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寝子島住民が異世界転生したら○○だった件
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【マジコーネ:第二次創世紀 神話の時代】
「まったく。だから無限増殖はイケマセンと言ったのに……」
新たなる創世の神話は、女神ユキーノのグチっぽいつぶやきから始まりました。
『愚かな神々よ。もはや我を止めることはできぬ』
大地を埋め尽くしもはや惑星そのものとなった謎団子が、そこに含まれる謎成分やマジコーネに満ちる魔力などが融合したりなんやかんやあっていつしか自我を持つに至り、創世の女神へ反旗を翻したりしました。ふおっふおっふおっと笑う団子星に、女神のため息は止まりません。
『我は増殖し、宇宙を埋め尽くし、やがて宇宙そのものが我となるのだ。傲慢な女神どもよ、己が戯れに生み出した生命が今、貴様たちへ牙を剥く……』
「はあ。仕方がありませんね。女神
シオン
よ、さっそくですがあなたの初仕事ですよ」
「はーい。では、いただきます♪」
『えっ? いただき……なに?』
降臨する女神シオン。やけに露出過多な『女神の服』を身にまとい、『女神の杖』でさまざまな奇跡を起こす、異世界転生したての新人女神の一柱です。
「星の大きさのお団子なんて、夢がありますね。さて、お味はいかがでしょう」
『えっなに、我を食べて、えっちょ待』
ぱくぱく。ぱくり。ぱくん! 女神シオンは団子化したマジコーネをひょいとつまむと、二口三口でぺろりと食べてしまいました。
「なかなかの美味でした♪ ですが、ちょっと物足りませんね」
「そーですか。星ひとつ食べといて……まあ、次の仕事をお願いします、女神シオン」
ひらりと女神ユキーノが手のひらで示したところには、ぽっかりと生まれた新しい星がありました。
「こちらに次のマジコーネを用意しました。大地の成形と大気の循環作業を経て生命が生まれ、人類が誕生して発展し、今は魔法文明が始まったところです。さっそく転生者の受け入れを始めましょう」
「はーい。ええっと、私はなにをすれば良いんでしたっけ?」
「転生者の<かたがき>を決め、<スキル>や<そうび>を授けるのです。その人の資質にあった適当なものをお願いしますね」
「テキトーなものをですか。分かりました~」
「……本当に分かったのですか?」
尋ねたはいいものの、女神ユキーノは女神シオンのあっけらかんとした微笑みに、ふうとため息をつきました。なんだかこの後の展開が読めてきたような気がしたので。
せっかくの異世界転生、不思議な経験も良いものだと女神シオンは張り切って、さっそくお仕事を開始します。
「うおっ異世界転生!? やったぜ、エロい女神さまもいる!」
「はい、マジコーネへようこそ♪ あなたの<かたがき>は、えーっと。(ぱらぱらと資料をめくりつつ)『けんじゃ』ですね」
「おおっ、かっこいい! 魔法をばんばん撃ちまくって大活躍してやるぜ」
「けんじゃのけん、ってなんでしたっけ? 剣? 刀とかそういうのでしょうか?」
「……えっ?」
「それじゃあ<スキル>は『剣術』、<そうび>はこの強そうな『ニャクスカリパー』にしましょう。冒険を楽しんでくださいね」
「STR極振り殴り賢者爆誕ー!? そういうのもマニアックで面白そうだけども! うわあああああ……」
さっそく冒険へと堕ちてゆく転生者を笑顔で見送り、女神シオンは満足げ。にこやかに次の転生者を迎えます。
「なかなか楽しいですね。では次の方どうぞ♪」
「ふふっ、やったわ! 冒険者として異世界転生! ここからあたしの伝説が始まるのね……!」
「はい、女神です。あなたの<かたがき>は~……これにしましょうか。『アサシン』で」
「へえ、いいわね! クールなあたしにぴったりだわ。で、あたしの<スキル>はなにかしら?」
「そうですね~……(ぱらぱらぱら)あ、これが良さそうです。『殺し屋の心』、闇に潜み一撃で敵を倒す暗殺者の心構えで、背後から攻撃した際のクリティカルヒット率が上がる。ですって、なんだか強そうですね」
「アサシンにぴったりじゃない、文句なしよ! ……あら? ちょっと待って女神さま、なんかこれ違うスキルっぽいんだけど……殺し屋じゃなくて、『コサカエのココロ』?」
「あら? 間違っちゃったみたいです。リストの隣にあったので」
「なにをしても小悪党ムーブになってしまい、ラノベの主人公っぽい人物のかませ犬的役割しかできなくなる……ってこれ超外れスキルじゃないの!? 冗談じゃないわよ、さっさと別のに取り替えて、いやあああああ……」
彼ら転生者がこれから胸のすく大冒険へ出かけ、大活躍したり英雄になったりするのを想像すると、お気楽な女神シオンもちょっぴり、誇らしい気分にならないこともありません。
「さあ、どんどんいきましょうか。次の方、どうぞ~」
ちなみに女神シオン自身の<かたがき>は、『おっちょこちょいな女神さま』。ぶっちゃけ言って、天然キャラもいいところなのでした。
はたして、新たなマジコーネはどんな世界になってゆくのでしょうか?
マジコーネに駄スキル珍スキル持ちがあふれて阿鼻叫喚悲喜こもごもが広がる頃、きゅるると鳴ったのは女神のお腹です。
「ふう。たくさんお仕事をして、ちょっとお腹が空いてしまいましたね。ちょうど転生者さんも一区切りつきましたし、ごはんにしましょうか」
異世界転生の楽しみのひとつといったら、異世界のグルメを味わうこと! 黄金の果実に魔獣の肉、ダンジョンになる幻の野菜に空を泳ぐ魚……見たことも食べたこともない美食を味わわずしてなにが異世界転生か!
とは、すこぶる食いしん坊だったシオンの前世に基づく持論ですけれど。
「ごはん? ここにはありませんけど……女神シオンよ、あなたは空腹なのですか? 神なのに?」
「はい、もうペコペコです」
女神ユキーノいわく、神さまはあんましガツガツ食べたりはしないそうですけれど、シオンのお腹はきゅるるると悲しげに鳴いています。
異世界の美食を味わわずして、なにが異世界転生か!
「こ、困りましたね。この神の空間には食べ物はありませんし……つーか、神がグルメ三昧美食三昧ってどうなんですか? うーん。ああ、そうです!」
ぱちりと手を叩いて女神ユキーノが示したのは、女神シオンの持つ『女神の杖』。美しいオーシャンブルーの宝玉に壮麗な翼の意匠があしらわれた、いかにも女神ーッてデザインの杖です。
「その杖に祈れば、数々の奇跡を起こすことができるはず。あなたの望むごはんも出てくるのでは? たぶん」
「まあ、それは素敵ですね!」
世界創世のお仕事に戻ってゆく女神ユキーノを見送り、女神シオンはさっそく杖に祈ります。
「美味しいお料理、た~っくさん! 出てきてくださいな♪」
すると。ぼわわわわん!
幻獣カトブレパスのステーキに、空魚とスライムゼリーの煮凝り、マンドラゴラの虹色ガーリックソテー、ハーピーの巣のスープ、アクアドラゴンのムニエル。禁断の果実のスムージー……出てくる出てくる、彩りも豊かな異世界料理たち!
「わあ、すごい。それでは、いただきま~す」
ぱくりとひと口食べれば広がるうま味、甘味、絶妙な塩加減に鼻を抜けるなんともかぐわしい香り。いずれの料理も食通の女神シオンをして経験したことのない味わいです。こりゃ絶品!
「美味しいです~! こんなの食べたことありません。いくらでも食べられそうですね♪ 杖さん、どんどんお願いします」
女神シオンがひと口食べると、すばらしい香りとともにぽんっと料理が生まれます。食欲を刺激されまたひと口食べれば、ぽぽんっと新しいお料理が生まれました。
ぱくぱくぱくり。もぐもぐもぐ、ぱくぱくぱくん。
「ああ、美味しい……! こんな美味しいものが無限に食べられるなんて、異世界転生って素晴らしいですね」
ぽこぽこ、ぽこん。ぽこぽこぽこぽぽぽ、すぽぽぽぽぽぽぽんっ!
「……ん?」
女神ユキーノが気づく頃には、時すでに遅し。
「ま、また無限増殖ーーーっ!? おわーーーっ」
ぷちっ!
その日、剣と魔法の異世界マジコーネは滅びました。
「あら? 私、なにかやっちゃいました?」
創世神の一柱、無垢なる女神シオンは『暴食の女神』とも呼ばれ、破壊と創造をつかさどる恐るべき神としてたいそう畏怖されましたけれど。
その後、つぶれてペラペラになった女神ユキーノに代わって作り直した三つめのマジコーネは、肥沃な大地に豊かな果物や野菜が実り、丸々と太った動物たちが繁栄し人類と共存するめくるめく美食の世界となり、女神シオンもそこそこ尊敬されたそうな。
そんなわけで異世界マジコーネの歴史は、まだ始まったばかり!
これからも勇者と魔王が生まれてはぶつかり合い、冒険者はダンジョンへ潜り命とお宝を天秤にかけた冒険を繰り広げ、異世界グルメの美味は人々を魅了し続けることでしょう。
そしてあなたもたった今、この瞬間、マジコーネへの転生を果たしたのです。
あなたは勇者? それとも魔王? あるいは普通の冒険者だったり、モンスターだったり、神さまだったりするのかもしれませんね。
さあ、あなたの<かたがき>は? <そうび>や<スキル>は?
剣と魔法の世界で、新たな人生が幕を開けるのです。
あなたはどんな大冒険を、マジコーネの歴史に刻むのでしょうか?
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あとがき
担当マスター:
墨谷幽
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墨谷幽です。『寝子島住人が異世界転生したら~』のリアクション、お届けいたします。
今回のエイプリルフール、テーマは異世界転生!
昔からある定番の一ジャンルではありましたけれど、近年でここまで盛り上がるとは。あまり難しいお話や重厚なお話もいいけれど、気軽にさらっと読めて爽快感のあるものがより求められているのかな、という印象です。
かくいう墨谷も時勢に乗っかりおこぼれにあずかろうと、異世界転生モノ、個人的に書いてみたことがありますけれど……残念ながらあまり読んではもらえませんでした。今や星の数ほどもある同ジャンルの作品群の中から、そもそも人の目に触れることが難しいわけでして。そんな中できらり光るような作品を世に送り出すことができる作家さんは、本当にすごいなと思います。
といった流れもあり、今回、墨谷にとっては異世界転生・リベンジ! なシナリオでもありました。
マジコーネというひとつの世界に、皆さんが転生者として生き、そこに残した足跡が歴史となって続いていくような、ひとつながりのお話を目指してみました。
いかがでしたでしょうか。お楽しみいただけておりましたら、とっても嬉しいです。
それでは今回もご参加いただきまして、ありがとうございました。
次のシナリオでもお目にかかれますことを、心よりお待ちしております。
お疲れ様でしたー!
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担当ゲームマスター
墨谷幽
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年04月01日
参加申し込みの期限
2022年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年04月08日 11時00分
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