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寝子島高校
~紫色の輪舞曲~ 燃え盛るは学び舎、荒ぶる炎の魔神
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そこは深夜の私立寝子島高校の屋上。
静かなはずの夜の闇の中でその学校は燃え盛る炎に包まれていた。全てを燃やすような炎の壁は校舎全体を包み込み消える様子はない。
そんな人が到底いられないような場所で戦う二人の影。
「はっはっはっはっ! もう立っているのもやっとだろう!? 大人しく降参でもしたらどうだ!」
背の高い燃えるような髪をした大柄の女性【フレイジア】はその腕で鎖を操り巨大な鉄球を振り回す。
真面に食らえばひとたまりもないようなその一撃を金髪紅眼の女性【ツクヨ】はぎりぎりでかわし続けていた。
彼女の着物のような胸元を大胆に露出した衣服はぼろぼろであり、長かった裾も千切れて短くなってしまっている。
黒い装甲に包まれた足で自身へ向かってくる鉄球を横っ飛びに避けたツクヨであったが着地した瞬間、足元から火柱が立ち上った。
「きゃあぁぁああああああーーっ!」
「甘いんだよ、鉄球だけじゃなく……火にも気を付けねぇとな? もっともどこに逃げても逃がしはしねぇが」
炎の魔法を受け、どさりと地面へ倒れるツクヨにフレイジアは近づいていった。もう彼女は動けない、そうフレイジアは判断したのである。
「さて……あの男、カタナ? とか言ったか。あいつが戻ってきた時の為にどういった姿をさせてやろうか。散々その身体を玩具にして汚した姿がいいか? それともばらばらに斬り裂いた姿がいいか、ぐははは、悩むねぇ」
にやにや笑いながらツクヨに手を伸ばしたその時、フレイジアの右腕がごとりと地面へ落下する。それを見てフレイジアは首を傾げた。
「あ? 腕が落ちた……なんだ?」
ツクヨとフレイジアの間に“何か”が割って入り、次の瞬間フレイジアは凄まじい斬撃の嵐に襲われた。幾重にも放たれた高速の斬撃が彼女を襲ったのだ。
腕を交差させその斬撃を耐えたフレイジアの眼前に立っていたのはツクヨを抱き抱える
御剣 刀
の姿であった。彼の瞳はまさに剣の鬼に相応しい殺意を宿している。
御剣の腕に抱かれるツクヨは彼の顔を見て安堵したのかそのまま気を失ってしまったようだった。
「ほう、お前……さっきの男、カタナか。くっくっく、少し見ねぇうちにいい顔するようになったじゃねぇか。テメェの女をぼろぼろにされて怒り心頭ってか?」
「……ご託はいい。俺がお前を殺す――――それだけだ」
御剣が屋上でフレイジアと戦闘を開始した頃、学校の校舎一階ではフレイジアのフィールドを弱める為の装置が着々と設置されていた。
「よし、これで三つ目なのです! まだフィールドの無効化には至りませんがこれなら少しは緩和できるはずなのですよ!」
「三つでまだ緩和しかできんとは……ポンコツなんじゃないかの、お主」
「うるさいのですよ! “のじゃぼいん”にはわからない精密で精巧な仕組みなのです!」
「なんじゃ、その、のじゃぼいんとかいうのは!? よくわからん名前を付けるでないわ無礼者!」
ばちばちと火花を散らせ始めた水色髪の少女【ちーあ】と黒髪の少女【チビナミ】。二人は対照的なようにちっぱいとぼいんである。
いまにも噛みつきそうな二人を引きはがすと
八神 修
は優しく二人を諭した。
「まあ、今はそれどころじゃないだろう? 喧嘩は後にしてまずは装置の設置を急ごう。先に進んだ仲間の様子も気になるしな」
「お主がそういうのなら刃を収めてやらんこともないのじゃ、ヤガミ」
「ちーあだって、大人の女性ですから、こういった時は引いてあげても良いのです」
互いにふんぞり返っている二人の頭を撫でると八神は周囲にある崩れた瓦礫を用い、装置の周りを即席の防壁で囲った。
瓦礫で作られたとはいえその防壁は分厚く容易く破壊されるとこはないだろう。これならば装置が狙われ破壊されることもないと言える。
「皆さん、待ってください。今、追加の水を放ちます」
そういったのは
常闇 月
であった。常闇は放水銃を自分達の真上に向かって放つ。空中で拡散した水は炎と熱波で火照った彼女達の身体を濡らし、ある程度冷却する。
水や汗に濡れた衣服が素肌に張り付き、女性陣はなんとも言えない姿となっているが八神は気にしないように努めた。紳士たるものそういった行いも重要なのだ。
そこに先行してフレイジアの配下、炎の下僕を片づけていた
尾鎌 蛇那伊
が戻ってくる。
「どうやら三つ目の設置も終わったようね。あっちはあらかた片づけてきたから今ならまだ復活しないでしょうし、こっちは任せてあなた達は屋上へ向かったら? 気になるんでしょう、上の方が」
「……そうだな、悪いがそうさせてもらうことにするよ。常闇、付いてきてくれ」
「わかりました。それではちーあちゃん達を宜しくお願いしますね」
蛇那伊に会釈すると常闇は屋上に向かって走る八神の背を追いかけていった。
二人を見送り、蛇那伊はちーあ達を連れて次の設置ポイントに向かう。
廊下を少し歩き、二つほど教室を抜けた先でちーあは菱形の物体を地面へ設置すると空中に浮かび上がったキーボードへカタカタと高速で何かを入力している。
するとみるみるうちに装置が展開されていき、タワー上の物体がそこに現れる。仄かに水色に光るそれはどうやら水の力を周囲に展開するようであった。
「水属性フィールドの展開準備開始……プログラムダウンロード、起動準備……展開率が上がるまで少しかかるのですよ、その間は防衛よろしくなのです!」
「任せておきなさい、何が来ようとちーあちゃんには指一本触れさせないわ」
「細かいことは苦手じゃが、壊すことなら任せるがよい。小さくなったとはいえ黄泉の力……その眼に見せてやるのじゃ」
戦闘準備を整えた蛇那伊とチビナミの前にゆらゆらと炎の下僕達が降り立った。その数はわらわらと増えていき、止まる様子はない。
装置から引き離さなくてはと判断した蛇那伊は雄叫びを上げると下僕達の中に突っ込んでいく。
燃える殻を纏った装甲の隙間に素早い手刀を繰り出すと触れる時間を最低限にしながら蛇那伊は炎の下僕の腕を斬り飛ばす。腕を斬り飛ばされ体勢を崩した下僕にニーキックをお見舞いし、まずは一体を床に沈めた。
「予想通り、こいつら装甲の継ぎ目が脆いわね。手刀で切れちゃうくらい脆いなんて。だから殻で守ってるのかしら?」
左足を軸にした回し蹴りで数体纏めて蹴り飛ばしながら蛇那伊は勢いそのままに裏拳を放つ。群がってきていた炎の下僕はその振るわれた剛腕によって飛ばされ床の上を跳ね飛んで転がった。
転がった炎の下僕が起き上がる前にチビナミが上空から奇襲する。右腕の袖口から延ばされた鋭利な骨の刃が炎の下僕の胸部に突き立てられる。刺した穴からぶわっと炎が漏れるように溢れだし、ただの抜け殻がそこに残った。
「かもしれんのう。こやつら穴でもあけてやれば漏れて霧散するようじゃしの」
チビナミの声を背中に聞きながら蛇那伊は素早い掌底を放つとまた一体の炎の下僕の頭部を砕く。頭部を砕かれた炎の下僕はそこから炎を溢れさせ、またも抜け殻となった。
「これでよし! ふたりともっ! 装置の設置が終わったのです!」
「わかったわ、この調子で突破しつつどんどん設置していくわよ!」
「承知したのじゃ! どけどけええーい!」
蛇那伊とチビナミが群がる炎の下僕を蹴散らしちーあの進行ルートを開けていく。
三人は連携しつつ、次の設置ポイントを目指すのであった。
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~紫色の輪舞曲~ 攻めるは碧緑の塔、護るは樹木の異形
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
お色気
定員
20人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年05月22日
参加申し込みの期限
2021年05月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年05月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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