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レディ・ロゼッタの運命考察
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夕焼けの赤い光が窓から差し込む。若きもれいびたちは来た順に去り、部屋にはロゼッタ一人だった。
「女子会、か。ふふっ」
長いウェーブのかかった黒髪を後ろにやり、ロゼッタは楽しげに笑った。しかしその表情はすぐに曇る。
「セブン……やっと、会えるかもしれないのね」
ロゼッタは何かをじっと考えこんでいるようだった。だが、その考えが口に出されることはなく、出されたとしても聞くものも誰もいない。彼女はつかの間存在する占い小屋の中で一人だった。
からん、ころん、というドアベルの音に顔を上げる。お入りなさい、という前に、銀髪が青い扉からのぞいていた。
「やあ、レディ。また会ったね」
長い髪、可憐な少女のような風貌でありながら、流浪の旅人のように飄々としている。少女の名は
旅鴉 月詠
、ロゼッタとは二度目の対面となった。月詠はロゼッタの表情から何かを読み取り、問いかけた。
「ひょっとしてお疲れかな?」
「少しね。月詠ちゃん。こんにちは」
「まだここに店があったとはね。お邪魔するよ」
部屋に足を踏み入れた月詠は、丸めた画用紙とスケッチブックを抱えている。ロゼッタと向かい合わせに立ち、画用紙を広げると、紙いっぱいに描かれたおとぎの国が現れた。月詠はそれに手をかけ、惜しげもなく二つに裂いてしまう。未来を占うフィールドであったはずのテーブルの上は、小粋なお茶会セットで埋め尽くされた。
「出しておいてなんだが、お時間はあるかね?」
「ええ。今日は店じまいよ」
「ならばレディ。夜までゆっくりお茶会を楽しもう」
「ふふっ。魔法みたいね」
「そうかな? 私にとってはこれがフツウさ」
これは月詠のろっこん『絵空事』の力だ。魔法以上の神業とも言えるし、同時に月詠たちもれいびにとってはごく当たり前のことでしかないというのもまた真実だ。シンプルながら質の高さをうかがわせるティーセットとカモミールの茶葉。熱々のお湯の入った水筒。バスケットの中には手作りのスコーンが詰められていた。月詠はハーブティを入れ、ロゼッタと自分の前に置く。ジャムのふたをひねると、甘くさわやかな果実の香りが、暖められた蒸気に乗って部屋に漂った。
「招待状は受け取ったよ。ただ、残念ながら私はセブンの手がかりを持っていない。私の友人たちなら知っていると思うがね」
「そうみたいね。お昼に寝子高生さんたちが来てくれたのよ」
ロゼッタは静かにカモミールティを口に運んだ。
「おいしいわ」
「それはよかった。私がここに来たのは、レディの聞き役になるためだ」
「私の?」
「そう。セブンと会って、何がしたいのか聞きたくてね」
「彼の真意を知りたい、ではいけないかしら?」
「セブンは危険な人物だと聞いている。レディに何かあったらと思う者もいるだろう。逆にセブンを傷つけたくないと思う者もいておかしくない。それぞれの人間に、それぞれの考え方があることだけはわかってやってほしい」
「肝に銘ずるわ。月詠ちゃん、心配してくれてるの?」
いたずらっぽい目で見るロゼッタ。
「私はレディのことは特段心配していないよ。魔女がたやすく消えるはずがないからね」
「ふふ」
ロゼッタは小さく、力なく笑う。
「私ね、少し緊張してるのよ」
「おや。レディともあろうお人が」
「結構気が小さいの。私の知りたいことに近づいているはずなのに、本当にこれでいいのかなって心配になるのよねえ」
「ふむ」
少女に導かれ、年長の女性であるロゼッタは自然と弱音を口にしていた。
「お昼に来た子たちにも、私のやっていることは危険だって言われたわ。そりゃそうよね……」
「レディは自分の信じた道を行けばよいよ。彼らは自分のできないことまで無理してやったりはしない。自信があるから協力するし、心配だからそのような忠告もするのだから」
「そうねぇ……ま、明日がんばる!」
「うむ。明日がんばればいいさ」
二つのカップから柔らかな湯気が立ちのぼる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
推理・サスペンス
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月27日
参加申し込みの期限
2014年02月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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