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晴れぬなら晴らしてみせよう、てるてる坊主
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「昨夜の出来事でした…」
洋菓子店『Raton』のオーナー兼店長の
荒井 景貴
は静かに語り始めた。
景貴は、大学生になる従妹の
宮島 メグ
と一緒に、旧市街地にある表参道商店街に買い出しに来ていた。
せっかくだからと商店街で夕食をすませ、のんびり帰ろうと商店街を歩いていた時の事だ。
「かげちゃんとおててつないでおでかけだー♪」
雨の中、鼻歌交じりに元気良く歩いていたメグの足がぴたりと止まった。
「ねー、かげちゃん。あれなーに…?」
メグの指差す方を見れば、いくつもの白い人影がふわふわと宙に浮いている。
「ねー、かげちゃん。てるてる坊主って、空飛べるの?」
無邪気に聞かれて、景貴は返答に困る。
「いやー…普通は飛ばないと思うんだけど…。おっきなてるてる坊主が、今まさに横切っていったね…しかも、浮いてるし…飛んでるね……」
その非日常的な光景を見て二人が立ち尽くしている間に、てるてる坊主達はふわふわと漂いながらどこかへ去って行った。
「……という事があったんです。ですから、僕はてるてる坊主が悪戯していたという話を信じますよ」
景貴は、お好み焼きの店『うさぎ屋』で、店主の
宇佐見 満月
にそう言った。
時間からして、満月がてるてる坊主と遭遇した少し前の事だろう。
「あの時は、本当にびっくりしたよねー」
メグがお好み焼きを食べながら言った。
『うさぎ屋』には、満月が遭遇したてるてる坊主の話を聞きつけた者達が集まって来ていた。
満月が、壊れたてるてる坊主を前に、昨夜遭遇した事件について改めて話していた所に、景貴とメグの証言が加わったのだ。
「全く、近頃は不思議な事件ばかりさね。話は聞いて貰った通りさ。これ以上、てるてる坊主達に商店街で悪さをさせるわけには行かないからね。悪いけど、あいつらを捕まえるのに力を貸してくれるかい?」
満月の言葉に応えるように、大きな音を立てて店の扉が開いた。
「話は聞かせてもらった! 満月ちゃん、安心してくれ。てるてる坊主が俺の(?)満月ちゃんにした事は、必ず後悔させてやると約束しよう!!」
キラキラしながら店に入って来た
八十八旗 信彦
が、満月の手を握り締めて熱く語った。
「いらっしゃい。チャラ彦くんも手伝ってくれるのかい?」
信彦を笑顔で迎える満月に、後ろからついてきた信彦のお抱え運転手である
霧桐 舞衣
が軽く頭を下げた。
「サーセン。なんか、噂を聞いて勝手に盛り上がっちゃったみたいで。チャラ彦くんがやる気を出してる以上、無理に連れて帰っても抜け出そうとするに決まってるっス。このままじゃ仕事終わんないんで、ぱぱっと事件解決して、帰らしてもらっていいっスか?」
舞衣の言葉に、カウンターでお好み焼きをつついていた
旅鴉 月詠
がぼそりと呟いた。
「……事件解決。果たして、てるてる坊主を捕獲した所で、そうと言えるのだろうか」
「どういう事だい?」
満月に問われ、月詠が答える。
「九十九神というものがある。長い時を経た依り代には神・霊が宿りやすいと言う。神魂もまた同じ。荒ぶれば禍なるが和ぎれば幸となるとは世に知れた事。さて、これらてるてる坊主が動いている神魂は、概ね願いに準ずるものと私は思っている。これらは役目を終えていないのだろう。聞けば、伝承による儀式の為の存在とか。ならば、それを執り行い、役目を果たせてやらねば、真の解決とはならないのではないだろうか」
「つまり、どうしろってんだい?」
満月に再度尋ねられ、月詠は少し考えてから簡潔に言った。
「捕まえた所で、神魂が抜けるでもないのだから、晴れ乞いの儀式とやらをやって、てるてる坊主の役目を果たさせてやってみてはどうだろうか」
月詠の提案に、満月がいい考えだと頷く。
「確かに、暴れるやつらをずっと捕まえておくってのも無理な話さね。荒ぶる神を鎮めるのに、穢れを祓って仕事を全うさせるってのはいい考えじゃないか。どうだい、ダメもとでやってみるかい?」
満月の問い掛けに、真っ先に賛成したのは
民谷 鋭二
だ。かねてから民間伝承に興味を持ち、独自の調査まで行っている鋭二が儀式の再現に賛成しないはずがない。
「郷土資料展にも興味はあったが、儀式の再現なら是非やりたいものだ。恐らく農村部で行われる天気祭に類するものだとは思うが、良い機会だし、儀式についても詳しく調査してみたい所だな」
猫目を輝かせて鋭二がノートパソコンを引っ張り出す。
続いて、ロシア出身の風紀委員、
オリガ・ドラグノーヴァ
が立ち上がった。
「クフフフ♪ 困ってる人を助けるのは風紀委員の常識! 僕も助けちゃうよお! クフフフ♪」
オリガは、風紀委員と書かれた腕章を誇らしげに左腕に飾った。
「僕は諜報活動が得意だから、展示の資料を調べて情報を流すよお! クフフフ♪」
「手分けして調べられるなら助かるな」
オリガの言葉を好意的に捉える鋭二に、オリガが笑顔でにじり寄る。
「それじゃあ、協力する人達のアドレスと電話番号は受け取っておかないとねえ! クフフ♪」
オリガの要求に、
維都月 茉菜
がどうせならと提案する。
「ねこったーじゃダメかな? 儀式をやるなら、もっと人手が必要だよね? ここに来る前にちょっとだけてるてる坊主が展示されていたイベントスペースを見てきたけど、儀式には祭壇が必要みたいだよ。『てるてる坊主を連れてくる人』『祭壇の材料運ぶのに協力してくれる人』『寝子島神社前で祭壇を作ってくれる人』とかは、絶対必要じゃないかな。手伝ってくれる人がいないか、ねこったーで拡散するね!」
篠崎 響也
もそれに同意した。
「今から皆でアドレス交換するより、そっちのが楽だもんな」
「じゃあ、情報があったら、ねこったーに上げるって事でいいか」
鋭二まで賛成するのを見て、情報の中枢を握り損ねたオリガはちょっぴり不満げな様子だ。
儀式をやるために必要な祭壇や小物をどうするかなど、皆が楽しげに計画を練っていく中、
「よし!」と、信彦が立ち上がった。
「これだけ協力者がいれば、もはやてるてる坊主など敵ではないなっ。もう二度と満月ちゃんに手が出せないよう、てるてる坊主はこの俺が必ず倒して見せるっ!」
信彦はキラーンと効果音が聞こえてきそうなポーズを決めた。
「まぁ、元からてるてる坊主に手は無いっスけど」
「儀式をしようと話したばかりなのに、倒してどうする」
舞衣と月詠がそれぞれ冷静に突っ込むが、耳を貸すような信彦ではない。
「チャラ彦くん、ありがとうよ。じゃあ早速、トラックを借りて来てくれるか……」
満月が言い終わらないうちに、
「首を洗って待ってろよ、てるてる坊主ども!」
信彦は雄叫びを上げて店を出て行ってしまった。
「ああ、行っちまった。…まあ、いいさね」
ため息をつく満月に、舞衣が声を掛ける。
「じゃあ、チャラ彦くんの替わりに、私が車を出すっスよ。チャラ彦くんとこの車っスけど」
「本当かい? 助かるよ。じゃあ、廃材所にはこっちから連絡入れとくから、祭壇用の木材を運んでくれるかい?」
「了解っス」
店を出ようとする舞衣に、響也が声を掛けた。
「俺も運ぶの手伝う。でも、その前に必要な材料とか調べないと。展示されてる郷土資料に、祭壇の絵とかあるなら、参考に写メで撮っといた方がいいんじゃないか?」
それを聞いた鋭二が会話に加わった。
「俺も郷土資料展でその辺りの事を調べようと思っていたから、絵が展示されていたら、ねこったーに写真を上げておこう。大体、どのくらいの木材が必要なのかも解り次第投稿するから、運搬の方を頼めるか?」
舞衣と響也が頷く。
ふと、景貴が思い出したように皆に言った。
「てるてる坊主が、『盗まれた』という話が気になったので、探偵助手をやっている友人に、調べてくれるよう相談しています。何か突き止めてくれるかもしれませんので、その情報も流しますね」
そうして、各々が出来る事を見つけてさっそく行動を始めた。
「捕まえたてるてる坊主は、ウチに持ってきてくれれば直すさね。それじゃ、皆、くれぐれも気をつけて行ってきておくれよ!」
満月に見送られ、協力者達は小雨の降る中、店を後にした。
「さて、オトナはチビが出来ない事をするもんさね!」
満月は、舞衣と響也がすぐに木材を手に入れられるようにと、さっそく廃材所に電話を掛けた。
「もしもし、廃材所の高木さん? うさぎ屋の宇佐見さね。この間はありがとう。悪いんだけど、お願いがあるのさね。旧商店街の自治会でやるイベント用に木材が必要なんさ。…そう。ちょっとした舞台を作るのでそれ用の木材が欲しいんさ。何とかならないかい?」
当たり障りのない理由をつけて話す満月に、電話の相手は意外な返事を返した。
「え? もう『自治会の催し物に使う』って連絡が来てる?……いや、いいんさ! それで問題ないさね。すまないけど、よろしく頼んだよ。また近い内に寄っとくれ」
受話器を置いた満月は、首を傾げた。
「……いったい、どういう事さね?」
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担当ゲームマスター
青丹 よし乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
バトル
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月13日
参加申し込みの期限
2013年10月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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