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歴史研究部の島研究:百合ヶ淵編
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●攪乱
「……鷲?」
二手に分かれた追っ手たちの片方、南の進路を取りながら姫を追っていた五人組のひとり、弓手の男が空を見上げた。
九夜山に鷲がいること自体はおかしいことではない。
しかし自分たちの頭上を意味ありげに旋回しているのは何かおかしい。
弓手の男は立ち止まって背負っていた弓を構えると矢を番えた。
「どうした?」
先を歩く仲間たちの問いかけに応えず鷲に向かって矢を放とうとしたその瞬間、ヒヨドリの大群が森の中から現れて、追っ手たちに襲い掛かってきた。
「うわっ、なんだ!?」
弓手の矢はすっぽぬけて、見当違いの方向へ飛んで行った。
その瞬間を見計らったかのように旋回していた鷲が急降下してきて、弓手の弓を嘴で咥えて奪い去る。
「何をする……ッ、いた、いたた!!」
ヒヨドリたちに嘴で突かれる追っ手たち。
刀や薙刀を振り回してみるが、的が小さく素早いので、戦いにならない。
「野生の鳥が襲い掛かってくるなんていったいぜんたいどうしたことだ!」
腕を振り回して逃れようとする男たちの前に、異形の――淡い色をした髪と緑の瞳のマリエッタ――が現れると、男たちは慄いた。
「ヒッ……お、鬼だ!」
「鳥の襲撃は鬼の仕業か!?」
迷信深い時代のことだ。大の男でもあり得ないことが起こるのは怖い。
マリエッタがスマホを顔の前に掲げてフラッシュライトアプリで閃光を放つと、スマホもフラッシュも見たことのなかった追っ手たちは、鬼がまじないの力で襲ってきたと思い込んで、泡を食って来た道を逃げ戻った。
海に弓を捨ててきた鷲が戻って来て、マリエッタの近くに降り立ちラッセルの姿に戻る。
木陰に隠れていた蒼也も出てきて、鳥たちを労って餌を与えた。
「ラッセル先輩の作戦、大成功だったな。戦わずして勝っちゃった」
「いやーだってさ、本気の侍が相手なんて普通にやったら丸腰の俺らなんて相手になんねーよ。
ここは変化球狙わねーとムリだなと思ったもん」
そこで考えた作戦が、鳥さん襲撃作戦である。
ラッセルは<黄色いピヨコ>の進化能力で猛禽類である鷲に変身。
蒼也は動物に自分の言葉を理解させるろっこん<頼む!>で鳥たちに協力を頼みこんだ。
曰く――、
「悪い奴らが姫たちを追いかけてきてるんだ。この鷲は姫たちを助けようとしてる。
鷲は絶対お前たちを襲わない。できる範囲でいいから、協力してもらえないか?」
蒼也一人の言葉なら、人間の言うこと、と信じて貰えなかったかもしれないが、鷲/ラッセルからも鳥たちに直接「襲わないから心配しなくていい。協力してくれ」と頼み込んだのが功を奏した。そもそも殺気立った人間が森に入ってくるのを好まない鳥たちは、仲間どうし声を掛け合い、協力してくれたというわけだ。
「マリエッタさんもありがとうございます」
ラッセルに頭を下げられて、マリエッタは微笑んだ。
「力になれて良かったよ。私、戦闘向きのろっこんじゃないし、むしろ戦闘行為では邪魔になるかもしれないと思っていたから」
「それは俺らもだし」
ラッセルが言うと、蒼也も頷いた。
「俺のもラッセル先輩のろっこんも戦闘向きじゃない。でもだからこそ、戦わないって選択が出来たわけだしさ。結果オーライってことで」
そこまで言って、あ、と口を手で押さえる。
「追っ手、逃げ帰らせちゃまずかったかな。身投げのシーン、見てもらわなきゃいけないんだっけ?」
「大丈夫じゃないかしら。追っ手全員が目撃する必要はないと思うの。もう一組いるからそっちの人たちを崖まで誘導すればいいのよ。追っ手の戦力が減ったのは喜ばしいことだし、さっきの人たちが寝子島には鬼がいるって城に報告してくれたら、しばらくこのあたりには来ないかもしれないわ」
マリエッタのいう通りかもしれない。
「よし! 俺は先に飛んで行く」
姫たちを守って百合ヶ淵に向かっているチームへこの状況を連絡する必要があるし、途中でもう片方の追っ手たちの位置も掴みたい。
「ちょっと待ったラッセル先輩。ハンドサイン忘れてないよな?」
蒼也が呼び止める。
「もちろんだぜ。頼むな、蒼也」
ラッセルはまた鷲に変じて飛び立った。天高く舞い上がった鷲を見送って、マリエッタと蒼也は崖上でドラマチックな身投げシーンの準備をしているはずの小次郎の元へ、追っ手より先回りすべく駆け出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年10月13日
参加申し込みの期限
2021年10月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年10月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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