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レディ・ロゼッタの運命考察
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何度見ても文面は同じだ。
「セブンに会いたいから探してくれとはなぁ……すげぇ占い屋さんだ」
風雲児 轟
は半ば呆れ気味にそうつぶやいた。セブン。島のフツウを揺るがしかねない、謎の怪人。しかし、その正体というのは……。
「いや。決め付けて連れて行くのは嫌だな……」
轟にはセブンの正体について、心当たりがあった。だがあくまで推測だ。そうであってほしい。決め付けて連れて行くことだけはしたくなかった。
だから轟は一人で、レディ・ロゼッタの占い屋にやってきた。ここで待てば、必ずやセブンが現れるに違いないと信じて。
「ずいぶん元気な子が来たわねえ。今日は大盛況よ」
占い師、レディ・ロゼッタは轟に笑顔でそう言った。
「でも、セブンはここに来ないと思うわ。今日は、ね」
「ええっ……」
それ相当の意気込みと覚悟を以ってやって来たというのに、あんまりだ。轟はがくりとうなだれる。
「セブンが現れたら、どうするつもりだったの?」
「そりゃあ、相手は危険だからロゼッタさんを守らなきゃいけないし、俺もセブンとは話したいことがあったんだ」
「ありがとう。話したいことがあるというのは私と同じね」
ロゼッタはうなずく。轟も力強くうなずき返した。
「あいつにはあいつの目的があるんだろうが、手段がまずい。これ以上誰かを傷つけずにその目標を達成することはできないのかって、説得できたらって思うんだ」
「そうね。そうできたらどんなにいいか……」
と、女占い師の表情がにんまりとした笑みに変わる。
「そこで明日の女子会があるわけなのよ! セブンを待ちながらスイーツティータイム、ああ楽しみだわあ」
「へっ!?」
「明日の午後、『紗乃香』に集合よ」
「お、俺は女子じゃねーし無理だぜそんなの」
「きっとセブンは現れるわ。もしそうなれば、あなたの力も必要となる」
ロゼッタは大げさにウィンクをして笑った。
「護衛、頼りにしてるわ」
にわかに来客の多い占い小屋に、次に現れたのは
維都月 茉菜
だった。
「ファンです! お噂は前から聞いて憧れていました! 占ってくださいっ!」
光栄ね、と笑うロゼッタに茉菜は紅茶葉のきれいな缶を手渡した。ドロップのような明るい色。席に着いた茉菜の表情はその色とは不釣合いな暗いものに変わった。
「どうしちゃったの? 本当は悩んでいたのね」
ロゼッタの言葉に茉菜はこくりとうなずいた。意を決して、茉菜は口を開く。
「セブンに関してなんですが……寝子高生の間では、
野々 ののこ
という女の子を狙っているんだという噂がありました。そして
この間
は……」
茉菜はカラス、クローネの起こした事件について、自分の知ることすべてを語った。神たるののこのフツウを守るためでなければ、従属神のテオは動かない。神の基準で語られるフツウだけが守られるなら、他の者はどうなるのか? 自分の守りたいものだけが無事なら、他はどうでもいいという態度は、クローネ、テオ……そして茉菜自身の中にもあった。
「なるほど、そんなことがあったのね。それから?」
ロゼッタは黒い瞳で茉菜を見つめる。促されるまま、続ける。本当に茉菜が話したいことは今から発する言葉の中にあるのだから。
「それから……私は今の仕組みに納得できないんです。らっかみの力でもれいびが生まれて、私たちはフツウを守らなければならないことにされている。テオが守りたいフツウってなんだろう。私、仮にフツウが、自分がもれいびになる前に世界を戻すことだったとしたら、ちっとも嬉しくはありません」
茉菜は病に苦しむ人生を長く送ってきた。神魂の加護で、やっと得た健康、今こそが彼女の望むフツウだった。
「テオは私たちに隠し事ばかりしている。いっそクローネの方が……って思うこともあるんです。私、どちらを信じればいいのかな。どちらにつくべきでしょうか」
女占い師は茉菜の選択の導き出す未来をカードで示す。テオについていくことを選択する未来と、そうしない未来。前者のカードからは静かに立つ男が、後者のカードからはくず折れる男が現れた。
「コインの3。自立の時。新たな価値観を学ぶ時。こちらは、コインのペイジ。虚飾、見せ掛け」
「……わかりません」
「自分で決めましょう。でも、カラスちゃんについていくと最初はよくても大切なものを失ってしまうかも? ですって」
「そんな……」
はっきりした答えの出ないカードの結果に、茉菜は少なからず失望する。店を後にする茉菜に、ロゼッタはこう告げた。
「自分で行った選択なら、どんな結果でも受け入れられるはずよ。応援してるわ」
とぼとぼと歩きながら茉菜はふと、思い立つ。無意識のうちに自分はカラスとテオを同格として考えている。きっとそれで正しいのだろう。ならばクローネは従属神だ。彼女が仕えるらっかみがどこかにいる。
「あっちにもののこみたいな存在が……いるのかな?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
推理・サスペンス
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月27日
参加申し込みの期限
2014年02月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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