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寝子島高校
せんせいといっしょ:教頭先生編
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寝子島高校における日常
学校でのことを一通り聞き終えると、黒崎は新しい紅茶を淹れ直し、減った食べ物を補充した。
この頃になると生徒たちも、教頭室に入ってきたときと比べてリラックスしていて、サンドイッチやケーキを取る手にも遠慮がなくなってきている。
淹れ直された温かいお茶も、ちょっと洒落たお茶菓子もどちらもおいしくて、話も弾む。
「真央ちゃんの日常は、朝、てば崎たちの餌替えしてお友だちの西瓜にお水あげて、おネコさま追っかけて学校に来て、放課後は部活したりおネコさま追っかけたり、喫茶店でバイトしたり寮で夕飯争奪戦参加したりおネコさま追っかけたりしてるのだ!」
「要するに、おネコさまな日常ってことだね」
「そのとおりなのだ!」
真央は胸を張って答える。
ネコ以外に何があったっけ、というレベルで真央の生活はネコと切り離せない。
「とすると、将来はネコに関係する仕事に就きたいのかな?」
「真央ちゃんの将来の夢は農家兼業理学療法士なのだ。俊介ちゃんセンセイの将来の夢は何なのだ?」
逆に質問された黒崎は、淡々と答える。
「特に何になりたいということもなかったよ」
「昔持っていた夢のことじゃないのだ。今三十路っ子なら、四十路っ子五十路っ子還暦クラブまだまだ先は長いのだ。コーチか理事長の秘書かと思うくらい若いセンセの将来の夢は何なのだ?」
今? と黒崎は意表をつかれたように聞き返した。
「将来の夢のことなんて考えていないけど、そうだな……生徒たちの幸せになった姿を見ることかな。その夢のために日夜仕事にいそしんでいるんだからね」
夢の実現は生徒たちの肩にかかっているのだからよろしくと、黒崎は冗談めかして言った。
「教頭先生の好きな工具はなあに?」
「また唐突な質問だね」
オリガの質問に、どうしてそんなことを聞くのだろうと不思議そうにしながら黒崎は答える。
「工具か……好きというほどにはどれもうまく使いこなせていないな。ただ子供の頃によくプラモデルを作って遊んでたから、ニッパーだけはある程度使えるかな」
それがどうかしたのかと言う教頭から、
「特に意味はないよお」
と笑ってオリガは離れた。
何だろうと軽く首を傾げたあと、黒崎教頭は今度は円に日常のことを聞いた。
「私生活は、この子が居るから充実してるなぁ……って、あれれ?」
にゃーくんはどこへ、と探してみれば、黒崎教頭の足に頭を載せて眠っていた。
「ほんとにもー。でも最初はもっと大変だったなぁ……」
にゃーくんを保健室に預けていた頃のことを円は思い出す。
「今ではお昼一人でうろうろしてくれるまで成長してくれてありがたいなー。この子も学校で拾ったから、僕たちと同じ一年生だったりするんだー」
可愛くてならないようににゃーくんを撫でながら、円は黒崎に尋ねる。
「教頭先生の私生活って想像出来ないんだけど、学校以外ではどんなことしてるの?」
「学校の仕事が忙しいから、どうしてもそちらに時間を取られてしまうけれど、ゆっくりできる時間には食事に出掛けたり、良いワイン探しに出掛けたりしているよ」
「あずささんと遊びに行ったりはするのー?」
「遊びに行くというか、たまに呼び出されてお供させてもらうことはあるよ」
黒崎の返事に、理事長は教頭相手でもやっぱりあのままなのだろうなと円は思う。
「ねね、あずささんとはどんな出会いでどんな関係なの?」
「出会いは寝子島高校だ。関係と言われても、理事長と教頭の関係としかいいようがないなぁ。基本的に仕事上以外の付き合いがないからね」
寝子高の一教師だった3年前に、前理事長が亡くなって、孫のあずさがきた。
そこで教頭に抜擢された、というだけなのだと黒崎は説明した。
円のしている質問に興味をひかれて、能美子も聞いてみた。
「失礼かもしれませんが……教頭先生って、都会のオフィス街で働いてるサラリーマンみたいな洗練されたイメージがあって……何かそういう過去でもおありとか……?」
「いや、僕は大学を卒業してすぐ教師になったから、会社勤めとは縁がないんだ」
サラリーマン、似合うかな? と黒崎は笑っている。
「卒業してすぐ、この寝子島高校に?」
「そうだよ」
「それなら、あずさ理事長が着任される前のこともよくご存知なんですね。どんな学校でしたか?」
「もう少し落ち着いてたけど、前理事長も自由な人だったからねぇ。基本的には変わらないよ」
多少の違いはあれど、寝子島高校は寝子島高校なのだと黒崎は言った。
「おっと、僕の話ばかりになってしまったね。今日は皆の日常を聞かせてもらおうと思っていたのに」
喋るつもりがなかったことをつい喋ってしまった、と黒崎は反省しつつ刀に日常のことを尋ねた。
「俺の日常は、皆と遊んでバイトに精を出して、剣術の練習を頑張って……と充実しています」
あとはフツウを守ったり、と刀が付け加えると、え? と黒崎教頭は聞き返した。それに対しての説明はせず、刀は黒崎に言う。
「教頭先生、何か不思議なことに出会ったら俺たちに言ってください。何とかします」
「なんだかよく分からないけど、心に留めておくことにするよ」
「はい。――教頭先生にとって、今の日常ってどうですか?」
刀からの問いかけに、黒崎教頭は紅茶のカップをソーサーに戻してから答える。
「毎日が飛ぶように過ぎるほどに忙しいけれど、その分充実しているよ。生徒たちがいきいきと学校生活を送ってくれることが、何よりの僕の日常だからね」
その後もしばらく黒崎教頭と雑談をしたあと、生徒たちは教頭室を辞した。
片づけを手伝ったあとオリガは、
「ロシア式の挨拶だよお! До свидания!」
と、黒崎教頭の頬にキスをして、教頭室を出ていった。
皆が教頭室を出ていくのを見計らって、
神無月 綾
は黒崎教頭の側に行った。
教頭先生に聞いてみたいことがあったのだが、質問的に他の生徒がいないときのほうが良いだろうと配慮して、皆がいなくなるこの時間を待っていたのだ。
「教頭先生、風紀委員としてお聞きしたいことがあるのですがよろしいですか」
思い切って言うと、黒崎教頭は気さくに答えた。
「ああ構わないよ」
「ありがとうございます」
では……と綾は淡々と感情をまじえずに話し出した。
「もしも生徒間で問題が発生して、それが生徒だけでは解決が不可能な場合……たとえば『いじめ』です。それも自殺未遂以上の状態になった場合とかです。それを事前に知り得た場合は、教頭先生に風紀委員として報告してもよろしいでしょうか?」
「――そういうことがあるのかい?」
ふとトーンが落ちて真面目になった教頭先生の声に、綾は今はあくまでたとえとしての話です、と答えた。
黒崎教頭は数秒、綾の目を覗き込み、そして表情を緩めた。
「そういうことがあれば、僕でなくてもどの先生でも良いから、即座に報告してほしい。君たち生徒がより良い学校生活を送るための手助けをしたいと、僕たち教師は皆思ってる。頼ってくれていいんだよ」
はい、と綾は素直に頷き、ですが、と続けた。
「そういう難しい問題は、学校側の対応が悪いと余計に事態が大きくなることもあると私は考えております。教頭先生、風紀委員会の窓口になっていただけませんか?」
「窓口というなら、僕ではなく風紀委員会を担当している桐島先生だね。彼は責任感も強いし、風紀委員にとって力強い味方になってくれるはずだよ」
寝子島高校の教師たちはいつでも生徒の力になるからと、黒崎教頭は力強く綾に請け合った。
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担当ゲームマスター
ねこの珠水
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月12日
参加申し込みの期限
2013年10月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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