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改造版・ねこっこ☆モンスター
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悲鳴響き渡るバトルコートの隣。もう一面のコートでも、戦いが始まろうとしていた。
テーオー・
御剣 刀
ペアVSデコリーナ・
エレノア・エインズワース
。
両者、しばしの睨み合い。
(テーオーはデコリーナに弱い……から、偽北風の相手をしてもらうか、)
御剣がチラリとデコリーナを見ると、エレノアは口の端を上げる。
「眼鏡をかけた乙女を殴りはすまいね?」
ぎらり。御剣の目が尖る。
エレノアはすっと表情を消して、気持ちを引き締めた。
それからどちらからともなく、じりりじりりとにじり寄り――最初に地面を蹴ったのは
御剣 刀
だった。
「いけ、『ねこぱんち』だ!」
テーオーはそんなこと言われなくてもわかるという風情で、エレノアを目指す。
(俺はデコリーナの相手だ)
御剣がデコリーナとの距離を一気に詰める。
そして、その勢いのまま、デコリーナに殴りかかろうとした。
だが、「大好き!」なんと、デコリーナは御剣に抱きついてきた。
御剣は一瞬、動揺するも、すぐさま距離を取ろうとデコリーナを押し返す。
しかしデコリーナも主人からの言いつけを守るため、なかなか放そうとしなかった。
一方、エレノアとテーオー。
エレノアはすぐさま鞄から水鉄砲を取り出し、電光石火の勢いのテーオーに向かって――ではなく、自分の周囲に水を撒いた。
テーオーがエレノアに迫る。だが、エレノアは動かない。
そしてテーオーのパンチが、彼女に触れるか否かという瞬間。
エレノアは笑った。
「甘いですわね!」
彼女の周囲の水が途端に粘着質なものに変わる。
エレノアの想定以上にテーオーが早かった。
そのため、ねこぱんちは彼女の頬をかすめたが、それだけだった。
ゆえに、勢い余って彼女の横を過ぎ去ったテーオーは、見事、術中にハマる。
「な、」
その美しい毛並みにどろりとした液体が絡みついて、彼の動きを阻害する。
エレノアは悠々と足を振りかぶり、テーオーの頚椎を狙い、叩き込んだ。
テーオーがその全身を接着液の中に埋めるのを目の端に捉えてから、エレノアはデコリーナと御剣に視線を移す。
ちょうど二人は揉み合って――そして御剣がぐっと軸足に力を込めたところだった。
(思ったよりも頑張ったようですね)
デコリーナに心の中で賛辞を送り、エレノアは二人めがけて駆け寄った。
エレノアがぐっと踏み込んで御剣の足を狙う。
「っく、」
鋭い蹴りは綺麗に足を捉えた。
威力も十分。
御剣は体制を崩した。
(今ですわねッ!)
目標距離は十センチ未満。エレノアは勝利を確信して、御剣に向かって水鉄砲を撃った。
(どうかしら?)
余裕の笑み――というよりはここに来ても相手を挑発するように――エレノアは微笑んだ。
刹那。御剣の視線が、エレノアを、銃口を射抜く。
エレノアは鈍い音が響いたような気がした。
ほぼゼロ距離からの射撃。にも関わらず、御剣は【加速】することによって掠ることもなく、華麗に避けおおせた。
銃口の向き、引き金の動き、射線、発射のタイミング。
御剣の高速移動は、それらのすべての視認を可能とした。
「やられたらやり返す!」
御剣はエレノアの白磁の脚に、自身の脚を叩きつけた。
これがエレノアが聞いた音の正体。
「ッ!」
加速した彼の蹴りを、至近距離で避けられるはずもなく。
エレノアは受身も取れず、倒れ込んだ。
そして、止めを刺そうと御剣は馬乗りになり――むにゅり。
「……悪い、なんか変な所触った」
「……変なところとは、失礼ですね」
「あ、その、」
エレノアの胸を揉んだ。
「ああー!」
叫んだのはデコリーナ。
大事な大事な主人が押し倒されているのを前に、プンスカプンである。
デコリーナにポコスカ殴られ、御剣は慌てて飛び退く。
「その、悪い」
改めて御剣は謝罪する。
「――まだ勝負はついていませんわ」
「ッぁが」
エレノアは銃をブチ込む。
デコリーナの口の中に。
「おい、なにをッ!」
「ねぇ、あなたはどうしてののこさんにそんなに構うのですか?」
「……フツウを守りたい」
「本当にそうなんですか?」
「なにが言いたいんだ」
「例えば、本心では自分を振り回すののこさんを疎ましく思っているとか……?」
エレノアの瞳が妖しく光る。
「……デコリーナの苦しむ所を見たいとは思いません?」
銃身はデコリーナの口内深くに差し込まれており、彼女の口からは痛ましげな嗚咽が漏れる。
「気兼ねはいりませんどうせ遊びなんですから!」
エレノアは力を込めて、デコリーナにさらに深く銃をくわえ込ませた。
御剣はギュッと拳を握り締め、振りかざす。
エレノアがデコリーナから銃を引き抜いて御剣に向かって引き金を引く前に、御剣はデコリーナを殴り飛ばした。
眼鏡の破片が、御剣の拳を赤く染める。
「俺が護りたいのは「俺の日常」だ、その為なら「ののこのフツウ」を護るし、逆にののこ自身を傷つける事も辞さない。
偽者を殴るのに抵抗はないよ」
「……迷いが無いですね。苦悩して頂かないとつまらないのですが……」わざとらしく間を空けて「同時に快くもあります」。
負けました。そういうようにエレノアは清々しい笑みを浮かべた。
この人もこんなふうに笑うのか。
御剣は意外に思う。
「これでも俺を『フツウの守り手』と呼ぶなら、お互い通ずるものがあるのかもな」
御剣が意味ありげにつぶやいたが、エレノアは曖昧に微笑むだけ。
御剣はエレノアに向き直った。
「君は自分のなにを護りたいんだ? そこまで動くんだ、君にも護りたいなにかがあるんだろう?」
エレノアは今までで一番穏やかな笑みを浮かべて言った。
「『皮肉な結末』が拝みたいというだけなんですよ。相手はフツウの敵でも味方でもどちらでもいいんです」
「なるほど……その興味と好奇心が君の護りたいものか」
さらさらとしたエレノアの髪が風に舞う。
純粋に美しい。
そう思ったが、御剣はその言葉を胸の内に仕舞いこむ。
「俺は
御剣 刀
、君は?」
「……5組のエレノアですよ」
「『また』な【傲慢】」
「よろしく【憤怒】の方。次に縁が合うその時まで」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
18人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月22日
参加申し込みの期限
2013年10月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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