【１０周年】吾輩は見た～週刊かぎしっぽのねこねこ記者｜リアクション

【１０周年】吾輩は見た～週刊かぎしっぽのねこねこ記者

●エピローグ

「にゃーあ（ふう、ようやく全部の取材メモを取り戻したにゃ）」
　長い一日だったにゃ。
　けれど充実した一日だったにゃ。
　タルトちゃんはしっぽを振り振り。
「にゃー（思ったほどBL要素に出くわせなかったなー。けど、まあいっか！　ところで、もう一か所だけ、取材してみたいところがあるんだけどいいかな？）」

　タルトちゃんに連れられてやってきた場所は、期間限定猫耳カフェ。
「にゃにゃ（ここには猫耳メイドさんだけじゃなくて、猫耳執事もいるんだよ）」
　息が荒くなるタルトちゃん。さっそく猫耳男子に突撃していっちゃったにゃ。
「いらっしゃいませー」
　吾輩をお出迎えしてくれたのは巫部紫苑ちゃんだったにゃ。
　吾輩、知っているにゃ。紫苑ちゃんは食べるの大好き、異次元みたいな胃袋の女の子にゃ。あっちこっちのお祭りで全メニューを食べつくすとかしているにゃ。
「取材ですか？　肉球ケーキや猫コーヒーはいかがでしょう」
　にゃるほど、猫に因んだメニューがあるのにゃー。
　でも吾輩、『にゃ～る』のほうが……。
「もちろんありますよ」
　にゃんと！　人間だけでなく猫にも至れり尽くせりにゃ。

「ところで、ひとことだけよろしいでしょうか？」
　何にゃ？

「１０周年おめでとうございます！」

　にゃんのことかわからにゃかったけれど、ここは寝子島。
　不思議なことはいっぱいあるにゃ。
　だから吾輩、こう答えたにゃ。

「にゃー（ありがとうございますにゃ。今後とも末永くよろしくお願いしますにゃ）」

＜了＞

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あとがき

担当マスター：笈地行
ファンレターはマスターページから！

ご参加ありがとうございます。笈地です。

１０周年記念のシナリオを担当させていただき大変光栄です！
イラスト選びからアドリブという方も半数以上いらして、
うわーどれにしよう、あっちもいいな　などと嬉しく悩みました。
わたしもかなり初期から活動させて頂いて、
らっかみ！歴１０年になるので、
ご参加いただいたみなさまとは
同じ島内の顔見知りという気持ちになっています。

たしかあんなことがあったはず～などと
記憶を呼び起こし、かつてのシナリオを読み返したりして
楽しく書かせていただきました。

場面によっては、
懐かしいあのPCさんもカメオ出演していたりします。
あのとき実はこんなことも起こっていたのかなあなんて
楽しんでいただけたら嬉しいです。

それではまたお会いしましょう。笈地でした。

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