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<異世界アルカニア2>輝くは水晶の森、かざすは勇者の剣
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キラキラと光る水晶の森の奥。
巨大な水晶の樹に突き刺さる様にして小型の飛空艇が黒煙を上げている。火災は起きてはいないようだ。
甲板に飛び出した
八神 修
は右舷側の設置型マシンガンの銃座に座るとゆらゆらと蠢く影たちの方へその銃口を向けた。影たちの正体は背中に水晶の花を生やした怪しげなゾンビたちである。
「常闇は左舷を頼む。ちーあは機体の面倒を。ツクヨは護衛と接近してくる敵の始末もいいかな?」
「ええ、お任せください」
八神から数秒遅れ、甲板へ飛び出してきた
常闇 月
は彼とは反対側の銃座に座る。小型飛空艇の周囲は霊のゾンビに囲まれていた。撃てば大体誰かには当たる、そんな危機的状況下である。
八神の声を聴いたちーあはわかったのですよ、と言い小型飛空艇の応急修理へ掛かる。飛空艇を作った彼女にしかこの船は直せないのだ。
その時、ゾンビの一団が八神と常闇の銃撃を掻い潜って飛空艇へと近づいた。だがその前にふわりとひとつの影が下りる。それは金髪紅眼の女性、ツクヨであった。
「あひゃはっ! ここは通しませんよぉッ! さあ、アナタたちはどんな声で鳴くんでしょうねぇ!?」
狂気に染まった笑顔を見せながら赤い鎖を振り回し、接近するゾンビの集団を打ち据えると倒れたゾンビたちへ容赦のない斬撃の嵐が降り注ぐ。ズタズタに斬り裂かれたゾンビたちはただの動かぬ肉隗となった。
一見、狂戦士のように好き勝手に戦っているように見えるが、彼女はちーあに接近しようとするゾンビのみをターゲットにしており彼女の護衛という目的は把握しているようだった。
それを見て八神は安堵する。ツクヨは強いが戦闘狂の面がある。普段の彼女ならいざ知らず、戦闘中の彼女が素直に提案を聞き入れるか少々不安だったのだ。
「よし、ツクヨに任せておけばちーあの方は大丈夫そうだ。常闇、あのゾンビたちを近寄らせるな!」
「わかりました! 此方へは絶対に近寄らせません」
八神は手始めに、ろっこんを妨げている水晶の樹をある程度、破壊しようと考えた。これらを破壊できればろっこんや身体能力の半減が和らぐかもしれないと。
マシンガンの狙いを木の根元に合わせ、トリガーを引いた。小気味のいい射撃音が響き渡り、銃口から雨のように弾丸が吐き出された。
だが、その弾丸は水晶の樹の表面を貫通出来ずカンカンっと金属に当たったような音を響かせ、弾かれてしまった。どうやらこの銃座の弾では破壊することは難しいようだ。八神は苦い顔を浮かべる。
(くっ、予想以上に樹が硬いか。なら、どうする? 燃やしてみる? いや……金属のような音が響いたことからある程度の耐火性もあるだろう。どうする……)
考えながらも彼の手は迫るゾンビを打ち倒すことを忘れない。ゾンビを迎撃しながら、八神は頭の中をフル回転させていた。
「ツクヨさん、ゾンビなら炎が効くかもしれません。炎の魔法を使ってみては?」
迫るゾンビをマシンガンの掃射で薙ぎ倒しながら常闇はゾンビ相手に接近戦を仕掛けているツクヨへ声をそう掛けた。ゾンビが意外と硬く、斬っただけでは怯みもせずに向かってきている。彼らには痛覚というものがないらしい。
掴み掛ってくるゾンビ振り払うとツクヨは後方に飛び退きながら、炎の魔法を詠唱する。早口で詠唱されたそれは何を言っているのか聞き取れない。
彼女が手の平を向けた瞬間、拳大の火球が顕現しゾンビ目掛けて真っ直ぐに放たれた。直撃し炸裂したそれは紅蓮の炎でゾンビを包み込む。めらめらと燃えたゾンビはその場に倒れて動かなくなった。
「中々いい方法ですねぇ! じゃんじゃん燃やしちゃいましょうかぁ!」
空になったドラム型のマガジンを取り外し、常闇は次のマガジンをマシンガンへ装填する。しっかりと給弾されたのを確認した後、数体の塊となって接近してくるゾンビ目掛けて弾薬の雨を降らせた。金色の雨となって降り注いだ弾雨はゾンビたちの腕や足を貫いて吹き飛ばし、ばたばたとその場に倒れさせていく。走ったり歩いたりすることができなければ、それらは蠢くだけの的でしかない。放っておいても大した脅威にはならないだろう。このような囲まれた状況下で優先されるのは、接近されない戦い方だ。彼女はそれを重々承知しているようだった。
「撃っても撃ってもキリがありませんね。ちーあさん、そちらの状態はどうなっていますか?」
常闇は迫りくるゾンビを撃ち抜きながら、小型飛空艇の修理に励むちーあの様子を窺う。
ちーあは階下の船内で慌ただしく走り回っており、あちらこちらを直しているようだった。
「まだ掛かりそうなのですよ。応急処置は済ませたのですが、エンジン周りが全然なのですーっ!」
「そうですか……このような複雑な機械のことはわかりかねますが、まだ時間が掛かる事だけは確かのようですね」
そういうと常闇は気を引き締める。今、周囲から迫るゾンビを相手に立ち回れるのはツクヨ、八神そして自分を含めた三人のみ。ある程度の数ならば、ツクヨが迎撃可能だがそれでもそれに限度はある。
森の奥地で戦うナディスの救援に向かったメンバーや、使い魔相手に囮となってくれたメンバーの帰る場所は必ず守らねばならないだろう。今、ここでこの船を失うわけにはいかないのだ。
一方、八神はゾンビを打ち倒しながらその銃口は木の生えている地面を連続的に撃ち抜いていた。弾丸によって削れた土が抉れ、ぐらりと水晶の樹が倒れる。撃って倒せなければ、掘ってしまえばいい。要はそういうことだ。
要領を得た八神はゾンビを近寄らせないように彼らの足を狙って打ち倒しながら、隙を見て一つ、また一つと水晶の樹を倒していく。
それと比例するように八神たちの体が軽くなり、僅かずつだが力が戻ってくるような感覚を感じていた。
「そろそろ頃合いかな。よし、試してみるか……!」
精神を集中させると、八神は倒れた水晶の樹を分解しようと試みる。だが、まだ力が減衰しているせいかそれは上手くいかず水晶の樹に変化はない。
しかし八神は慌てることなく作戦を変更。地面の土を分解すると土嚢のように土壁として再構成、それらをゾンビの進行を妨げるように配置した。
ゾンビたちはゆっくりと動く上にそこまで知性がないのか、土壁に阻まれるとその場で土壁を殴り始める。眼前に障害物があると避けるのではなく、本能的に破壊しようと試みるようだった。
「……迂回するっていう頭はないみたいだな。某ゲームみたいに走ってくるとか、壁を避ける、なんてしてこない相手で良かった」
厄介なゾンビではないことに安堵すると八神は土壁に阻まれて蠢いている彼ら目掛けて銃弾の雨を降らせる。
土壁は高さが調整されており、乗り越えられない高さだが彼らの上半身が見えるようになっていた。相手は狙えないがこちらは狙える、そういった罠なのだ、あれは。
降り注ぐ銃弾が上半身だけ見えているゾンビたちを撃ち貫き、その場にばたばたと倒れさせていく。だが減らしても減らしても、その数は増える一方だった。このままではジリ貧である。
八神は森の奥の方を眺める。その方向は森の奥地で戦う勇者の少女ナディスの救援にメンバーが向かった方向だった。
「ナディスの方は頼むぞ、皆。君たちが戻って来るまで、こっちは持ちこたえて見せる!」
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<異世界アルカニア1> 蒼き獣は嘆きの咆哮を上げる
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年04月17日
参加申し込みの期限
2022年04月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年04月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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