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寝子島の風にのって、ふわふわわ~
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視界いっぱい、満天の星と白銀の満月。
仰いだ空がぐらりと傾いで、
「えっ、わ……?!」
ふわりと宙に飛び出しそうになった身体を、
「宮祀!」
逞しい腕がガシリと支えてくれた。胴に力強く回されたスーツの腕に、ぐいと抱き寄せられた男性の胸に、
宮祀 智瑜
は頬を真っ赤に染める。
「ご、ごめんなさい、義弘先生っ」
「いや、無事で良かった」
胸をぐいぐいと押して離れようとする智瑜の背を、
桐島 義弘
は殊更に強く引き寄せる。いいからここに居なさい、と落ち着いた声で囁く義弘先生の声に、智瑜は大人しく頷いた。わかりました、と黒い瞳で見下ろす足元には丸太ほどもある真っ白な骨。骨の下には遥か彼方に地上が見えている。うっかり落ちてしまえばただでは済まない。
「基節骨ですね! これはまた立派な骨なのですよ……!」
智瑜と義弘の立つ巨大な手指の骨の名称を口にしながら、
稲井 いおね
は蒲公英色した瞳をキラキラと輝かせる。
「ちなみにいおねのいるところは中手骨、掌のこの辺りなのです!」
興奮しきりに自分の掌を示してから、ひょいと身軽に立ち上がる。隙間から遠い地面の見える骨の上を恐れげもなく歩き、
「すごいすごい、すごいのです、がしゃどくろさん!」
ツインテールに結った金髪をふわふわ揺らして手を伸ばすのは、寝子島の住人や霊界の住人たちをその大きな掌や鎖骨に乗せて運んでいる極めて巨大な人骨のあやかし──がしゃどくろ。
「危ない、危ないから……!」
今にもがしゃどくろの大きな頭蓋骨に飛びついて行きそうないおねを、がしゃどくろの鎖骨の上に腰掛けた
鶴見 五十鈴
が必死の声で止める。長い黒髪を霊界の風に揺らし、ついでに透けて見えない膝から下もゆらゆら揺らし、幽霊である五十鈴は生者であるいおねに手を伸ばして助けようとする。
「ごめんなさい、引っ張ってあげたいのに……」
「いいのです、お気持ちだけで嬉しいのですよ」
静かに悲し気に微笑む幽霊に、いおねは明るく笑った。
骨の掌の上に大人しく座り直し、手の届く範囲の丸太のような指の骨を触り始めるいおねを見ながら五十鈴は小さく微笑む。
トンネルの先の地縛霊である己が、まさかこんなところにも来られるなんて思ってもなかった。
「綺麗……」
呟く五十鈴の眸に映るのは、今まで目にしていた寝子島の景色とはまた違う霊界の景色。がしゃどくろの肩に乗って、色んなところを見て回った。廃墟のような建物、連なる鳥居、真っ白に立ち込める白霧──
「うん、絶景絶景」
がしゃどくろでの移動に慣れていないだろう寝子島の人々が骨の隙間から落ちはしまいかさりげなく見守りつつ、
鏨 紫
は漆黒の二本角の生えた赤胴の頭を巡らせる。己で建てた屋敷の屋根から見下ろす霊界の景色も充分に高く美しく、何より愛おしいものではあるけれど、
「動く景色もいいものですね」
骨の指の端に腰掛け、興味深そうに眼下の景色を見下ろしていた
鏨 縫
の言葉に紫は頷く。
「ここからだと何もかもが高いばかりだ」
縫の額から生える一本角に結わえた鞍に腰掛けていた十センチばかりの小鬼──
鏨 椒
が生真面目な顔で言うなり、ひょいと定位置から飛び降りた。途端、彼女の小さな小さな身体は傍らの縫と変わらぬ大きさとなる。
「見えるかい?」
手にしていた酒瓢箪をぐいと呷って問う紫に、椒は青い瞳を笑みに細めた。
「ええ、紫殿。ここからの景色もまた絶景に御座いますな」
大真面目な顔で頷いて見せる椒のまなざしは、遥か遠くの山の端を覆い隠す霧を向いたかと思えば、すぐにがしゃどくろの足元に広がる曼殊沙華の花畑に、がしゃどくろの周りを跳ね回る無数のあやかしたちに、少し先の湯煙昇り立つ温泉街にと忙しく動く。
「椒さんは楽しそうですね、主様」
「そうだね」
眼鏡越しの黄色の瞳を優しく細める縫に、紫は頷いては酒を口にする。大切な家族や旅人たちと行く霊界の旅は、なんと愉快なことだろう。こうして呑む酒の何と美味いことだろう。
がしゃどくろの掌の上から霊界を見晴るかし、紫は莞爾と笑う。
「絶景絶景──」
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担当ゲームマスター
墨谷幽
KAN
阿瀬春
菊華 伴
笈地 行
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
グリーンシナリオ(0)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
72人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年12月10日
参加申し込みの期限
2021年12月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年12月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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