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寝子島電鉄霊界線 赤朽葉駅(3)
「よ~し、頑張るよ!」
ほわほわぽわんとしていても、やるときゃやるのだ、
岡野 丸美
。
あまんじゃく捕獲作戦に参加することとなり、丸美も考えた。
「化ける狸さんになったからね~。あまんじゃくちゃんが思わず近寄りたくなっちゃうようなものに変身して……何がいいかなぁ」
ほわほわぽわんな丸美の頭には丸っこい耳があり、丸っこい尻尾も生えている。せっかくなので、化け狸の変化能力を活かしてあまんじゃくをおびき寄せることにした。
何にしろ、丸美と狸の親和性ときたら抜群だ。普段からころころして狸っぽいと言われるし、狸のコスプレをしたこともあるし。狸のキャラクターだって大好きなのだ。
「うん。あれでいこうかな!」
すててことあまんじゃくが一体こちらへ跳ねてきたところで、丸美はくるんと宙返り。いつもよりちょっぴり軽い身のこなし。
どろろんと変化したのは、大きな大きな鯛焼きであった。おまけに狸つながりか、得意の狸寝入りを決め込んでやれば、ぴくりとも動かない見事な鯛焼きっぷりだ。
疑う様子もなくあまんじゃくが近づいてきたところで、
「そぉ~れ!」
ぼわんと変身を解き、化け狸の丸いお腹でぽふんと一発。跳ねたところを、むぎゅっと抱き締めてやった。
「えへへ~。ごめんね、あまんじゃくちゃん」
あまんじゃくは驚いて目をまん丸にしたが、丸美に抱っこされているのもこれはこれで悪くないようで、大人しく腕の中に収まっている。
まずは一体、魔行列車まで優しくエスコートしてやったところで、今度は丸美の目がまん丸になった。
「わぁ!? こ、こんなにいるの?」
わらわらわらわら……我が物顔でそこらじゅうを跳ね回るあまんじゃくたち。そこかしこで仲間たちも奮闘しているようだが、先は長そうだ。
丸美はむんっ、と気合一発。
「大変だけど、やるっきゃないよね。頑張るぞ~」
あまんじゃくのぴこんと尖った角をめがけて飛びついてゆく。
時おりあまんじゃくではなく鬼の角に飛びついたりもしてしまうが、まあそれも愛嬌というものだ。
一方こちらは
春山 小枝
。
「むやっ?」
……が変化した付喪神。風に乗ってふよふよ飛行中なのは、あったかそうなお布団だった。
「お布団に入ってぬくぬくしてたら、私がお布団になってるぅ!」
お昼寝大好き、実家は寝具店な小枝だから、お布団ラブであろう。そんなお布団愛あふれる小枝にもたらされたこの福音……そう、自分がお布団になってしまえばいいじゃない!
「いやー。そういうことじゃないよね」
うん。犬好きが犬になりたいわけではなかろうし、サッカー好きがサッカーになりたいわけでもなかろう。
まあ神魂は得てして融通が利かないものではあるが、今この時においては好都合だったりもする。
「自分がお布団なら、いくらでも寝ていられるよね……じゃなくって」
寝ても寝ても寝ていたい、なんて思ったりする小枝だが、同じくらいに寝子島が大切で、守りたいという気持ちもある。
「……すやぁ」
だからこれは、単なる居眠りではないのである。
眠りに落ちると、たまたま近くを飛んでいた一羽の雀へ小枝の意識は憑依する。ろっこんを活用すれば、魅惑のお布団ボディでありながら自発的にも行動可能なのだ。
さっそく数体のあまんじゃくを見つけ、小枝雀はちゅちゅんと近づく。
(ほーら、こっちだよぉ。あそこにあったか~いお布団があるよぉ。あれにくるまったら、きっとぬくぬく、気持ちいいよぉ)
ぱたぱたちゅんちゅん。羽を大きく広げて見せれば、単純なあまんじゃくたちの興味を惹くことができた。
(こっちこっち、こっちだよぉ)
雀を先頭に、何体ものあまんじゃくたちが列を作る。
そうしてお布団ボディへ誘導したところで、小枝は目を覚ます。
「包み込んじゃうよぉ~」
布団の端から端までピンと広げて、あまんじゃくたちをまとめて、がばっ! 覆いかぶさる。
「ふふふ、どうだぁ。ぬくぬくで気持ちいいでしょ……むやっ、これは!」
そして小枝は気付いた。
あまんじゃくたちをお布団で包み込んでやると、これが案外、自分もぬくぬく。気持ちがいい。
「……すやぁ」
すっとんできたあまんじゃくをとっさに、まん丸お腹でトス! 何とか魔行列車へゴールイン。
そんな想定外のシーンもどうにかこうにか切り抜けて、何体もあまんじゃくをエスコートしてやったところで、丸美は妙なものを見つけた。
「こんなところに、お布団……?」
それももこもこと膨らんでいて、明らかに誰かが寝ているであろうお布団だ。
確かに深夜二時を回り、寝子島のほとんどの人々は床に就いていても不思議ではない時間だが、ここは寝子島シーサイドアウトレットの敷地内である。
興味をそそられ、思わず布団の端っこをめくってみたら、
「わあ!?」
中にはあまんじゃくがむぎゅっと詰め込まれていて驚いた。いずれもすやすや、気持ち良さそうに寝息を立てている。
「ご、ごめんね。お休み中だったんだね」
お邪魔しないようそっと閉じようとした丸美だが、ぱちりと目を開けたあまんじゃくに、くいと袖を引っ張られた。
「え? いっしょに寝ないかって? えーっと」
ぽっこりお腹のまん丸狸さんがお布団に入ったら、確かに何だかこう、あったかそうな気がする。もこもこふかふかで、気持ちが良さそうな気がする。といったところだろうか?
いかにも無邪気なあまんじゃくのお誘いに、丸美が抗えなかったとしても仕方のないことではあろう……というわけで。
「「……すやすやぁ」」
小枝布団に包まって、あまんじゃくといっしょに、すっかり寝入ってしまったのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
67人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年03月14日
参加申し込みの期限
2021年03月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年03月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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