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今日は、君と
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出会えたのは運命だと信じた。
(運命です!)
だって今日は何の予定もない日曜日で。
学校の課題は土曜日に済ませて、青果店を営む祖父母の手伝いを申し出たのに、いいから遊びに行っておいでと背中を押され、シーサイドタウンに住む友人一家のところにお邪魔しようかなと考えながら道を歩いていたところで見つけた、見間違えようのない広い背中。
凛と伸びた長身の背中に向けて、
宮祀 智瑜
は思わず駆けだす。
「義弘先生っ、」
あと数歩で追いつけると爪先に力を込めた途端、身体がぐらりと傾いだ。また転ぶ、と咄嗟に身を固くした瞬間、力強い腕が胴に回る。
ふわり、義弘先生の匂いがした。
「宮祀」
安堵の溜息交じりの、先生が笑う気配が間近でする。
先生の胸に縋りつく格好で体勢を立て直しながら、智瑜は頬を熱くした。
「すみません、義弘先生」
「怪我がなくて良かった」
身体を支えてくれていた先生の腕が離れてしまうのが惜しくて、思わず先生の腕を掴む。
「義弘先生、今日のご予定はっ」
勢い込んで聞くと、先生は眼鏡の奥の鋭い眼を小さく瞬かせた。いや、と首を横に振る。
「これと言った予定は無いが」
「一緒にお出かけしましょう!」
「折角の休日に教師と出かけても楽しくないだろう」
「義弘先生とのお出かけがいいんですっ」
本当はデートだと言いたかったけれど、そこはぐっと我慢して、先生の腕に両手でぎゅっとしがみつく。そのまま勢いに任せて歩き始めれば、先生は微かに笑って足取りを合わせてくれた。
「何処に行きますか?」
頭一つ分以上は上にある先生の顔を仰ぎながら、智瑜は夜色の瞳を輝かせる。先生と行けるなら何処でもきっと楽しいけれど、行きたいところもたくさんある。
「宮祀の行きたいところで」
「はい!」
元気いっぱいに大きく頷いた智瑜が先生と共にまず向かうは、初夏の光をキラキラ輝かせる海の見えるエノコロ岬。
デートスポットでもある恋猫の鐘へ続く道は、休日ともあってカップルの姿が多い。
梅雨の晴れ間の空へ響き渡る恋猫の鐘の澄んだ音を聞きながら、智瑜は傍らを歩く先生を見遣る。
(恋人同士に見えたら良いな)
弾む心のままに思って、ふと恥ずかしくなった。赤くなる頬を見られたくなくて、智瑜は先生より先に立って歩き始める。願望を口にしたら、先生はどんな顔をするだろう。困るかな、笑うかな。それとも、同じように思ってくれるかな。
(そうだといいな)
ぴょんと跳んで立ち止まる。潮風に髪をなびかせながら振り返る。
「恋猫の鐘を一緒に鳴らしましょう、いいことがあるらしいですよ!」
先生の手を引いて鐘の前に立ち、ふたりで鐘を鳴らす。
海と空に響き渡る鐘の音を聞きながら、気持ちの良い風に吹かれて良い景色を眺めながら、ふたりで笑いあう。それだけで胸がどきどきと高鳴った。それだけで、『いいこと』が訪れたように思えた。
(デート日和です)
鐘を鳴らした後は、初夏の風に吹かれながら海の見える道をお散歩。寝子島街道沿いを歩けば、楽しいお店はすぐに見つかる。
たとえば小さなブティックで夏物をチェックしてみたり、可愛いと思った服を先生に見てもらったり、
「どうですか? 似合いますか?」
目の前に先生が居てくれることが嬉しくて楽しくて、試着したワンピース姿でくるっと回ってスカートの裾をふわりとひらめかせてみせたり。
どれも似合う、と生真面目な顔をする先生に、智瑜はちょっと唇を尖らせる。先生の好みで選んで欲しいと頼んで、カワイイ系の服を胸に当て、セクシー系の服を胸に当てる。先生の視線が胸に行きがちなのは気のせいだろうかと首を傾げたとき、先生は表情を隠すように口元を掌で抑え、露出が一番少なく淑やかで清楚な感じがする服を指し示した。
服屋の次に入ったのは香水屋。店内に満ちる優しい匂いに顔を綻ばせながら智瑜はたくさん並ぶテスターから気になるものを手に取る。
(香水も気になるけど……)
大人なイメージを抱いてしまうから、それはもう少し先のお楽しみにしておいて、今はコロンを手首に軽く吹き付けてみる。
「ちょっと甘めでしょうか」
香りをつけた手首を先生に差し出してから、妙に照れてしまった。はにかんだ顔で笑いながら、先生に好きな香りはありますかと問うてみる。
(夏はイベントも多いし)
先生が手に取ったコロンを記憶に留めながら、すぐそこに迫る夏に思いを馳せる。
(学校以外に先生に会えるチャンスが増えるから付けて行こうかな)
先生の服を選んでみたり、先生に似合うネクタイやハンカチの柄を探してみたりするうちに、気が付けばもう夕方で、
「最後にうちに寄って下さいね。笑顔サービスしますよ」
茜空を背中に、智瑜は先生へと満面の笑みを向けた。ぱたぱたっと駆けて、少し先に見えていた『宮祀青果店』の前に立つ。
「いらっしゃいませ!」
ジャガイモに人参、玉葱にピーマン。お世話になっているからと真っ赤なすもももひとつおまけにつけて、
「義弘先生」
ナイショ話をするように、智瑜は背伸びをする。腰を屈めてくれる先生の耳元に唇を寄せ、
「今日は一日ありがとうございました」
囁きかけて、──ちゅ、と頬に触れるか触れないかくらいの小さな小さなくちづけ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
5人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年10月01日
参加申し込みの期限
2021年10月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年10月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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