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暗夜雨道 ~寝子島辻斬り物語~
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・落神神社にて
先に落神神社についたのは文貴と皐月の両名であった。
息を付きながら、濡れた山道を登り、明かりのない先へ先へとゆく。
途中、襲撃する影を交わしながら、ようやく落神神社へとついたとき、真っ暗の境内の中にたいまつの二つの明かりが5,6メートル離れた感覚であり、その中央にうすらぼんやりと一人の老人が見えた。
「あのジジィがそうか……。俺から離れんなよ皐月、背中は任せた」
「あぁ、背中は任されたぜ、組長さん」
そう言いつつ、二人は老人こと稲垣 玄へと迫る。
明かりを頼りにそこへ近づいた皐月が口を開いた。
「今度はこっちが赤穂であんたが吉良だぜ」
だがしかし、言葉は帰ってこない。
亡霊のように玄は佇んでいる。
「ジジィ! てめえの望みは何だ! 強者とやりあって本懐を遂げてえんなら小細工ぬきで相手になってやる」
さらに文貴が挑発するように言うが、呪文のようなぶつぶつという言葉が流れ出るのみだ。
「そうかい、そうかい。四の五の抜かしている余裕があったら……死ねやぁ!」
そう言って、標識を振りかぶりつつ、肉薄して、唐竹割りに振り下ろした。
「……ヤスベェ!」
そう、玄が声を上げた瞬間であった。
玄の前に影が形成される。どうやらヤスベェというらしい。
ガインッ! と標識がそのヤスベェによってあっさりそらされる。
「なんて、剣圧だ」
文貴が驚いていると、そのまま風のようにヤスベェは文貴へと一撃を加えに来る。
「背中ではないが、援護してやるよ」
しかし、それは皐月と手に持った鉄パイプによって阻まれる。
ぎりぎりとつばぜり合いとなる。
「胴ががら空きだぜ!」
その瞬間、皐月から見て右に出つつ、標識を横に振り回す。
そしてヤスベェの胴を狙うが、ヤスベェはすり足と皐月の力を利用して、するり、と体制を入れ替える。
これによって、文貴の一撃は皐月を捉えそうになる。
「ちっ!」
文貴はそのまま、無理矢理標識を地面にたたき付けて、威力を逃がす。
ごうっ! と地面が割れるような音を出した。
それとは別に、一気に後ろに飛び退いたヤスベェに皐月が斬りかかる。
「タバコに火もつかねえし、肺はいてえし呼吸も苦しい」
そう言いつつも、上段からの一撃を加えるがこれははじき飛ばされる。
「一撃では終らせないぜ」
鉄パイプを取り落としそうになるのを無理矢理握りしめ、そのまま突きを繰り出すが、これはあっさりと左にそらされる。
「さらに横一文字に逆袈裟だっ!」
そらされたのを利用してそのまま左から切り上げるが、皐月は自分が前へ前へと誘われているのが気づかなかった。
逆袈裟への軌道に乗った鉄パイプを、はじき飛ばされ、まさに一刀両断される直前になって、皐月はそれに気づいた。
が、不慣れな雨の中であったか、幸運にもその場に足を取られて、転倒した。
「神無組組長、神無月文貴……尋常に推して参る!」
その皐月に迫る刃を、文貴が標識で妨害する。
ヤスベェはそのまま飛び退いた。
「はっはっは、満身創痍ってヤツだぜ。昔思い出して俄然やる気が出たわ……ってくそ、足やられちまったぜ」
よろりと立ち上がりながら皐月は、不敵な笑みを見せる。
「まさかこの年でちゃんばらごっこやる羽目になるたあ思わなかった。いや、真剣勝負をごっこ呼ばわりはできねえな」
文貴がヤスベェの方を見つつも応える。
その瞬間であった。
「絶対倒すのだああ!」
幾ばくかの影を伴って、転がり込むように真央が落神神社に現れた。
真央本人は、かろうじて物干し竿を持っているものの、髪も服も泥だらけであるが、この姿はほとんど誰も変わらない。
「おいおい」
突然の登場に驚きつつも、遠慮無く皐月が回復する時間が稼げると文貴は踏む。
「今のうちに、愛の囁きの一つでもくれよな」
「キスの一つくらいはしてやろう、勝ったらな」
愛の囁きかどうかは知らないが、やる気の出る一言であったに違いない。
二人はそのまま玄の方を目指す。
「がおー、あいつの足に纏わりついて転ばせ……え!?」
がおーが言われたとおりにするが、影なのですり抜けてしまう。
逆にがおーに刃が突き刺さり、苦しげな声とともに消失する。
「絶対に許さないのだ!」
といいつつも、ロードコースに再び乗って、真央は星ヶ丘を目指す。
「そこの二人も頑張るのだー!」
そう言って、闇の中へと消えた。
そして、皐月と文貴は再び玄とヤスベェと対峙していた。
「やってやろうじゃんか。さあ来いよ、鳳翔皐月はここにいるぜ」
「女の応援を背に受けてかっこ悪ィとこ見せらんねえからな! 思いっきり行くぜ!」
そう言って、ヤスベェに斬りかかろうとしたときであった。
「つっ!」
いきなり突っ込んできたヤスベェが皐月に体当たりして、突き飛ばしたのだ。
どさっとそのまま倒れる皐月。
「テメェ! 何しやがる!」
文貴がそのまま標識で襲いかかるが、これこそがヤスベェの狙いである。
そして標識はものすごい力で上へ跳ね上げられる。
ただ、どこが跳ね上げるべき点かという技巧的な事も込められては居るが、とにかく、大きく文貴の胴が開いたのは間違いない。
ヤスベェは押し上げた勢いで上段に構えるとそのまま一刀両断に振り下ろした。
「馬鹿なっ!」
文貴はそのまま異世界から飛ばされる。
それを抜けるように、皐月がヤスベェに斬りかかる。
「唇にとは言ってねえし言われてもいねえからな……帰ったら一つ何か優しくしてやるか、多分な」
キスは当分お預けだな、と笑いつつも、皐月もまた返す刀で、やられそうになり、異世界から切り離されたのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
ホラー
冒険
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月18日
参加申し込みの期限
2013年10月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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