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\ オーバータイム!/
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寝子島高校
●○おいでませ! 猫カフェBlack&White○●
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○
「今日も猫達に異変はないようですね」
美華の部屋で、綾花は一匹一匹猫の状態を確認する。
店長として美華が店に出れるよう、綾花が猫の世話を買って出たのだ。
初日に比べ、猫達の目やにはほぼ無く、鼻をすする子にいたっては、皆無となった。
「綺麗な瞳です」
目薬をさしてあげながら、綾花は猫の頭をなでる。
最初こそ、見慣れない綾花に怯える子もいたのだが、今ではすっかり仲良しだ。
(目薬を差すときは、本気で泣かれてしまっていたんですけれどね)
子供がいやいやと首を振るように、綾花の腕の中で鳴いていた猫。
心を鬼にして、綾花が目薬を差し続けたから、後遺症も残らず綺麗な瞳なのだ。
(失明しちゃう事も、ありますからね)
ただの感染症、猫風邪と馬鹿にしてはいけないのだ。
全部の猫に目薬を差し終えると、部屋の中に独特の臭いが立ちこめた。
「今日もきちんと出来ていますね」
生きていれば、排泄はつきもの。
綾花は別段嫌がることも無く、トイレの処理をする。
「さて、私も店のほうへ戻りましょうか」
立ち上がる綾花に、いかないでーと擦り寄る猫達。
「ふふっ、ごめんなさい。お昼頃に、またきますからね」
一匹ずつ撫でてから、綾花は部屋を後にする。
●
「ほへ……?」
アレン・クロフォード
は妙な声を上げる。
新しく喫茶店が出来たというのでなんとなく立ち寄ってみたのだが……。
(何でここには猫がいるんだ?)
基本的に猫はスペースが区切られているようだが、それはあくまで基本。
飲食スペースにもちらほら猫。
むしろお客様の膝の上で自由に寛いでいる。
とどめに、
「相席?!」
ただいま店内が大変込み合っておりまして、という店員の言葉通り、満員御礼。
「あ、全然構わないっすよ!」
へらっと笑って、気前よく応じるアレンは、けれど内心舌打ち。
(Shit、他の奴らに見つからない内にとっととコーヒー飲んで出てってやる。相席なんてふざっけんなよ、そんなの嫌に決まってんだろ!)
今すぐ帰りたい衝動をぐっと抑えながら、アレンは店員に促されるまま席に着く。
うろつく猫も、アレンの神経を逆撫でた。
(猫カフェだなんて日本にはなんて意味不明な文化があるんだよ……)
どうにも落ち着かない。
そして最悪な事に、相席になった相手をどこかで見た事があったのだ。
(くそ、極力目を合わさないようにして……って、この先輩確か同じ学科の……)
なるべく目を合わせないようにしつつも、相席なのだからどうしたって目にはいる。
相手も、ちらちらとこちらを窺っている。
きっと、気が付かれるのは時間の問題だろう。
「……君、どこかであった事、ないかな?」
相席の相手――
イーリス・クライノート
が遠慮がちに声をかける。
イーリスの記憶が確かなら、アレンは寝子島高校の下級生のはずだ。
(やっぱり、いきなり話しかけちゃ駄目だったかな……引かれてたりしたら嫌だな……でも、相手から話しかけられるのを待ってるだけじゃ、ダメだよね……!)
人見知りの自覚が十分にあるイーリスは、精一杯頑張って話しかけたのだ。
一瞬、アレンの顔に面倒くさそうな、諦めたような色が浮かんだ。
(……はぁ、腹くくるか……)
アレンは愛想笑いを顔に張り付かせ、イーリスに向き直る。
「俺もそうじゃないかって思ってたんすよね。同じ体育科の先輩っすかね」
「そう! こんにちは、私は
イーリス・クライノート
。イルと呼んでくれると嬉しいな」
「俺は
アレン・クロフォード
。呼び方はなんでもいいっすよ」
「じゃあ、アレン君って呼んでもいいかな」
「オッケーオッケー」
「アレン君、猫カフェにはよく来るの?」
「あ、いや、まぁ、たまにはっすね。イルは?」
まさか来る気などかけらもなく、間違って迷い込んだとは口が裂けてもいえないアレン。
「私も、たまに、かな」
本当は毎日来たいぐらいのイーリスだが、言葉を濁す。
長身で、可愛いものとはおおよそ縁のない雰囲気を持っている自覚は十分にあるのだ。
「まぁ、猫と一緒にコーヒー飲めるのは楽しいっすよね」
店員が持って来た珈琲を急ぎ気味に飲むアレン。
気まずくて、早く帰りたい気持ちが溢れていた。
「アレン君も、一緒に猫スペースに入ってみない?」
「いいっすよ」
面倒だけれど、多少の興味を魅かれてはいたアレンは、イーリスの誘いに愛想笑い抜きで答える。
二人が猫スペースに入ると、アレンのほうに猫が擦り寄った。
(なんで俺のほうによって来るんだ?! 来るんじゃねぇよ!)
心の中で毒づくアレンに、イーリスは気づかない。
「とても可愛い猫と触れ合えて、本当に幸せ……」
イーリスは知らず知らず笑みを漏らす。
(……へぇ。この人、こんな顔もするんだな)
猫を幸せそうになでるイーリスを、しみじみ見つめるアレン。
「どうか、しました?」
目線に気づき、イーリスがアレンを見つめ返す。
「あ、いや、猫可愛いっすよね!」
顔が赤くなったのを隠すように、アレンは咄嗟に横を向いたのが間に合ったのか、イーリスには気づかれなかったようだ。
それでも何か突っ込まれない為に、アレンは適当に側にいた猫に手を伸ばす。
(やわらけぇな)
誤魔化す為に撫でたというのに、思わずはまりそうな感触にアレンは目を見張る。
もっふりもっふり。
何十分二人でそうしていただろう。
「っと、そろそろ帰らないとヤバいんすよね」
アレンがはっとして時計を見る。
なんとなく立ち寄っただけの場所で、随分長いをしてしまった。
「いわれてみると、すごく長い時間いたね。また、機会があったら来たいな」
名残惜しそうに猫に別れを告げるイーリス。
「そんなに猫好きっすか」
「猫もだけど、君と、アレン君とお話しできてとても楽しかったよ」
アレンを真正面から見据えて言い切るイーリス。
今度ばかりは、アレンは赤面を隠しきれなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
霜月零
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月06日
参加申し込みの期限
2013年10月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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