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寝子島高校
●○おいでませ! 猫カフェBlack&White○●
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○
「ああ、可愛い……もふもふ……!!」
万里は思いっきりお猫様を抱きしめる。
猫の橘さんが猫スタッフとしてバイトしている日は、必ず万里も店を訪れた。
カフェスペースから猫スペースを眺め、可愛い猫ラテアートを飲むのが日課となりつつある今日この頃。
帰る前に必ず万里は猫スペースの猫達を抱きしめた。
「橘さんのスレンダーな美猫ぶりも最高だけれど、丸くてふわふわの猫ちゃんたちも魅力的よねえ。このお腹のたぷたぷ感がたまらないわ~」
最初はお腹なんて絶対にさわらせてくれなかったお猫様だが、連日のように通う万里には、もう飼い主のように懐きだしていた。
「お客様、少々よろしいですか」
勇が万里に声をかける。
「あら~。人間の橘さん、お久しぶりですね~」
「人間の……」
ほわほわ~っとしている万里にちょっとだけ、ペースを乱されつつ、勇は続きを口にする。
「先日もご来店いただき、ありがとうございます。本日は猫ラテアートの実演が出来そうなのですが、見ていかれますか」
「まぁ、覚えていてくれたのね。ぜひよろしくお願いします~」
初めて猫カフェを訪れた時、万里は帰り際に『もしよかったら、今度猫ラテアートを教えて欲しい』とお願いしていたのだ。
駄目で元々だったのだが、勇はきちんと店長に交渉してくれていたらしい。
「こちらへ」
勇に促されて、厨房へ移動する万里。
厨房では、美華が準備して待っていた。
「嬉しいわ~」
少女のように目を輝かせる万里。
「あら?」
美華が勇に場所を譲る。
「橘さんが作られるんですか~?」
「えぇ。簡単なものだけですが」
そういいながら、慣れた手付きで橘はスチームミルクをマグカップに注ぐ。
「橘さんは、何でも出来るんですね~」
「俺は、まだまだ見習いですよ」
謙遜するものの、勇の腕は確かだった。
ここ数日で習ったものとは思えないほどに、マグカップに浮かぶ猫の顔はきちんと形になっている。
「可愛いわ。さきほど頂いた猫ラテアートも橘さんが~?」
「ええ。お客様にお出しできるようになりましたから」
にこりと微笑む勇に、万里はやっぱり橘さんみたいだなぁと思った。
●
「いらっしゃいませお嬢様! ようこそBlack&Whiteへ。ご注文をどうぞ!」
明るく、ハキハキ元気よく。
そんなウェイターの鏡といえそうな勢いで、千早は笑顔で真央を出迎える。
その姿はいままでの、無口で無愛想な千早ではない。
変わりたかった自分、なりたい理想を叶えた千早だ。
「お嬢様、本日は猫サラダとホットケーキ、そして猫珈琲のセットがお勧めです」
流れるようにすらすらとメニューをそらで読み上げ、千早は真央を促す。
美形といって差し支えない千早に執事のように接された真央は、赤面しながらも嬉しそう。
千早はテキパキと視線を配り、堂々と接客をし続ける。
「やっぱり、にくきゅうマシュマロ珈琲は最高なのだ♪」
真央はご機嫌に珈琲を味わう。
その姿はいつものピンクジャージではない。
寝子島高校の制服だ。
相席の
恵御納 夏朝
も同じく制服。
「僕は猫ラテアートと、ホットケーキをお願いします」
「にくきゅうマシュマロ珈琲は頼まないのか?」
「はい。今日は二品にしておくの……」
「真央ちゃんが……じゃない、正義の味方マスクド寝子島が作りまくったのだぞ」
「正義の味方?」
「主にネコの味方なのだ」
「次に来たら、頼んでみる」
「そうするがいい。にくきゅうマシュマロは見た目といい味といい、最高だからな!」
美味しそうににくきゅうマシュマロ珈琲を飲む真央をみていると、夏朝もなんだか欲しくなってくる。
(もう一品ぐらい、いいかな……?)
ほんのり、そんな事を思った時、注文しておいた猫ラテアートが届いた。
「泡の猫さん、可愛い……!」
「ほー。今日は二匹の猫なのだな」
真央が覗き込み、確認する。
「いつもは、違いますの……?」
「作るスタッフによるな。このデザインの細かさは立樹君だな」
「詳しいのね」
「そりゃぁ、毎日バイトに来て……げふげふっ、遊びに来てるからな、うん」
危うくバイトをしている事をばらしそうになって、真央はわざとらしく咳払いと共にごまかした。
ほんわかぼんやりしている夏朝でなければとっくにばれていそうだ。
けれど夏朝は「そうなんですの~」と答えて、別段気にする様子もない。
「お、ホットケーキも届いたな」
「メイプル猫さん……肉球マークもついてるの」
「味もいいから、癖になるのだぞ」
「本当……美味しい」
「お。来た来た。ちょっとテーブルから身体を離してやるといい」
「一体……わぁっ?」
ぴょこんと勢いをつけて、猫が夏朝の膝の上に飛び乗った。
「驚くだろ。こいつら、いつもこうなのだ」
(……来てよかった……!)
相席になるほどの混雑だから、猫スペースに入るのは遠慮しておこうと思っていたのだ。
けれど入らずとも猫と戯れることが出来るとは。
夏朝は猫型スプーンを握り締め、幸せをかみ締めた。
―― 猫カフェBlack&White。
当初は開店が無事に出来るのか危ぶまれるほどだった。
けれど、次々と訪れるアルバイト志望に、猫好きのお客様達。
寝子島の皆のお陰で、旧市街に出来た小さな小さな猫カフェは、最大の危機を乗り越えたのだった。
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あとがき
担当マスター:
霜月零
ファンレターはマスターページから!
皆様のおかげで無事に猫カフェはオープン!
順調にお客様をおもてなしできました。
また、お猫様たちと戯れていただきまして、楽しく執筆させていただきました。
ご参加をありがとうございました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
霜月零
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月06日
参加申し込みの期限
2013年10月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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