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【マジコーネ:第4紀 冒険者の時代(1)】
台頭する魔王の魔力がためか、あるいは地殻変動により埋もれていた古代文明の残滓が顔を覗かせたものか。ある時からマジコーネには、無数の『ダンジョン』が発見されるようになった。
ダンジョンは多くの危険とおそろしい魔物、価値ある財宝やマジックアイテム、そして痛快な踏破感やシニカルな顛末を提供する冒険に満ちあふれていた。
強大な敵、致命的なトラップ、輝くお宝、酒場に張り出される無数のクエストたちに彩られた、素晴らしき冒険者の時代の幕開けである。
「珪先せ……じゃない、勇者さま! 右から来ます!」
「まかせて綾辻さ、じゃなかった、
アヤカ
!」
ここにもダンジョンへ挑む冒険者の一行があった。勇者
ケイ
をリーダーとする、新進気鋭のパーティである。
当代の勇者は剣も魔法もお手のもの。しかし本人は図書館にこもり書き記された英知の粋を読みふけるのを好む穏やかな青年だ。それでも彼が思い腰を上げ旅立つに至ったのは、常にかたわらへ並び立つ魔法使いの存在あってのことだという。
<かたがき>は『猫好き魔法使い』。実際そのとおり、アヤカはいつも猫の使い魔を連れていた。それも五匹も!
「火にゃんこ、風にゃんこ、行って!」
ふにゃにゃおーん! 赤と緑の猫たちが宙を駆け、生み出す猛火と豪風は渦となり、押し寄せるゴブリンたちを蹴散らした。
「あっ、勇者さま!」
間髪入れず飛びかかる敵は勇者ケイを狙うも、アヤカは前に出て、杖と魔法書を行使し紡いだ魔法陣が、ガキン! と不浄な小鬼たちの振るう刃を阻む。
「ありがとうアヤカ。行くぞ!」
その隙を突き、ケイの剣が鋭く斬り払う。ずばん! ゴブリンの戦士たちはキイキイとわめいてから動かなくなった。コンビネーションはばっちりだ。
アヤカの<スキル>は、五匹の属性猫の『使い魔』を操り、『魔法陣』を描いて防壁と成し、また『治癒』の風を吹かせて仲間を癒すこともできた。ダンジョンのモンスターであった属性猫たちを仲間としたのは『魅了』の能力のおかげではあったが、今ではすっかりアヤカに懐いている。
それら能力の全てを使って、アヤカは勇者の冒険をサポートすることに心血を注ぐ。それが己の使命であるかのように……あるいは世が噂するように、愛のなせる業であろうか? そのへんは本人たちにしか分からないところだが、なんにしろ彼らは互いに寄りそい合い、片時も離れることはない、かけがえのない相棒同士なのだった。
「よし、前衛は仕留めた!
エイジ
くん、ノノちゃん、準備はいいかい?」
「は、はい。いつでも!」
「オッケーだぽよ~ん♪」
勇者の仲間は冒険者ふたりとモンスターが一匹。うちひとりは魔法使いアヤカで、もうひとりは、実のところこちらもまた魔法使いだったりする。
『美しい魔女』との<かたがき>に違わず、街を歩けば誰もが振り返るような極上の美女であるエイジだが、転生する以前にはさしたる特徴のない、ふつうの男の子であったという。しかし、性別までも変わってしまったこの異世界転生において、彼……いや彼女は誰の追随も許さない特別な才を得た。それが<スキル>『魔法』であり、『魔道具』だ。
「魔道具、『クマキチゴーレム』召喚!」
しなやかな腕で杖を振るい、なにげない岩塊から、文字どおり熊のように巨大なゴーレムを作り出し使役する。
『ゴノ、バガダゴガー!!』
ゴーレムは独特の咆哮を上げながら突撃し、ゴブリンメイジの放つ魔法をものともせずに薙ぎ倒してゆく。
「大魔法、『ユキーノシャワー』!」
ふたたび杖を振るえばいくつもの氷柱が空中へ現れ、次々に射出されてはゴブリンたちを貫いた。
どちらかといえばサポート・防御寄りなアヤカの魔法に対し、エイジのそれは敵を打ち滅ぼす攻撃に特化している。タイプの異なるふたりの魔法使いの存在が、勇者を隙なく支えているのだ。
そしてもうひとり……もう一匹、欠かせない存在もあった。
「ぽよんぽよん、ばっひゅ~ん!」
「の、ノノさん、無理はしないでね……!」
「だいじょぶダイジョブ~」
スライムの
ノノ
は、まあ見てのとおり、ただのスライムだ。女神のいわく、冒険者へ微々たる経験値を捧げるだけの哀れな存在にすぎない。大したお役にも立ちはしない……はずなのだが、エイジが彼女(ノノはメススライムである)を保護した時から、事情は少々変わった。
「貴族のムスメも良かったけど、こっちも楽しいね☆ それっ、ぽよよ~ん!」
ぽよん、ぽよんとゴブリンたちの合間を、ノノは跳ね回る。機敏なスライムは囮役にぴったりだ。
当然お邪魔なスライムは格好の的だが、
「ノノさんを、やらせるもんか……!」
魔法使いの美女は、ノノが跳ねる先の障害を完璧に排除して見せた。放つ魔法は氷弾も火球の風の刃も、実に百発百中!
スライムと美しき魔女は、特別な絆で結ばれていたのかもしれない。ケイとアヤカの関係に似て、エイジとノノもまた、切っても切れないパートナーなのだった。
勇者ケイの持つ『魔剣サ・ユール』が魔力のうなりを上げ、ゴブリンたちの最後の一団を切り裂く。いつかの冒険でダンジョンの奥に見つけた魔剣は、伝説によれば砕け散り世に満ちる魔力の礎となったと言われているが、単なる伝承であったか、あるいは魔剣らしく永き時を経て復活を果たしたか……理由はともあれ、今ではすっかり勇者の愛剣として手になじみ、数々のモンスターを仕留めてきた。
「……ふう。村人から頼まれた魔物退治クエストは、これで完了だね。アヤカ、エイジ、ノノちゃん、ご苦労さま」
「勇者さまも、お疲れさまでした! 村の人たちも、ようやく安心できますね」
アヤカはにっこり微笑んで、戻ってきた使い魔たちを肩に乗せつつ、パーティメンバーのダメージを治癒の風で回復する。ちょっとしたクエストながら、誰かの役に立ち、報酬もいただけるとあって、気分は明るくなった。
能天気なノノもぴょいんと跳ねて、エイジのたわわな胸におさまったが、しかしそのエイジはというと、ちょっと浮かない表情を見せた。
「でも、アヤカさん。この魔物たちは、近くのダンジョンからあふれてきたみたいだよ」
「! ここにもダンジョンがあるんですか?」
「そーそー、私も聞いたよ~! そのダンジョンの奥にはワープポイントがあって、魔王のすみかに繋がってるんだってさ~」
ぽいんぽいんと揺れながら言ったノノの言葉に、勇者ケイは眉を寄せる。
「魔王か……今の僕に、討伐することができるかな。あやつ……アヤカ、どう思う?」
魔法使いの名を呼ぶとき、勇者はいつも少し、照れたように頬を赤らめる。ふたりにしか分からない、ちょっとした感情のサインであったのかもしれない。
控え目な彼が問えば、アヤカは決まって、満たされた笑みを浮かべて言った。
「勇者さまなら、きっと大丈夫です! エイジさんもノノちゃんも、にゃんこたちもいますから。それに、私もです……ケイさん」
「アヤカ……」
見つめ合うふたり。
一歩引いたところで、エイジとノノも顔を見あわせ、くすりと笑んだ。
「ふたりのために、僕たちも頑張ろうね。ノノさん」
「おーっ!」
四人は村へと戻り、魔物退治の報酬と歓待の宴に癒されてから、ふたたび魔物たちの巣へと踏み込んだ。
魔王とあらば、勇者が避けて通れる道理もない。両者の対決は、太古の昔から必然のものと定められているのだから。
エイジの魔法が電撃の帯を生み、魔物たちを次々に貫いてゆく。
「はあ、ふう。む、胸が重い……」
「にひひー、エイジちゃんきょにゅーだもんね☆」
ノノにからかわれると、エイジは顔を赤らめた。長身の美女が初心な小娘めいて無垢な照れ顔など見せるものだから、彼女は市井の人々に大人気だったりする。
それにしても、と勇者ケイは魔剣を振るいながら、首を傾げた。
「このダンジョンは一体……? この魔物たちは!?」
「勇者さま、あぶない!」
アヤカの魔法陣が敵の攻撃を阻み、水にゃんこが水鉄砲で貫く。ばらばらと砕けた木片が散り、裂けた白い布がひらと宙を舞う。
奇妙なのはこの魔物たちだ。それらは、どういう理屈かひとりでに動く、清潔そうなシーツをかけられたベッドだったのだ。
ひときわ大きな二段ベッドの魔物が、脚を曲げて慇懃な仕草で一礼しつつ言った。
「わが名はオフトゥン……さあ、わがうでのなかでいきたえるがよい。スヤスヤとな!」
「わあ、ふかふかで気持ちいい~! すやすやすぴー」
「ああっ、ノノさんが寝ちゃった……!?」
奇怪な動く家具たちはじりじりと、その真白き布地へ冒険者らを捕らえんと迫り来る。
勇者ケイとその仲間たちの、運命やいかに……!
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年04月01日
参加申し込みの期限
2022年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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