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●幻のラーメン屋台
森の中。赤い鳥居の連なりを灯篭の灯りに導かれるままに抜けた先に、一台のリヤカーが止まっていた。醤油のいい匂い。風に揺れる提灯には『ラーメン』の文字。まさしく都市伝説で聞いた通りの屋台だ。
赤い暖簾をちょいと上げて、黒猫の店主が顔を出す。
「いらっしゃいにゃ」
黒猫の赤い目を見て、シオは驚き、破顔した。
「まあ! 噂の『幻のラーメン屋台』は、
お三夜さま
だったのですか? でもどうして……」
「話はあと。伸びちゃう前に、ラーメンをどうぞにゃ」
雷紋と呼ばれる渦巻きと、鳳凰が描かれたラーメンどんぶりがそれぞれの前にとんっと置かれる。
澄んだ醤油スープの中に沈むは、黄色く縮れた麺。その上に、ナルトにメンマ、チャーシュー、ネギ、半熟煮卵に海苔も一枚添えてあって、湯気がほわっと立ち上っている。
「どうぞ召し上がれにゃ」
「ああ、これだよ、これ」
猫舌の道哉は、ラーメンを扇子で少しあおいだ後に「いただきます」と真剣に拝み、割り箸を割った。
「これが、ラーメンか」
観察していた庵は、まずチャーシューを一口。
「あったか~い!」
レンゲで掬ったスープを口に運んだまゆらは頬を弛め。
「ずずずーーっ。美味しいっ」
麺を啜ってタルトも目を瞠る。
「こんなにうまいのか!!」
ラッセルは感動して丼を両手で持つと汁まで飲み干す勢い。
「頑張って探した甲斐がありましたね」
シオはゆっくり味わいながら、ラーメンを啜る一之助と二右衛門へ微笑みかける。
ただひとり、修だけはしばし箸をつけずにじっとラーメンを見つめている。
「どうしたブルーマロウ。食べないのか? 伸びるぞ」
「ああ、キングス。いちおう俺には警戒心があってね。ラーメンを食べることが何かの覚醒キーになっている可能性もあるだろう?」
修の考えに応えたのはお三夜さまであった。
「心配ないにゃ。本当に、ただのラーメンにゃ」
修はちょっと眼鏡をはずしてみる。
消えない。
ヴァーチャルではなく本物だ。
恐る恐るラーメンを啜ってみる。
「美味い」
それはもう、驚くほど美味い。
合成食では味わえないような複雑な味のスープ。黄金色に輝く麺。
これが本物ということか。
だとすると、この不可思議な空間や、お三夜さまは?
ヴァーチャルではないのか?
「お三夜さま、そろそろ説明してほしい。この世界は、いったいなんだ」
にゃ? と首を傾げるお三夜さまの代わりに口を開いたのはシオだった。
「この世界には、まだまだ電脳では理解できないこともある、ということですね?」
「どういうことだ?」
「お三夜さまは神様だということです。電脳が発達するずっと前から、お三夜さまはいらしたし、この<三千鳥居の迷宮>も、三毛谷さんのような存在もいた……現実と少しずれた位相で、ときどき交わりながら」
「マルチバースの話か?」
「そう言った方面は詳しくはないですが、あるいはそう呼ばれるものかも。とにかく、お三夜さまの存在はシステム的にイレギュラーだったのだと思います。ラーメンそのものは禁忌ではなかったのでしょうが、お三夜さまが曳く屋台は、システムにとって存在してはいけないし調べてもいけないものだった……、と思われます」
『ラーメンは、ちょっとした出来心だったにゃ』
ちょっとしゅんとした様子で、お三夜さまは言う。
『美味しいものが懐かしくて、それを食べる人も懐かしくて、ラーメン屋さんになってみちゃったにゃ』
「しかし、材料はどこで?」
『ここはいろんな世界に繋がってるにゃ。ラーメンがまだある世界もあるにゃ』
「世界はひとつではないのか……ここは数ある世界のひとつ……」
「ブルーマロウ、研究のし甲斐があるじゃないの。いつか論文期待してるよ」
庵がニヤニヤと修の背を叩く。
「あたしは分野違いだから美味しいラーメンを食べられればそれで充分だけどね」
「俺も」とラッセル。「あー、でもさ。Qちゃんやクジラさんのほうは何とかなんないかな。お三夜さまのラーメン屋台が、この世界にあってもいいじゃないか。いちいち追っかけられたりビーム撃たれちゃたまんないよ。たとえ都市伝説なみの頻度でしか出会えないとしてもさ」
するとシオがにこりと手を打った。
「それならばなんとかなると思います」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年03月29日
参加申し込みの期限
2022年04月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年04月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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