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寝子島の風にのって、ふわふわわ~
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夏祭りの夜はまるで、小宇宙! 提灯が連なり、色とりどりの光が灯る出店がずらずら、ずらりと並ぶ様は天の川銀河のよう。まーなんたって頭上には、本物の星空だってきらきらまたたいておりますから。
そこへふらりと迷い込んだのが、あなたです。
さて、まずはリンゴ飴かチョコバナナでもいただきつつ、なにをして遊びましょうか? 輪なげにヨーヨー釣り、金魚すくい、射的に型抜き、よりどりみどり! もちろんわたあめやら焼きそばやらタコ焼きやら、夜店グルメを満喫するのもよいでしょう。
おや。向こうでは
桜 月
が、さっそくお祭りを堪能しているようですよ。
ずきゅーん、ばきゅーん! と、派手な効果音こそ聞こえてはこないものの。
「ふっ」
月の構えた銃から放たれるコルク弾はお菓子の小箱に、ぬいぐるみにびしばしとヒット! なかなかの腕前です。
「寝子島でいくつも荒事を経験してきたからかな。私にこんな才能があったとは」
これまでに獲得した景品はゆうに10を越え、トリガー引き絞り放つ弾丸はぱかん! すぱこん! 出処不明な謎の食玩と、時代がかってちょっぴり色あせたプラモデルの箱の間を跳ね返り、両方倒してしまいました。
店主さんもいささか唖然として、月の快進撃を見守るばかりです。
「ずいぶんたくさん取ってしまったな。私ひとりでこんなに、いいのかな?」
「ふっ。ナメてもらっちゃ困るぜ、お客さん」
別にナメてはいませんけれど、桜の言葉を、店主はなにやら挑戦と受け止めたようです。
あっという間に新たな景品が補充され、ずらららら~っ。この盤石な布陣を見よ! とばかりに店主さん、どやっ!
「さあ、この最強のラインナップを撃ち抜けるか……」
「あっ、桜さんすごーい! これ全部取ったんだ?」
夜も照らすような明るい声は、リンゴ飴をかじりながらやってきた
羽生 碧南
。
月の戦利品と、これから狙わんとする景品たちの強固な並びに、きらりんと碧南の瞳は輝きます。
「食べ歩きでお腹がふくれてきちゃったし、ちょっと身体を動かしたいところだったのよね」
「やあ。それじゃ、いっしょにやるか?」
「オッケー、受けて立つ!」
戦う女、碧南参戦!
ただならぬそのたたずまいに、なんだか雲行きがアヤシくなってきたと戦々恐々な店主からコルク銃を受け取ると、実に見事なフォームでそれを構えます。別段こういったものの扱いが得意なわけではないけれど、いざ勝負事となれば燃え上がるのが碧南であります。そのための道具の使い方を習熟することだって、勝つための条件のひとつではありましょう。
『戦う女』な碧南さんの図
「ねえ、せっかくだしなにか賭けようか? そのほうが燃えるでしょ」
「ふむ。それじゃ負けたほうが、なんでも好きな物をおごるっていうのはどうかな」
「乗ったぁ!」
言うが早いか、ぱーん! すぱぱーん! 碧南の放ったコルク弾が景品の間を跳ねまわり、ひとつ、ふたつ、いやみっつ! まとめてゲット!
もちろん月も負けてはいません。引き金ひけば、ぱかん、すぱこん! 景品棚には見る間に空きが生まれてゆきました。
「あの……少しは手加減してくれよ、お嬢さんがた! ねえ、ちょっと!?」
店主の叫びもむなしく、すぱこすかぱかぱぱぱぱん!
ちなみに勝負は月の勝利で決着したものの、その後はふたりでおいしいものをシェアして、めいっぱいに楽しみました。
「むううううっ……」
マジ真剣、本気の本気で目の前の流水をニラむ
鬼河内 萌
。
「むむむむむっ」
流れゆく紅白。行きては返し、跳ねては翻すその身をめがけ、萌が天高く掲げるは……なんて言いましたっけ? これ。この柄がついた丸っこいヤツ。
「ちょわーーーっ」
そうそうポイですポイ。モナカのポイをずずいと振り上げまして、一気に流水へ投入! みごと赤やら黒のボディをすくい上げ、
「ああっ、またダメー!」
すくい上げることはかなわず、無情にもやぶれた穴あきポイを、金魚はゆうゆうとおりぬけてゆきました。
てなわけで、金魚すくいです。
「なんだ、苦戦してんなァ」
「あっ、ユウくん! 遅いよモー」
「わりわり」
ひょいと萌の横へかがみこんだ
野菜原 ユウ
。ちょんっと肩がふれて、萌はどきり胸を弾ませましたけれど、彼はそしらぬ顔。
ああ、なんて彼は浴衣が似合うんでしょう。
「どら、貸してみ? 俺にやらせてみろって」
「ユウくん、金魚すくい得意なの?」
「子どもの頃は金魚すくい王のノナと呼ばれていたとか、いないとか」
「呼ばれてないんだね?」
ユウが気合いっぱつ、えいやっとポイを振り抜きますと。
ぴちぴちぴちぴち!
「っしゃあ、見ろ鬼河内! やったぜ、にししっ♪」
「すごいすごい! ユウくんすごい、カッコイイー!」
「へへっ、サンキュ! 鬼河内もかわいいぜ、浴衣すっげー似合ってる!」
店主のおじさんに透明な袋へ入れてもらい、ようやく萌のところへやってきた金魚くん。
その愛らしさに目を奪われて、うかつにも、聞き逃すところでした。
「ありがと、ユウくん……えっ? なんて? ボクの浴衣が? なんていったの?」
「ん? まーいいじゃん、それよりハラ減っちった。なんか食おうぜー」
「ちょっ、もっかい! ユウくん、もっかい言ってよー! ねえー!」
「にししっ」
「きゃわーん☆」
仲睦まじく雑踏へ消えてゆくふたりの背中を微笑ましく見送りながら、金魚すくい屋のおじさんは思ったそうです。
結婚しちゃえよ、もう。
小さな子どもたちがお祭りを堪能して、そろそろ帰路に着く頃合い。やや喧噪が薄れ、お囃子の軽妙な響きが通りやすくなってきたところへ、ぱ、とあたりが明るくなりました。
「あ……花火はじまりましたよ。珪先生!」
「うん。間に合ったね」
少し遅れて、どん! ぱぱん!
赤、青、緑に黄色の光が明滅して、並び立つ
綾辻 綾花
と
早川 珪
を色とりどりに照らします。
朱塗りの鳥居を。行き交う人々の横顔を。珪先生のシンプルな浴衣や綾花のいろどり豊かなそれを、花火はいく度もまたたいては照らしました。
「綺麗ですね……」
「うん。綺麗だ」
綾花は空を染める花火をうっとりとして見上げておりましたけれど、珪先生がその隣で微笑みながら別のところを見ていたことに、綾花は気付きませんでした。じっと、見られていたのですけれど。
と、そんなぼんやり綾花の足元へ、とてててて。
「あっ。にゃんこ……!?」
迷い猫かはたまたおさんぽか、にゃんこは綾花の足の間を身軽にくぐりぬけ、たったかたったか。振り返ることもなく駆けてゆきました。
おどろいて、うっかりよろけてしまったのは綾花です。暗くてあんまりよく見えなかったです、猫メモに加えたかったな……なんてとりとめない思考が頭をめぐり、身体が傾いていく時間がやけにゆっくりに思えました。
「わ、わ。わ……」
「綾辻さん!」
しっかと珪先生が肩をつかまえてくれたので、事なきを得ましたけれど。
そんな体勢にいたるまでのコンマ数秒間、綾花の目にする全てはどうにもゆっくり、ゆっくりなのでした。
「……ありがとう、ございます。珪先生」
「いや、うん。ごめん」
謝ることなんてないのに。だって、とっても素敵な瞬間だったから。
花火がぱんと鳴り、はにかむ年上の男の人の照れ顔を、綾花はじんわりあたたかい胸の心地良さに浸りながら、ほんわかと見つめました。
「ああ、いたいた。探したよ」
そんなカップルの幸せな光景に、目を細めていたあなた。呼ばれて振り返るあなたの目の前には、差し出されたタコ焼きパックから立ち上るほかほかの湯気。その向こうに、
サキリ・デイジーカッター
の顔がありました。
よくよく見ると、彼の持っているタコ焼きはひとりで食べるには、ちょっぴり多いかも?
「ああ、これかい? 型抜きで、なんだか儲けちゃってね」
刃物やらとがったものの扱いならお手のもの。サキリが見事な腕前で昇り龍を5枚ほど抜いたところ、もう勘弁してくれと店主に泣かれてしまったそうです。
そんなこんなで途中で切り上げたとはいえ、縁日で食べ物を買うならちょっと多すぎる額が儲かってしまい、どうせならとふたり分を買ったのだとか。
「そういうわけだから、食べよう。いっしょに」
気さくにすすめてくれる彼の好意に甘えて、あなたもタコ焼きをひとつ、ぱくり。
「美味しい?」
覗き込む彼へこくこくとうなずいたものの、外はカリッと中はとろとろ、なタコ焼きのアツアツで口の中がいっぱいになってしまい、しゃべることもできず、悶えるあなたを眺めて、サキリはくすりと笑いました。
その後はふたりで焼きイカをほうばっていたところで、空に花火が弾けました。
「ああ。いいね。これぞ日本の夏祭りってやつだ……」
いつもどこか、大人びて見えるサキリですけれど。キツネのお面を斜にかぶって、しんみり言った彼はなんの変哲もない、無邪気な少年のようにも見えました。
だって彼は、笑っているのです。まるで平和なこの寝子島で幸せに生まれ育って、戦いや争いなんてひとつも知らないかのように、あけっぴろげに。楽しそうに。
空が星より明るく、輝きます。何度も、何度も。
夏のお祭りの夜も、そろそろおしまい。やがて最後の花火が燃え尽きたなら、お開きです。
この時がずうっと続けばいい。あなたもきっとあたたかな心持ちで、しんみり思ったことでしょう。
「うん? どうかしたかい? はは、そうだね。綺麗だね」
すこうし名残惜しげに、けれどやっぱり嬉しそうに、彼はにっこり。微笑むのです。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
72人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年12月10日
参加申し込みの期限
2021年12月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年12月17日 11時00分
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