちが来て、真白ちゃん楽しそうにゃ。

「ぽよんぽよんにゃー」
「ぽよーん、ぽよーん」