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今日は、君と
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『ちゃんと真剣にえらぶ』
「そうね」
『だからそんな目で見ないで』
そんな目で見てたかしら、と千歳は笑った。海の肩を軽く叩く。
「もう少し実用的なのが、いいと思うわ」
千歳に大きく頷いて見せて、海はさっそく千歳の手を引く。
(ほら、こっちの水着とか千歳に似合いそう)
ぎゅっと手を握って指し、ちょっと待ってねとスケッチブックを開く。
『スラってしてるから こういうスポーティーなのに合うとおもう』
書き込んだ文字を胸の前に掲げ、強調するようにぱちぱちと『スラって』の部分を指先で叩く。大きな瞳を笑みのかたちにすれば、千歳は頬を薄紅に染めた。言われるまま、身体の線を際立たせながらも動きやすそうな水着を品定めにかかる。
「うん、確かにそういうのもいいかもしれないわね」
ビビットピンクや七色ストライプの派手な水着もある中で、千歳が手に取ったのはシンプルなマリンブルー。
「これ、いえ、こっちも捨てがたいわね」
ネイビーのものも手にして迷う千歳に、海は試着室を示す。
(きっと刀も悩殺できるよ!)
海の悪戯っぽいきらきらとした視線から海の内心をなんとなく読み取って、千歳は困った顔をする。
「あ、これ凄く可愛いと思わない?」
お返しにとばかり、素早く売り場に視線を巡らせて見つけたマリンブルーの水着を海に渡す。似合いそうと思いもしたが、ふたりでお揃いの色を纏えるとも思ったことも実はこっそり大きい。
「ねぇ、刀君もそう思わない?」
「うん、いいと思うよ? よく似合ってる」
海と刀の顔が綻ぶのを確かめて試着室へ向かおうとした足が、ふと止まった。辿るのは海の視線。
不意に海の視線を引き寄せたものを探して追いついたのは、フリルつきの可愛らしいデザインのビキニと、紐水着には遠く及ばないもののちょっぴりのセクシーさが逆に色っぽく見えそうなワンピースタイプの水着。
どっちがいいかなぁ、と首を傾げてから、海は傍らの千歳は背後の刀を見遣る。片手ずつに取った水着を交互に胸に当ててみる。千歳に選んでもらったものと自分で選んだものを両手に抱えて悩みに悩んで、
『ジャッジおねがい!』
千歳と一緒に『ご友人・ご家族とどうぞ』と記された広めの試着室に入る。
いくつも個室の並んだ水着用試着室の前で刀が居心地悪くそわそわしていると、閉ざされていたカーテンが細く開いた。顔だけだした海がにこりと笑い、じゃじゃーんとばかりに大きく勢いよくカーテンを開く。
「っ……」
現れた魅惑的に過ぎるふたりの水着姿に、刀は思わず頬を赤らめた。言葉を失くす刀にふたりは顔を見合わせて笑いあい、一度引っ込んで次の水着に着替える。
数着分の水着ファッションショーの後、刀はどきどきする胸を抑えて一生懸命『ジャッジ』する。
まずは海。
「うん、どれも大変良いけれどもフリル付きのビキニで、セクシーなのは俺には刺激が強すぎます」
次は千歳。
「よく似合ってるよ。様になってる」
勝手な印象だが、と小さく付け足す。
「千歳は格好いいとか綺麗な印象が強いから」
恋人に褒められてくすぐったそうな笑みを交わし合う楽しそうなふたりを見ていると自分までなんだか面映ゆくなってきて、そんな気持ちを誤魔化し気味に刀は自分用のトランクスタイプの水着を適当に選んだ。
シーサイドタウン駅から電車に乗って、寝子島駅で降りる。
改札を潜って外に出た途端、海がふと空を仰いだ。空気の匂いを嗅ぐ小動物じみた動きをしつつ、ちょっと曇って来たかなと空を指す。
「予報では雨なんて言ってなかったけど」
傘持ってきてないわ、と同じように薄墨色に染まりゆく空を仰いで呟く千歳に、刀は小さく頷いた。
「少し急ぐか」
「確かに水着は買ったけど、さすがに濡れるのはちょっと早すぎるわね」
それぞれが手に提げたショップの袋をちらりと見遣り、千歳はくすりと笑う。
旧市街に住む刀と千歳、今日は旧市街の実家に帰る予定の海は揃って少し足を早めるも、
「うを!?」
ぼたり、アスファルトに雨の大粒がひとつ落ちたかと思った途端、篠突く雨が見る間に景色をにじませた。風と共、ざあ、と吹き寄せる雨から咄嗟に守るように海と千歳を抱き寄せてから、刀は瞬く間にずぶ濡れになる身体に眉を寄せる。
「これ避難した方が良いな」
刀と千歳、どちらの家の方が近かったかと首を傾げる海に、刀は僅かの思案の後に自分を示した。
「確かに近いわね。走りましょう」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
5人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年10月01日
参加申し込みの期限
2021年10月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年10月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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