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【マジコーネ:第3紀 貴族の時代(2)】
可憐なドレスに身を包む、かの三聖女のご学友。ツインテールのあどけないお顔。愛らしき淑女
エリナ
、その真の姿とは?
「たあああーーーっ!!」
しゅばばば、しゅばん! 翻るのは緋色の細剣。華奢な刀身に似合わぬ斬れ味は、神聖帝国騎士団の精鋭がまとう鋼の鎧をまるでバターのようにスライスして見せました。鋭くも優雅な剣術の冴えは、まるで舞踏のよう。
「緋色の剣、この破壊力……き、貴様はまさか、まさか!?」
「とうっ!」
悪党に問われて名乗る名はなく、彼女の名は自然と世の中へ伝わりました。
なにしろ、目立ちましたから。しゅばっ! とドレスを脱ぎ捨て、幾重もの敵どもの囲いにも堂々立ちはだかるその姿!
「貴様は、隣国の第三王女にして、『緋剣の姫騎士』エリナ! なぜここに!?」
「お友だちに会いに来ただけだよっ。もー、せっかくのお茶会をジャマしてくれちゃって!」
薄布の下から現れたのは小柄でしなやかなボディに、揺れるふたつのたわわな果実を包み込むいささか頼りなげな、緋色の鎧。これぞ由緒正しき、ビキニアーマー!
<かたがき>は『ロリ巨乳ビキニアーマー美少女魔法剣士』のエリナ! それこそが彼女の正体……そんでもってお隣の王国からやってきた、マジもんのお姫さまでもあったりするのでした。
「いくよっ、爆炎魔法!」
「ぐわあああっ!?」
エリナは手のひらをかざすと小型の太陽とも言うべき火球を生み出し、撃ち出します。ちゅどーん!! 騎士たちの鎧などまるで意味をなさず、敵の半分がフッ飛んでしまいました。
緋色の剣に緋色の魔法、それらが彼女の通り名のゆえんなのです。
「くっ、おのれ……! 怯むな神聖騎士たちよ、聖なる任務を果たすのだ……はっ?」
「姫騎士隊のみんなー!」
ざざざざざ。エリナの声に呼応して集うのは、メイド服姿の少女たち。いずれもエリナと年は変わらず、そして美しいメイドたちですけれど、手にはそれぞれに武器を携え、手足には甲冑を身につけておりました。
「エリナ姫。さすがに今回は、おてんばが過ぎますよ? 姉姫さま方や国王陛下に叱られてしまいますよ」
「だって、アオイちゃんもノノちゃんもヒメコちゃんも、大事な友だちだもん。さあ、いくよっ!」
「は。姫さまの命とあらば、よろこんで」
姫騎士とメイド部隊は、ずばずばずばんと騎士たちをたやすくやっつけてゆきました。メイドたちも武術にくわえて強力な攻撃魔法を扱うもので、それはそれは強いのです。
と、なにやら迫る不穏な影。
「姫さま、お気を付けを! 神聖帝国の切り札、神獣です!」
ぐおおおん! 響く咆哮、ずしんと地響きは足音です。
騎士たちを乗せてのそりとやってくるのは、ドラゴン! 翼こそないものの、堅牢な鱗と強力な牙に爪を持つ、アースドラゴンです。口腔から放つ爆炎のブレスを浴びてしまえば、一瞬で黒コゲになってしまうことでしょう。
「みんな、下がって! あれをやるよっ!」
難敵の出現にエリナピンチ! と、思いきや。
細剣にはめこまれた宝石へむちゅっとキス。メイドたちが慌てて退避を始めます。
宝石への口づけにより発動する、剣技と魔法を極めた者だけが放つことのできる究極の魔法剣技、これこそが緋剣の姫騎士の奥義!
ビキニアーマーに包まれた双丘がたゆんと揺れて、
「必殺!! 『剣舞・緋焔麗滅』ーーーっ!!」
舞い上がる豪炎を剣に帯び、一閃! 走り抜ける炎は赤い嵐となり、麗しく輝き敵を滅するのです。
ごごごごごっ!!
「ふふふんっ、この緋剣の姫騎士エリナの艶姿を目に焼き付けて逝けること、幸運に思いなさい☆」
猛火の残り火がふわりと風になびいて消える頃には、巨大なドラゴンはおろか、騎士団もすっかりケシズミとなって消え失せておりました。
「よしっ、ここは片付いたね! 姫騎士隊のみんなは、アオイちゃんたちを守ってあげて」
「姫さまはどちらへ?」
「私? 私はねー」
強敵も大群も消し飛ばし、エリナは息ひとつ乱さぬままに、にっこり♪
「悪人はひとり残らず、みーんなやっつけないとね☆」
オサム
が街の門をくぐると、外にはもうもうと砂煙が立ち込めておりました。ずずずとお腹に響く地鳴りも。
「やれやれ。これは骨が折れそうだ」
「あっ、執事さんも来たんだね!」
たゆゆん。まぶしいビキニアーマー姿に、オサムは目をぱちくり。
「エリナ嬢。いや、エリナ王女とお呼びすべきかな」
「あれっ、知ってたんだ?」
「まあね。ああ、安心していい。あおいたちには秘密にしておくさ」
唇に人差し指を立てて見せた彼の茶目っ気に、エリナは満足そうにうなずきます。
「もっとも、知ったところで、君への態度は変わらないと思うけどね」
「うん。アオイちゃんたちは、大切なお友だちだもん……守らなくっちゃ、ね」
ふたりの見据えた先、砂煙の中に垣間見える、いかめしい鋼の鎧。ぎらつく剣に槍。大盾に刻まれた紋章は、強引な侵略政策で悪名高い、(自称)神聖帝国のもの。大いなる神サン・マーの名のもとに、歪な正義で諸国を蹂躙する戦闘国家です。
その数……数千人? いいえ、数万? あるいはもっと多いのかもしれませんけれど、ともかくもはや数え切れません。とてつもない数の騎士たちが、巨大なアースドラゴンを何体も従え、こちらへ向かってくるのです。
エリナはちらとかたわらの執事を見やり、
「執事さんは、どうしてここまで身体を張るの? 三人があなたの主人だから? それだけ?」
「……それ以上だからさ」
彼の浮かべた真剣な瞳に、エリナはほうっとため息をつきました。
おてんばでも、めちゃくちゃ強くて可憐なビキニアーマー戦士でも、彼女はヒロイン。肩を並べて戦ったり、ピンチが訪れたなら救ってくれる男の子との素敵な恋……なあんて、気になっちゃったりもしますけれど。
「ふふっ、アオイちゃんに悪いもんねえ」
「うん? なにか言ったかい」
「なーんでもないない♪ それじゃ、いこっか☆」
まるでちょっとショッピングにでも出かけるかのように、エリナは歩み出します。オサムも一度街を振りかえり、なにかへ思いを馳せるような表情を見せたのみで、その歩みに躊躇はありません。
怒涛のごとく押し寄せる軍団へ、ふたつの影は真っすぐに向かってゆきました。
この時の戦いについて、これまでに多くの歴史家が書き記し、何度も舞台演劇として演じられ、物語として寝物語に語られてきました。
折れない正義を貫いた、麗しき魔法戦士エリナ。愛のために己を捧げた、ミステリアスな執事長オサム。
にもかかわらず、いかにして数万の軍勢をたったふたりで退けたのか、その詳細はいまだ解明されてはいないのです。
後世にはただ、彼女の魅惑的なビキニアーマー姿と飄々とした微笑みを表した肖像画、それに執事たる彼の言葉が残されるのみでありました……『あくまで執事』ですから、と。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年04月01日
参加申し込みの期限
2022年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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