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●○おいでませ! 猫カフェBlack&White○●
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○
「あ!」
猫スペースに入った瞬間、佳奈は小さく声を上げる。
「……どうかした……あっ!」
どうしたのか尋ねようとした林檎も、佳奈の目線の先にいるものを見て気づく。
三毛猫だ。
白い部分が多く、鼻の所にぽつんと黒子のように黒い模様がある。
尻尾は先っぽから黒、茶色、白に分かれ、お尻の部分はハート型に黒い模様。
佳奈の目から、涙が溢れた。
「伊藤……」
事情を解っている林檎は、そんな佳奈の背をさする。
目の前の三毛猫。
それは、佳奈が子供の頃に飼っていた三毛猫にそっくりだったのだ。
幼馴染の林檎も、当然何度も見ていた。
「とっても、仲良しだったんだけどなぁ。どうして、いなくなっちゃったんだろ……」
「丁度……今ぐらいの時期……だったな……」
雨の中、泣きながら探し回る佳奈をみて、林檎もこっそり探してた。
けれど、年老いた佳奈の三毛猫が見つかることは決してなかった。
二人して風邪をひき、佳奈には林檎までどうして風邪をひいたのか不思議がられていたものだ。
「あの子、メス猫だったんだけど、ある日夜中にお母さんのお布団の中で子猫を産んじゃって。あの時は大騒ぎだったよね」
「……5匹も……産んでいたしな……」
「夜中にお母さんの叫び声が聞こえてね、あたしもびっくりして寝室に駆け込んだんだよ」
「安心する場所……だったんだろうな……」
その後、佳奈から林檎ちゃんも仔猫を一匹どうかと聞かれ、断らなければならなかったのは今でも林檎のトラウマだ。
(佳奈ちゃんの猫、絶対飼いたかったのにー! 家が薬局だった事をあの時ほど恨んだ事は無かったよ!)
本当は猫が大好きなのに、林檎の家は薬局を営んでいる為に動物を飼う事は厳禁だった。
「こんなに似てるなんて、驚きだよ」
「もしかしたら……あの子の家族だったのかも……」
「そうかな?!」
「うん……ここまで同じ模様は……奇跡だ……」
佳奈はぎゅうっと三毛猫を抱きしめる。
そんな佳奈に、林檎はまたしても心の中でテンションMAX!
(やーん、佳奈ちゃん可愛い! 猫も可愛いけど、猫と戯れる佳奈ちゃん可愛くて大好き!)
あんまりテンションあがりすぎて、思わず小声で心の声が漏れてしまうほど。
「え? 大好き?」
聞こえた佳奈が、首を傾げる。
「……なんでもない……気にするな……」
「ふーん? 三毛猫ちゃん、また会いに来るからね♪」
佳奈はもう一回、ぎゅうっと三毛猫を抱きしめた。
●
「トラブルがあればすぐに駆けつけます、美華お嬢様」
そういう雫の言葉は嘘ではなかった。
「いったい、どこから?!」
美華は突如として現れた雫に目を見張る。
目の前の酔っ払いに箒を突きつけて立ち塞がる雫は、猫耳をつけていた。
「美華お嬢様を守るのは、メイドたるわたくしの務めです!」
「へへっ、なんだ、このねーちゃん……」
酔っ払いが濁った瞳を雫に向ける。
「こ、小刀祢さん、け、警察を呼びましょうっ」
「いえ、このような小者、お嬢様の手を煩わせる必要など微塵もございません。わたくしが排除いたします!」
「おいおい、威勢のいいねーちゃん……うおっ?!」
ダンッ!
酔っ払いの声が途切れ、雫が一気に間合いを詰め、仕込み箒が酔っ払いの足を払う。
べちゃりと惨めに転んだ酔っ払いは、何が起こったのかもわからないようだった。
そして解らないながらも、雫に、そして美華にそれ以上絡まなかったのは賢明だった。
眼光鋭く睨み付けてくる雫に言葉にならない悲鳴をあげて、酔っ払いは走り去っていく。
(美華お嬢様の前で、殺傷沙汰にならなかったのはよいことですね)
もし、これ以上絡んでくるようであれば、酔っ払いの無事は保障できない所だった。
雫は構えていた箒を下ろし、肩の力を抜くと、極上の笑顔で美華に振り返る。
「ご無事ですか、美華お嬢様」
「えぇ、お陰様で。ありがとう」
「お荷物をお持ちしますわ。美華お嬢様」
美華の買い込んだ大量の荷物を半分以上請け負って、雫は美華と並んで歩き出す。
さり気なく、自分が車道側を選んで。
自分の店が閉店時刻を迎えると、満月は本当に猫カフェを訪れた。
「よっ、どうだい、今日の客足は?」
「あら、本当にいらしてくれたんですね。お陰様で、上々ですよ」
「そうかい、良かったなら何よりさぁ。でさ、こうゆうもんをちょっと作ってきたんだけど」
満月は美華を手招きして、鞄から大量のプレートを取り出す。
まあるいお皿のネームプレートだ。
一枚一枚に筆で描いた様な猫の顔が描かれている。
「さっき会えた子の分はあたしが描いたんだけどね。こうゆうのがあると、店にいる子といない子が一目でわかるんじゃないかな」
「まぁ、素敵!」
「病気だったり疲れちゃったりで店に出られないこともあると思うしね。良かったら使ってよ」
満月から美華はうきうきと受け取って、「どこに飾ろうかしら」と呟いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
霜月零
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月06日
参加申し込みの期限
2013年10月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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