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○
「お前、随分小さいな」
響也は猫スペースの中で、仔猫のように小さな猫を見つける。
「仔猫なのか?」
小さく小さく、隅っこでじっとしているその猫は、響也に話しかけられると小首をかしげた。
「おいでおいで」
利き腕では無いほうで、響也は指を振って猫の興味をひきつける。
興味深々に、猫は隅っこから響也のほうへ歩いてくる。
「そんなに無邪気だと、あっさり捕まっちまうぞ。こんな風にだ」
指先につられてすぐ側まで寄ってきた猫を、響也はひょいっと抱きかかえる。
一瞬、猫は驚いたものの、響也の指先への興味は薄れる事無く、ちゅうっと甘噛みしてくる。
「可愛いなぁ。喉まで鳴らして。気持ちいいのか?」
手元に置いてあったオモチャの猫じゃらしを手にとって、そのままソファに腰掛ける。
猫は響也の指先から猫じゃらしに気を取られ、ちょいちょいと前足を引っ掛ける。
なんだか幸せな猫達を見ていると、眠くなってくるのはなぜなのか。
響也の眠気に誘われたのか、猫もうとうと・・・…。
と、その時だ。
びくっと腕の中の猫が固まった。
「どうした?」
怪訝になって、響也は寝ぼけ眼で猫を覗き込む。
その猫の瞳には、響也と、その後ろで仁王立ちしているるるかの姿が!
「最上……?」
ぼーっと振り向くと、るるかはゴゴゴゴゴッと音が出そうな形相で、猫を睨んでいる。
そう、響也の腕の中の猫を。
「ふしゃーーーーーっ!」
一体、何を思ったのか。
るるかは、思いっきり猫のように威嚇して、響也の膝の上にのってきた。
「最上、落ち着いて」
「だって、響也の膝の上はるるかのだもん……」
涙目のるるか。
「よしよし、最上はいい子だな」
眠すぎて、ぼうっとしたまま、響也はるるかを撫でる。
「猫ばかりじゃなく、あたしもかまってよ……」
「最上も猫も、両方可愛いよ」
ぽふぽふとるるかの頭を撫でると、るるかは真っ赤になって俯いた。
(結構いい時間だな)
響也がふと時計を見れば、もうすぐ22時だ。
「最上、バイトは何時まで?」
「22時だよ。あとちょっと」
「じゃあ、寮まで送ってく」
「わ、ほんと? 嬉しいの!」
「外で待っとく」
「最後まで、バイトがんばってくる」
一気にご機嫌を治して、厨房にかけていくるるか。
「また、来るからな」
喉を鳴らす猫にほんのり未練を残しつつ。
響也は腕の中からそっと猫をソファーに下ろした。
●
「ずっと部屋にいる子ならともかく、小さい子は夜のほうが活発だしねー」
代真子は元気なお猫様達を思う存分もふっていた。
猫は夜行性。
その事実を知っていた彼女は、だから夕方からこの店を訪れたのだ。
眠っている姿も愛らしいが、動いて走り回る姿も無邪気で愛しい。
店員に撮影許可を貰ってから、代真子はデジカメのファインダーを覗く。
(みんなリボンつけてるのね)
アンティーク調のリボンをつけたお猫様達は、ただの首輪よりも似合って見えた。
「猫がいる空間を切り出す……後で見返すんだ……」
シャッター音が何枚も響き渡る。
動き回るお猫様は、ブレそうでブレない。
携帯と違って、デジカメの補正はこうゆうとき侮れない。
(意外と猫が少ない気もするけど……)
代真子はほぼ全てのお猫様を撮影し終えて、改めて猫ルームを見渡す。
仲間とじゃれあっている子、お客様と戯れる子、ボーっと外を眺めている子。
どの子も個性的だ。
(猫と触れ合えるだけ、よかったかな)
何せほんとに猫と触れ合える機会がなかったのだから。
側にいるお猫様をそっと撫でる。
ゴロゴロと喉を鳴らすお猫様は、気持ちよすぎたのかすやすやと寝息を漏らした。
(そうだ、最後に一枚)
そうっと猫から手を離し、起こさないように細心の注意を払いながら、代真子は最後の、そして最高の一枚をカメラに収めた。
「店長、すこしいいですか?」
綾花はバイトが終わると、美華に声をかける。
その手には、文庫サイズのメモ帳が握られている。
「どうかしました?」
「実は、ここの猫達の事を詳しくメモしたいんです。いいでしょうか」
尋ねる綾花に、特に構わないと頷く美華。
綾花は猫スペースに入り、一匹一匹、メモを取る。
(コムサはシャムMIX、白玉は斑猫、シャトレーゼはノルウェージャン……)
もともと猫に詳しい綾花だから、種類は特に確認せずとも判断できた。
イラストも描きなれたもので、さらさらと描かれる猫たちは、それぞれ特徴をよく掴んでいた。
「コムサ、白玉、シャトレーゼ、それにチョコ。みんな、お疲れ様。明日も元気でね」
一匹一匹名前を呼んで別れを告げると、どうしようもない寂しさが綾花の胸にこみ上げる。
(またバイトで会えるんですけど……)
それでも、寂しいものは寂しかった。
名残惜しい気持ちをぐっとこらえて、綾花は猫スペースを後にした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
霜月零
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月06日
参加申し込みの期限
2013年10月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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