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歴史研究部の島研究:百合ヶ淵編
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●遭遇
覆いかぶさるような枝を屈んで押しのけ、藪を抜ける。
翳った緑の中からは出られたのは一時、頭上は晴れたが行く手はまだ森だ。
月原 想花
は辺りを見渡し、不安そうに眉を顰めた。
「……まさかと思うけど、道に迷った?」
九夜山の麓にある学生寮、猫鳴館を出たのは半刻ほど前のことだったと思う。先輩に百均ショップでの日用品の買い出しを頼まれたのだが、眠気交じりに歩いていたのがよくなかったのだろうか。行けども行けども山の中で、百均ショップはおろか人の営みらしきものがまったく視界に入って来ない。
「あわわわ……ど、どうしよう」
途端に動悸が激しくなる。なにしろ想花のビビリは折り紙付きで、一度恐怖に捉われると冷静さというものはどこかへ行ってしまう性質なのだ。おまけに彼女の想像力はこういうときに普段以上の冴え(?)を発揮してろくでもないことばかり考えてしまう。
「もう猫鳴館に帰れないんだ。永遠に山の中を彷徨っちゃうんだ。どこかの木の洞の中で雨宿りしたりしてそのうち食べるものもなくなって十年後くらいに白骨化して発見されるんだーーーーうわああん!!」
自暴自棄になり想花は駆け出す。
藪に突っ込み道なき道をあてなく走り回っていると、突然何かにぶつかってしまった。
「わぷっ!」
「何奴!」
鋭い声とともに刃を向けられる。鼻先に刀を突きつけてきているのは戦国時代の足軽のような恰好をした女性。その背後には姫らしき女性もいて、彼女たちも森の中を駆けてきたのか肩で息をしている。
ぶつかった衝撃で尻もちをつくと、身体の下からきゃっと柔らかい声がした。
「痛ぁい」
「ご、ごめん」
慌てて飛び退く。体の下にいたのはいわゆる山ガール風の恰好をした年上の女性だった。エメラルド色の瞳と柔らかい栗色のエアリーボブの髪で、西洋生まれの外国人という風貌をしている。
足軽女子は、片方の腕を広げて姫を背にかばいつつ、利き手に握った刃を想花たち二人に向けていた。
「どういうことかわかります?」
想花が尋ねると、年上の女性――
マリエッタ・ラシュリエ
は首を横に振った。
「時代劇の撮影……ってわけじゃなさそうね」
そういうぬるい雰囲気ではない。彼女たちから感じるのは明らかに命掛けの状況における殺気だ。
「お、落ち着いて。話せばわかる」
足軽の子に向かって言いながら、そうは言っても怪しく見えるだろうなとマリエッタは思っていた。彼女たちから見たら淡い茶髪で碧眼の自分は見慣れない存在ではないだろうか。にも拘わらず、くせのない日本語を流暢に話すと来たら、確実に怪しまれるに決まっている。
マリエッタはパリ生まれの木天蓼大学院生であった。博士課程に進んで2ヶ月、年度初めの忙しさが少し落ち着き、やっと数日間の暇が出来たので寝子島散策をすることにした。たまたま百合ヶ淵伝説のことを知って行ってみたいと思い険しい山道をおっかなびっくり山道を歩いていたら、突然、時代劇に出て来そうななりの二人と出くわしたというわけである。
マリエッタは出来るだけ穏やかに言った。
「私達、あなたたちの敵じゃないから……」
必死になだめていたそのとき、藪の向こうが騒がしく鳴った。
ドッドッドッドと大きな獣が走ってくるような足音がしたかと思った次の瞬間。
「うおおおーーー!!! どけどけっ!! 危ねえぞッ!!」
勢いよく藪から飛び出して来たのは長い黒髪の少女――
化神 小次郎
だ。
尻もちをついたままの想花とマリエッタの頭上をポーンと飛び越して、足軽と姫も突き飛ばして走り抜ける。
唖然とする間もなく、少女の通り抜けたのと同じルートを通って現れたのは巨大な猪だ!
想花とマリエッタは左右に飛び退き、間一髪で猪を避けた。
足軽の子は姫を抱くと横っ飛びに転がって、辛くも猪の直撃を免れる。
猪に追いかけられていた黒髪の少女は叫びながら延々と直進したのちに、巨木の後ろに身を隠した。
猪突猛進の言葉そのまま勢いのついた猪は急には止まれず、巨木に力いっぱい体当たりして昏倒した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年10月13日
参加申し込みの期限
2021年10月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年10月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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