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【どんなお菓子を買おうかな】
「へぇ、やってるじゃない」
日用品を買った帰り道、
桃川 圭花
はスイーツフェアになんとなく立ち寄った。
(ふぅん、少し、物珍しいわね)
全国から名産品が集められているという会場内は、普段目にしないたぐいのお菓子もあって、なかなかに華やかだ。
(シュークリーム、ドーナツ、プリン、マカロン、クッキー。あら、チョコレートのアソートもあるわ)
様々なお菓子を眺めるうちに、ふと実家に居た頃の自分を思い出す。
(懐かしいわね……、実家でもよくおやつが用意されていた……はず、なのよね)
圭花には、二人の姉と一人の妹がいた。
おやつは人数分用意されていたはずなのだが、いつも圭花は帰宅時間が一番遅くて、圭花のぶんのおやつは残っていないなどということも頻繁にあった。
(きっとよくある話なのよね)
そのために圭花は、少ない小遣いをやりくりして、さんざん悩んで、たまに自分でお菓子を買って帰るようになったのだ。
(早く帰ればいいだけなのはわかっていたんだけど……)
出来の良い姉妹に囲まれる家の中は、どこか居心地が悪かった。
(勉強も運動も、私じゃ敵わないんだもの。仕方ないわよね)
努力しても圭花は中途半端な結果しか残せなくて、次第に諦めるようになって……。
そんな日々が、ずいぶんと長く続いたような気がする。
(お菓子、か。どれか買って帰ろうかしら)
あの頃は自分のぶんしか買わなかったけれど、今は違う。
桜花寮には、ルームメイトも友達もいるのだ。お土産だといって渡せば、きっと喜んでもらえるだろう。
(でも、どれを買おう)
圭花は会場内をさまよいだした。
会場の片隅のベンチに、こっそりと誉は腰かけ、購入したスイーツを並べていた。
クレープにエクレア、アップルパイに饅頭。それにドリンク。
喫茶店のメニューになりそうなお菓子は外せないし、おすすめされた饅頭も気になるところだ。
(他にも気になるスイーツがたくさんあったな。後でもう一度買いに行こう)
アイスクリームも食べたいのだが、溶けると思って後回しにしてしまった。
「よし、いただきます」
まずは、健作にすすめられた白い饅頭を食べてみた。
「お、この饅頭、和洋折衷で面白いな。優しくて上品な甘さだ。こういうのは和菓子ならでは、かな」
白あんの中に、練乳とバターが入っているようだ。
やわらかくてやさしい口当たりの皮は、ほんのりミルクの香りがする。
(和風と洋風の良いところを合わせるっていうのも、素敵だな。勉強になるなぁ)
持参したメモ帳に、気づいたことをメモしていく。
口の中が幸せで、思わず顔もゆるんでしまう。
どうせ誰も見ていないし……、などと油断していた誉に、圭花が近づいてきて声をかけた。
「あら、またあなた。ちょうどよかった、訊きたいことがあるの」
(わっ……、も、桃川)
「ええと、ど、どちらさまかな……」
「なにそれ」
圭花が呆れた様子で肩をすくめる。
誉は頭をかかえたくなった。
(なぜだ。
また
桃川に変装を見抜かれた)
「まあいいわ。邪魔をするつもりはないの。桜花寮の子にね、お土産を買いたいんだけど、どんなものが喜ばれるのかなと思って」
「お土産? そうだな……」
「あなた、それだけ食べ比べるつもりなら、お菓子にもくわしいでしょ?」
少し考えて、誉は答えた。
「同年代の女の子なら、見た目のかわいいものがいいんじゃないか」
「見た目?」
「詰め合わせとか、マカロンとか。食べやすいし、皆で分けやすいだろ」
「なるほど、そうね。探してみるわ。ありがと」
手を振って、さっと圭花は立ち去った。
(誰かのために用意するお菓子っていうのも、いいよなぁ)
見送って、誉はそんなことを考えながら、次のスイーツに手を伸ばした。
「これか、マカロン。たしかに丸くてかわいいわね」
アドバイスを元にお菓子を探していた圭花は、ショーケースを見ながらぶつやいた。
「マカロンか。かわいいな」
そこへ、渚砂とともにイーリスもやってきて、横に並んだ。
「私は少し酸味のある、ベリー系の味が好きなんだ」
「おー! お兄さんも、次はマカロンに挑戦したいと思っていたんだ。こういうのって、家で作れるのかな?」
「レシピを調べてみたらどうだろうな。どれどれ、ラズベリーにカフェオレ、抹茶味……」
どの味にしようかと話す二人に、圭花は訊ねた。
「ねえ、お土産にこれってどう思う? 甘ったるすぎたりしないかしら」
イーリスがきらきらとした笑顔を向けた。
「甘いのが苦手な子へのお土産なのかい? 味を選べば大丈夫じゃないかな」
「苦手というか……、単に私が、プリンとかエッグタルトとか、そういうのが好きなのよね」
「マカロンもプリンもエッグタルトも、全部買ったらどうだ? とりあえず、お兄さんはマカロンの詰め合わせを買おう。イル君、一緒に食べよう」
渚砂の言葉に背中を押されて、圭花も注文することにした。
「そうね、好きな味を選んで食べてもらえばいいのよね」
マカロンを購入した渚砂は、次にシャルロット・オ・ポワールが食べたいと主張した。
「これも、居候先で作ろうと思っているんだ。お兄さん、お礼しようと思ってもこれくらいしかできてないし、喜んでもらえるようだから」
「それじゃあ、探しがてら見て回ろうか。君も一緒にどうだい?」
イーリスに誘われて、圭花はうなずいた。
「そうね、まだ見ていないお菓子も多いし、少しならいいわよ」
「そういえばお兄さん、バイト先も探してるんだった。ついでにここで見つからないかな」
「バイト先なら、イベント会場じゃなくて、店舗をあたったほうがいいんじゃない?」
「そういうもの?」
「だと思うわよ」
「そっか、なるほどなー」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月03日
参加申し込みの期限
2013年10月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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