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晴れぬなら晴らしてみせよう、てるてる坊主
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赤い首紐のてるてる坊主に追いついたのは景貴とメグだ。
「いました!」
景貴の言葉にメグがロープを構える。
「5」
と言いながら景貴が指を鳴らすと、ろっこん『魔法のボウル』が発動し、調理用のボウルが赤首坊主の逃げる先に次々と現れ、落下した。
3つ目まで避けられたが、4つ目が掠り、5つ目のボウルが赤首坊主の頭に被さって視界を塞ぐ。
ボウルを振り落とそうと暴れる赤首坊主に駆け寄ったメグは、両手に持ったロープを縄跳びの要領で背中から回して赤首坊主の首に引っ掛けるとそのまま結ぼうと試みるが、その間に赤首坊主はするりと縄から抜け出した。
「もう一回!」
メグが再びロープを赤首坊主に投げ掛けるが、視界を覆っていたボウルを外す事に成功した赤首坊主は、タイミングを合わせてロープに頭突きをすると、メグに向かってロープを打ち返した。
「ひゃっ」
予想外の出来事に小さい悲鳴を上げて受身を取るメグに、赤首坊主が頭を擦り付けようと迫る。
「メグちゃん! 5!」
景貴がもう一度、ろっこんを発動させようと、数字を叫び指を鳴らすが、間に合わない。
その時、メグに迫る赤首坊主が跳ね飛ばされた。
「レディに暴力を振うだなんて、まったく度し難い行為だよ!」
信彦が、カーボンファイバー製16本骨(全長75センチ)の傘を、迫る赤首坊主に向かって開いたのだ。もちろん、持ち手は革の高級仕様になっている。
キラリと決めた信彦と赤首坊主の上に、景貴が呼び出した『魔法のボウル』が落下する。
カラン…。虚しい音を立ててボウルが転がった。
「す…すみませんっ!!」
景貴が慌てて信彦とメグに駆け寄ると、ボールを頭から振り落とした赤首坊主が、再び逃げ出した。
「待て!」
赤首坊主を追って走り出す信彦に、メグが声を掛けた。
「キラキラさん、ありがとー!」
「レディを守れて光栄だよ!」
信彦は、どんなに急いでいても、レディに応える事を怠らなかった。
「景貴、メグさん、無事かい?」
芽守がようやく、景貴とメグの元に駆け付けた。
「てるてる坊主を取り逃がしてしまいました」
景貴が残念そうに微笑む。
「追うのか?」
芽守に聞かれて、景貴は心配そうにメグを見た。
「私はだいじょうぶだよー?」
すっかり立ち直ったメグが、景貴と芽守に笑顔を向けた。
「では、もう一度、捜しに行きましょうか」
景貴の言葉に、芽守がそれならと愛用のメモ帳を取り出した。
「せっかくだから、事件をまとめてみないか? 捕まえるヒントがあるかもしれないだろう」
「えー、超常現象って推理できるのー…?」
メグがそう言う間に、芽守は手早く調査メモのページを並べた。
「推理開始」
と呟いた途端、芽守のろっこん『サーチ・オブ・メモリー』が、メモの中から、問題解決に必要な言葉を浮かび上がらせる。
『雨』『てるてる坊主』『盗難』『貴重』『郷土資料』『教授』『夜』『違和感』『泥』『跡』『範囲』
「なるほどな。……で、景貴どう思う?」
格好つけたまま、こちらへ顔を向ける芽守に、景貴がため息をつく。
「たまには自分で推理しなよ…」
「探偵事務所で必要なのは調査力。推理力は必要無い!…って黒川さんに言われたんだ」
堂々と言う芽守には、推理する気など全くないらしい。
景貴は諦めて、浮かび上がったキーワードを見た。
「ええと、普通なら、『てるてる坊主』が『盗難』されたのは、『郷土資料』として『貴重』だったから。という事になるんだろうけど…」
腑に落ちない景貴に、芽守が情報を捕捉する。
「駐在所でも聞いたんだが、目撃者が皆無らしい。てるてる坊主は、儀式が終わると流されるか燃やされるかで、残る事がなかった為に『貴重』だそうだ。盗まれたのが『夜』で、発見者が資料提供者の『教授』だな」
「てるてる坊主の『貴重』さを知っている『教授』が居合わせた『夜』に盗まれたとは、少々出来過ぎな感じもするね。もし盗まれた当日が『雨』の『夜』なら、てるてる坊主は動くんだから、自力で脱出したと思っていいんじゃないかな」
景貴の推理に、今度は芽守が腑に落ちないと唸った。
「確かに、盗難当夜の天気は『雨』だな。だが、抜け出すのは出来るとしても、鍵の掛かったドアを開けるなんて、手足の無いてるてる坊主に出来るだろうか」
「なら、協力者がいるね。それが『教授』か他の人物かは…少し情報が足りないかな」
景貴と芽守のやり取りを横で見ていたメグが、1つのキーワードを指差した。
「めもめもさん、『違和感』ってなあに?」
「そう言えば、てるてる坊主達が暴れまわった『泥』の『跡』が妙な具合だったんですよ。泥に塗れた裾を引きずったらしく、不規則な線のような跡がついていたんですが、他の現場の薄く残っている跡や、現場の写真を比べると、毎回同じような跡をつけていて…」
「『範囲』っていうのは、その事か」
景貴の言葉に芽守が頷く。それなら、と景貴が続けた。
「今回現れた場所から、以前のパターンを当てはめればてるてる坊主の行動範囲がわかりますね」
景貴と芽守、メグの3人は顔を見合わせて頷くと、芽守の持っていた地図を見ながら、てるてる坊主達を追い掛けた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青丹 よし乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
バトル
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月13日
参加申し込みの期限
2013年10月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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