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- 00月00日生 00歳
- AAA000000
【創立記念】マスカレード☆トリエンナーレ！
●マスカレード☆トリエンナーレ、開幕！
講堂入り口に、バニーガール姿の青山 絢が立っている。
白いウサ耳型ヘアバンド。まあるいウサ尻尾付きの黒革の肩出しハイレグボディスーツ。
ボディスーツは胸の谷間が見えそうで見えない、背中がより見えるタイプのものだ。
黒の蝶ネクタイとカフス、レースのニーハイストッキング、黒いピンヒール。
セクシーな衣装は、絢の均整のとれた肢体を一層、際立たせている。
昨年は前理事長に押し付けられて仕方なくだったが、今年は実行委員が用意したものを着た。
（際どさが昨年より上回っているのは気のせいね……多分）
昨年の使いまわしであってほしいと思いつつ、トリエンナーレ開催時刻まで実行委員達と一緒に呼び込みや宣伝活動を行う。
しばらくすると、出場者全員の着付けやメイクが終わり、いつでも始められるという連絡があった。
「今、行くわ」
絢が講堂の中に入ると、観客席にはトリエンナーレを楽しみにしている多くの観客がいた。
「舞台に上がる前に写真を撮らせたまえ」
旅鴉 月詠は、仮装をした出場者の全身、正面、側面、背面の写真を撮った。
写真を何に使うのかと言われたので、創立記念アルバムを作るための写真撮影だと答えた。
（私はスタッフだぞ？ これでカタログを作る）
内心で本音を言うが、これは知られてはいけない。
出場者達の衣装コンセプト、審査員の評価や教師にスタッフ、あるいは生徒のコメントがついたカタログめいた代物を希望者に配布する。
これが月詠の目的だ。
「要望あれば、顔はいい感じの目隠し線を入れる等の配慮をするから言いたまえ」
顔出しは……という出場者もいたので、顔を出さないことを条件に撮影させてもらった。
撮影が終えた出場者は、舞台袖で出番が来るまで待機することになっている。
講堂内が一瞬暗くなったかと思えば、キャットウォークを足取り軽く歩いてやって来た絢にスポットライトが当たる。
艶やかに微笑む司会進行役のバニーガールは、左手を高々と上げ、声高らかにトリエンナーレ開催を宣言。
「ただいまよりマスカレード☆トリエンナーレを開催いたします！ 皆様、最後までお楽しみください！」
司会進行役バニーキター！ と一部の男性観客は大喜び。中には団扇やサイリウムを持ったオタクな観客も。
「青山さん、バニーガール姿が板についてきているような……」
昨年は実行委員だったが今年は観客の立場で創立記念祭を楽しみたいと観客席にいる佐藤 英二は、エロさが増しているような……と最初の出場者の紹介をする絢を見ていた。
●正義の猫紳士、参上！
「最初の出場者は万条 幸次さんです！」
絢の司会後に現れたのは、マスカレード☆トリエンナーレトップバッターの幸次。
「俺の番になったねぇ。よし、行こう！」
素顔を隠した赤いマスク。頭に乗せた小さなシルクハット。黒いマントに赤いロングブーツ。
サスペンダー付きの黒のショートパンツ。
ろっこんで両腕を猫の前足に。猫耳、猫尻尾を出現させ体の一部分だけ猫になった幸次の姿は、長靴をはいた猫を思わせる。
ステッキの柄部分が猫になっているステッキの石突きでコツコツ音を立てながら、堂々とキャットウォークを歩いていく。
キャットウォークの突き出し部分に辿り着くと、装置として準備していた扇風機のスイッチオン！
扇風機は実行委員会にお願いして事前に用意してもらったものだ。
扇風機の風でマントが裏地が赤の黒マントがなびかせ、いい感じの演出に。
スポットライトが当たるタイミングを見計らってマントをなびかせ、ビシッ！ と剣の切っ先を突き付けるかのようにステッキを構える。
そして、声高らかに颯爽と口上を。
極悪非道な者たちは
成敗しましょう このわたくしが
猫紳士バンジョー しかして参上！
悪は許さない！ という意気込みが感じられる正義の猫紳士の演出はヒーローショーを思わせる。
（えーっと……元のヒーローもこんな名乗りだったと思うんだけど、これで合ってたかなあ？）
うろ覚えだったので幸次なりにかなりアレンジしたが、恥ずかしいとは思わなかった。
「諸君、また会おう！」
一回転してマントをひるがえすと全身を覆い隠し、後ろを振り返らず、すごくやり切った感な顔をして颯爽と退場した。
決まった……と心の中で更に決めポーズ。
彼の仮装は猫好きの観客に。演出は小さい子供に好評だった。
「猫さん仮装、可愛い……！」
猫大好きな恵御納 夏朝は、幸次の仮装が気に入ったようだ。
「夏朝は猫が好きだね」
僕もだけど、と恵御納 夏夜は「なかなかだね」と感心する。
講堂入り口に、バニーガール姿の青山 絢が立っている。
ボディスーツは胸の谷間が見えそうで見えない、背中がより見えるタイプのものだ。
黒の蝶ネクタイとカフス、レースのニーハイストッキング、黒いピンヒール。
セクシーな衣装は、絢の均整のとれた肢体を一層、際立たせている。
昨年は前理事長に押し付けられて仕方なくだったが、今年は実行委員が用意したものを着た。
（際どさが昨年より上回っているのは気のせいね……多分）
昨年の使いまわしであってほしいと思いつつ、トリエンナーレ開催時刻まで実行委員達と一緒に呼び込みや宣伝活動を行う。
しばらくすると、出場者全員の着付けやメイクが終わり、いつでも始められるという連絡があった。
「今、行くわ」
絢が講堂の中に入ると、観客席にはトリエンナーレを楽しみにしている多くの観客がいた。
「舞台に上がる前に写真を撮らせたまえ」
旅鴉 月詠は、仮装をした出場者の全身、正面、側面、背面の写真を撮った。
写真を何に使うのかと言われたので、創立記念アルバムを作るための写真撮影だと答えた。
（私はスタッフだぞ？ これでカタログを作る）
内心で本音を言うが、これは知られてはいけない。
出場者達の衣装コンセプト、審査員の評価や教師にスタッフ、あるいは生徒のコメントがついたカタログめいた代物を希望者に配布する。
これが月詠の目的だ。
「要望あれば、顔はいい感じの目隠し線を入れる等の配慮をするから言いたまえ」
顔出しは……という出場者もいたので、顔を出さないことを条件に撮影させてもらった。
撮影が終えた出場者は、舞台袖で出番が来るまで待機することになっている。
講堂内が一瞬暗くなったかと思えば、キャットウォークを足取り軽く歩いてやって来た絢にスポットライトが当たる。
艶やかに微笑む司会進行役のバニーガールは、左手を高々と上げ、声高らかにトリエンナーレ開催を宣言。
「ただいまよりマスカレード☆トリエンナーレを開催いたします！ 皆様、最後までお楽しみください！」
司会進行役バニーキター！ と一部の男性観客は大喜び。中には団扇やサイリウムを持ったオタクな観客も。
「青山さん、バニーガール姿が板についてきているような……」
昨年は実行委員だったが今年は観客の立場で創立記念祭を楽しみたいと観客席にいる佐藤 英二は、エロさが増しているような……と最初の出場者の紹介をする絢を見ていた。
●正義の猫紳士、参上！
「最初の出場者は万条 幸次さんです！」
絢の司会後に現れたのは、マスカレード☆トリエンナーレトップバッターの幸次。
「俺の番になったねぇ。よし、行こう！」
サスペンダー付きの黒のショートパンツ。
ろっこんで両腕を猫の前足に。猫耳、猫尻尾を出現させ体の一部分だけ猫になった幸次の姿は、長靴をはいた猫を思わせる。
ステッキの柄部分が猫になっているステッキの石突きでコツコツ音を立てながら、堂々とキャットウォークを歩いていく。
キャットウォークの突き出し部分に辿り着くと、装置として準備していた扇風機のスイッチオン！
扇風機は実行委員会にお願いして事前に用意してもらったものだ。
扇風機の風でマントが裏地が赤の黒マントがなびかせ、いい感じの演出に。
スポットライトが当たるタイミングを見計らってマントをなびかせ、ビシッ！ と剣の切っ先を突き付けるかのようにステッキを構える。
そして、声高らかに颯爽と口上を。
極悪非道な者たちは
成敗しましょう このわたくしが
猫紳士バンジョー しかして参上！
悪は許さない！ という意気込みが感じられる正義の猫紳士の演出はヒーローショーを思わせる。
（えーっと……元のヒーローもこんな名乗りだったと思うんだけど、これで合ってたかなあ？）
うろ覚えだったので幸次なりにかなりアレンジしたが、恥ずかしいとは思わなかった。
「諸君、また会おう！」
一回転してマントをひるがえすと全身を覆い隠し、後ろを振り返らず、すごくやり切った感な顔をして颯爽と退場した。
決まった……と心の中で更に決めポーズ。
彼の仮装は猫好きの観客に。演出は小さい子供に好評だった。
「猫さん仮装、可愛い……！」
猫大好きな恵御納 夏朝は、幸次の仮装が気に入ったようだ。
「夏朝は猫が好きだね」
僕もだけど、と恵御納 夏夜は「なかなかだね」と感心する。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2021年09月29日
- 参加申し込みの期限
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- 2021年10月06日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2021年10月06日 11時00分
