「ますますかーかーますかーかー♪」
授業を受けていると、歌声のような何かが聞こえてくる。
「ますますかーかーますかーーーーーーれいど! とりえん! なーれー!」
声の主は絶好調なようだが、聞いてる側としてはどうも調子が狂う。
「この声って……」
寝子高3年の
御巫 時子は、廊下の窓をそっとあけてみる。
「ますかーーーーーーれいど! とりえん! なーれー!」
声の主は廊下に大きなポスターを貼ると、クルッとこちらに振り向く。
その顔には、黄色い花が所狭しと貼り付けられたヴェネチアンマスク。
あんなに陽気なマスクもあるものなのですね……と感心していると、
「ほいっ。
マスカレード☆トリエンナーレ、出場おめでとうカード!」
目の前に、妙に金ぴかに輝くカードが現れる。
え、と戸惑ってるうちに陽気な仮面女は廊下をスキップで去っていく。
そう。寝子高生であればマスクを外さなくても察しが付くであろう。
「ののこさん、困ります……」
時子は廊下に残されたポスターをじっと見つめる。
寝子高の創立記念日をお祝いする感謝祭、
創立記念祭。
OB・OGや地域の人にも参加してもらって、出店や出し物などもある文化祭のようなイベントだ。
そしてメインイベントはファッションショー的なもの、と決まっている。
一昨年のテーマは制服、昨年のテーマは部活や委員会らしい服装だった。
そして今年は、マスカレード。仮面や仮装の姿ということだ。
時子がカードを受けとったのかどうか、それはわからない。
ただ、脳裏にその姿がよぎってしまうことはあるだろう。
たとえば、このような……
数日後、ポスターは校内のみならず、寝子島のあちこちで主張していた。
旧市街の港の端、こんな寝子島のすみっこで誰が見るのだろうかと思うようなところにも。
それを見ているのは魚をくわえた野良猫のボン太くらいのものだが――
「にゃっ!?」
ポスターから何かが生えてきた。
ニョキニョキっと出てきたのは、2本の黒いツノのようだ。
ボン太がじーっと見ていると、ずるずるずる~っとそのまま顔が出て、身体までも出てきた。
「ふふっ。また寝子島に来ちゃったな」
あやかしの
鏨 紫だ。
目の前には、マスカレード☆トリエンナーレのポスター。
様々な仮装やコスプレの絵が描かれていて、中にはまるで自分の姿のようなものも。
不思議なことに気持ち身長が縮んで寝子島に馴染んでいるように見える紫は、ポスターと自分の姿を交互に見つめて、もう一度ふふっと小さく笑う。
「こりゃあいい。安心して楽しめそうだな」
寝子高の創立記念祭、そしてマスカレード☆トリエンナーレ。
ののこが思った以上に、みんなで楽しめそうだ。
寝子高創立記念 感謝祭に参加してみませんか? と勧誘に参りましたカターレです。
御巫 時子さんと鏨 紫さん。ガイドにご登場いただき、ありがとうございます。
ガイドはイメージですので、自由にアクションをお楽しみください。
寝子高6月のお祭り、学校を開放して地域のみなさんと楽しむ「創立記念 感謝祭」が行われます。
今年の目玉イベントは「マスカレード☆トリエンナーレ!」です!
創立記念 感謝祭とは?
寝子高の創立記念日では、学校を開放しての創立記念 感謝祭が行われます。
中庭では、有志の部活やクラス、グループ、そして地域のみなさんによる出店があったり、
特設ステージでは有志による出し物があったり、楽しさいっぱい♪
在校生が中心となって、学校の職員や卒業生、子どもや地域のみなさんが交流する1日だけのミニ文化祭です。
ほしびと や あやかし がまぎれこむのもオーケー☆
参考:前回の様子「【創立記念】B☆Iトリエンナーレ!」読まなくても大丈夫♪
マスカレード☆トリエンナーレとは?
仮面をつけたり仮装・コスプレをしたりして、
講堂のステージに設置されたキャットウォーク(せり出し)を出場者が歩き、ファッションショーを行います!
子どももOB・OGも、ほしびともあやかしも、フリーダムに楽しもう♪
★出場するのはアナタ!?
【寝子高生】
ある日突然、実行委員に「出場おめでとうカード」を渡されてしまいます。
直接渡されることもあれば、机やロッカーに入ってることもあります。
渾身の仮面・仮装ファッションで出場してください。
【小中学生、卒業生、地域のみなさん、ほしびと、あやかし】
結局みんな、油断できません。
入場時に配られるパンフレットに出場おめでとうカードがランダムで入っています。
なんなら校外で渡されてしまうこともあります。
駅前でうっかり拾ってしまったり、霊界のすみっこにぴゅーっと飛んできてしまったりも。
※GAを組んで、寝子高生と卒業生、小学生とあやかしなど、いっしょにステージにあがれます。
※NPCとも一緒にどうぞ。何度でも出場できるので、かちあっても大丈夫。2回3回出ちゃいます。
※衣装の貸し出しもあるので、そういう設定での参加もご自由に!
※仮装と言っても不自然なレベルの部位などは自然な範囲に変化するようです。
★出場おめでとうカードを受け取った人は、みんな強制参加です。出場を楽しみましょう。
★カードを受け取ったかどうかはアクションで自由に選択できます。
アクションについて
以下の【A】~【C】のうち、1~2つを選んで行動を決め、『キャラクターの行動』の欄に書き込んでください。
【A】マスカレード☆トリエンナーレに参加する
【B】中庭で楽しむ(出店を出す。出店めぐりをする。特設ステージで出し物をする)
【C】トリエン実行委員になって、スタッフとして頑張る
【A】マスカレード☆トリエンナーレに参加する
<ショーに出場する人>
出場者は、イラストを指定して(「あとからイラスト」も歓迎!)、
アクションの「キャラクターの行動」欄の冒頭に【出場】とご記入ください。
その他、自由な発想でご記入ください。以下はほんの一例です。
・ファッションの着こなしポイント、こだわり
・仮面や仮装にまつわるエピソード
・キャットウォークを誰と歩くか
(例:1人で堂々と。○○と腕を組んで。NPCと一緒の出場もOK!)
・どのように歩くか
(例:もじもじしながら。ステージで歌も披露しちゃう。音響や照明などの仕込みもあり!)
・決め台詞(あれば)
<ショーに出場しない人>
ショーに出場する友だちや地域の人の姿を見て応援したり、茶々を入れたり、
会場の雰囲気を楽しんだり、審査員にちょっかいを出したり、キャットウォークの下からえっちな視線で……
など自由にアクションを投稿してください。
【B】中庭で楽しむ(出店を出す。出店めぐりをする。特設ステージで出し物をする)
出店を出す場合は、お店の名前を決めてご記入ください。
特設ステージで出し物を行う場合は、出し物の名前もご記入ください。
お客として楽しむ場合は、どういう出店や出し物をどのように楽しむか、自由に書いてください。
特定の出店や出し物でもいいですし、曖昧なままマスターに任せてもらっても大丈夫です。
マスカレードの衣装のまま参加できます。
ほしびとやあやかしも、このイベントはそのままの姿で楽しめちゃいます♪
※コメントページにも、店の名前や出し物の内容を書き込んでくださると、
他のキャラクターが買い物を楽しむアクションを書きやすくなるので、オススメです。
【C】トリエン実行委員になって、スタッフとして頑張る
仕事は、会場の設営、司会進行、照明係、衣装や小物の準備、控室で出場者を案内したり等……
持ち場は中庭でも講堂でも、どちらでもオーケー。
いろいろ仕事を作ったり協力しあったりしてみてください。
今年の実行委員長は、誰でしょう?
ご希望の方がいたら、コメントページに書き込んでください。先着1名さまが委員長です。
実行委員には野々ののこもいるっぽいです。
ねここー賞
競い合うより楽しむことが第一のお祭りイベントではありますが、
仮面部門、仮装部門、・ねこじま部門(寝子高生以外)の
3つの部門でイケてる着こなしは誰か、観客と先生で投票して“ねここー賞”を決定します。
最優秀ねここー賞を獲得すると、賞状とトロフィーが授与されます。
受賞者だけが持つことを許される金ぴかバタフライマスク(校長のサイン入り)も与えられます。
先生の審査員は、野々ととお、相原まゆ、富士山権蔵、久保田美和の4名です。
先生方からはこんな一言が。
野々理事長:「普段とは違う自分に変身できるいい機会だ。どんな子が出場するか楽しみだね~」
相原まゆ先生:「ハロウィンみたいな仮装すると、お菓子もらえそう。え? まだ早い?」
富士山権蔵先生:「華麗な衣装を期待しているわよ。ウフフ♪」
久保田美和先生:「マスカレードで恋バナすると盛り上がりそうだわ」
実際の審査は、投票とアクションとイラストを総合して、
NPCの思考にあわせながらマスター(&運営部)で選考していきます。
■ねここー賞の審査基準
・着こなしの魅力
・自己アピール(こだわり、エピソードなどのコメント)
■ねここー賞の審査方法
・生徒の投票
・審査員の投票
■アクション内での応援コメント募集!
トリエン参加者に対する応援コメントを募集します。
応援コメントは、ねここー賞審査の投票としてカウントされます。
アクション内に応援コメントを書いて、お友だちを応援しよう!
(例:七夜あおいさんへ「あおいちゃーん! かっわいいよ~!!」)
応援コメントは文字数の許す限り、何人に対して送ってもオーケー。
友だちを応援したり、ツッコミを入れたり、仲良く楽しみましょう。
※NPCでは、四十九院 鸞先生、雛鶴 さゆり先生の出場が決定しています!(応援よろしく♪)
それでは、マスカレード☆トリエンナーレ、いよいよ開催です!