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【マジコーネ:第4紀 冒険者の時代(4)】
「ううっ。なぜこんなことに……」
小悪党にもプライドというものがある。
ココロ
は仕事の完遂を諦めなかった。屈辱を与えてくれた勇者シゲルに土を舐めさせるべく、幾度となく襲撃を繰り返したのだ。
「その私が、なぜコイツのハーレムパーティの一員になっているのよ……」
「まだ言っているのかね。悪は俺のような高潔な人物によって更生されるべきだ。君がまっとうな冒険者になれるよう、この勇者シゲルがねじ曲がった性根を叩き直してやろうじゃないか。貧乳枠もそろそろ入れ替えたかったしちょうどいい」
「このクソ勇者っ……!」
残念ながら、腐っても勇者である。まったくもってその下位互換のような器用貧乏魔法戦士ココロの剣術も魔法も到底かなわず、彼女に拒否権は無いのだった。
一方、勇者パーティ追放というテンプレ的仕打ちをかまされた
アリサ
はというと。
「ぼく、わるいスライムじゃないよ!」
「……そのようね」
ダンジョンの奥にて、新たな出会いがあった。善良な心を持つ稀有な魔物、スライムの男の子
フータ
であった。
仲間のモンスターにいじめられていたところを助けたアリサを、フータはきらきらとした瞳で見上げた。
「おねえさん、ひとりなの?」
「まあね、クソ勇者に置き去りにされて……」
「じゃあ、ぼくがついてってあげるよ! ぼく、回復魔法がつかえるから、おねえさんのお役に立つよ!」
その言葉通り、フータの魔法は実に役立った。アリサは女戦士(ビキニアーマー)であり、攻撃はお手のもの。その弱点を埋めるフータとの連携は絶妙かつコンビネーションばっちりで、見事ダンジョンからの脱出に成功したのである……もちろん、戦利品のお宝をがっぽりいただきながら。
勇者、およびパーティに強制加入となったココロと、アリサらとの再びの邂逅は、数週間後。これまた深いダンジョンの奥底にて訪れた。
「た、助けて勇者さまー!」
「あんな強い魔物がいるなんて、聞いてないわよー!」
「ちょっと勇者さま、なんとかしてよー!」
「まあ待ちたまえ君たち、勇者にだって勝てない敵はいるものだ。というかこのクエスト、ちょっと高難度すぎたな。レベルを上げて出直すか」
「その前に全滅しそうなんだけど!?」
顔面蒼白なココロの眼前には、一つ目の巨人サイクロプスに、蠍の尾を持つ人面ライオンマンティコア。乙女の上半身に鳥の下半身のハーピー、巨大な獣ベヒーモス。いずれも強敵揃いで、勇者といえどまだ実力的に討伐するのは難しい。
押し寄せる軍勢に、勇者も、不本意ながら一蓮托生となったココロの命もまた、風前の灯であった……が。
「あーら。ざまァないわね、勇者サマ?」
「なにっ。お、お前は!」
颯爽。ひらり! 姿を現したのはビキニアーマーの女戦士、アリサであった。かたわらにはなぜだか、ぽいんぽいんと跳ねるスライムがオトモしている。
「まったく、勇者がこんな雑魚どもに苦戦しちゃって。フータくん、あのなさけなーいパーティに、回復魔法かけてあげて」
「うん、わかったよー!」
ぴょんこと跳ねてスライムがひざまずく彼らを回復している間に、アリサは愛剣の魔法水晶を発動。真紅の輝きを帯びる剣を振るい、突撃!
「『残像踏斬』っ!!」
一瞬にして踏み込むと、マンティコアの尾を切り飛ばし、サイクロプスの首をはね、ベヒーモスの心臓を一撃のもとに突き通し、ハーピーの翼を両断し……時を数える間もなく、まばたきの間に、強力な魔物たちを仕留めてしまった。
以前の共闘では勇者を立てるサポートに徹していたし、真の実力を披露する前にパーティ追放の憂き目にあってしまったが、実際のところアリサはベテラン中のベテラン、ギルドでも名高い熟練冒険者であったのだ。
返り血一つ浴びずにぱちんと剣を鞘へ収めたアリサは、回復を終えて戻ってきた相棒のスライムを肩に乗せると、ぺろりと舌を出した。
「はい、クエスト終了~。ねえ勇者さん、自分が追放したパーティメンバーに美味しいとこかっさらわれるのってどんな気持ち? ねえ、どんな気持ち?」
「……よくぞ戻った、アリサよ! 俺のピンチを察して駆けつけてくれたのだな。よしさっそく巨乳枠は入れ替えよう、レミーout! アリサin!」
などと恥も外聞もなく勇者が言うものだから、アリサも、勇者のパーティメンバーたちも、自他ともに認める? 小悪党ココロさえも、ぽかんと口を開けて呆けてしまった。
「ええ~。何それ~勇者さま?」
「ダッサ~イ」
「ゲンメツ~」
「ええいうるさい小娘ども、アリサさまがご機嫌を損ねたらなんとする! ささっこんなやつらはほうっておいて、次なる冒険へ向かいましょうアリサさま! 我らの栄光はすぐそこにってね、げっへっへ」
手をもみもみし始めた勇者シゲルに、アリサももはや目元をおさえてかぶりを振った。
「いい加減にしろっ、このクズ勇者ーーーっ!」
必殺、『残像踏斬』!! ずばばばば、しゅばばんずばん!!
「どわーーーっ」
勇者は鎧も下着も切り刻まれて全裸となり、壁にぶち当たってひっくり返り、いろんなところをさらけ出しながら地に沈んだ。
「きゃーっ、つよーいアリサお姉さま!」
「ねえねえ、今度は私たちとパーティ組まない? てゆーか着いていっちゃう☆」
「いいでしょ~、ねえお姉さま~?」
「調子いいわね、あなたたち……ま、好きにしたら? フータくん、帰るわよ」
「やだ~ん、スライムちゃんもかわいい~ん!」
ぽよん、ぽよん、ぽよん……。
賑やかな笑い声とぽよぽよスライムの跳ねる音を残して、彼女らは去っていった。
ちなみにこの後、アリサの率いる美女・美少女パーティはギルドでも屈指の高難度クエストを次々と制覇し、稀代の冒険者として後世に名を残すことになる。数々の冒険で得たお宝で巨万の富も得て悠々自適、お気楽冒険者ライフを満喫したようである。
「……はっ!?」
ココロが我に返る頃、あたりには誰の姿も無くなっていた。
「しまった、あまりの成り行きに呆けてたわ。今こそあのクソ勇者から解放されるチャンス! さっさと逃げなきゃ……」
「やあ、ココロくん。二人きりになってしまったね」
振りかえれば、ヤツがいた。
あらゆる装備を吹き飛ばされ、もはや隠すものもなし。勇者シゲル(全裸)であった。
「……ぎゃあああああっ!?」
「心ない女たちに裏切られ、今の俺に残されたのはココロくん、君一人だ。ようやく気づけたんだ、自分の気持ちに……僕には君が必要だってことに、ね!」
「寄るなーーーっ!? み、み、見せるなあーーーっ!!」
「貧乳枠だけじゃ物足りないが、まっ、また集めればいいさ。さあ、一から出直しだ! いっしょに行こうじゃあないか、次なる冒険へ!」
「いっ……いやーーーーーーっ!!」
なお、こんな勇者でも数年の後にはそれなりの技や魔法を身につけ、いっぱしの勇者として成長し、見事魔王討伐を果たすことになるのだが。
彼の率いたハーレムパーティはメンバーの入れ替わり激しく、数え切れないほどの美女たちが加入しては去ってゆく中で、勇者のかたわらには常に、虚ろな瞳を浮かべた魔法戦士の姿があったとか、なかったとか。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年04月01日
参加申し込みの期限
2022年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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