this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
Afternoon on a rainy day
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
11
つぎへ >>
【一六時 虚構と現実の狭間】
「雨か、よし、ネトゲしよ」
そう言ってMMOを始めたのはいつのことだったか。
エスカルゴ・臼居
はすっかりとネットの世界へと引きこもっていた。
ついでに、部屋にも引きこもっている。
「ちょっと光の勇者になってくる」
どうやら、今ハマっているゲームに、そういう役職があるようだ。
どうやら、ストーリーとダンジョンを連結させたMMOで、攻撃役と防衛役と指揮役の職業を選び、そこからその英雄キャラクターと職業に関連したダンジョンクエストを進めていくという形式のようだ。
「やっぱり勇者っていったらイメージはナイトじゃん? メイン盾来たメイン盾。これで勝てるってね!」
そう言いつつ、操作して敵をやっつけていく。
その傍らでねこったーを操作するのを忘れない。
「光の勇者なう!」
「今日もダンジョンで防具集めかなー? 初見さんとまったり周回コースもありだな」
帰ってくるレスポンスは答えであったり、取るに足らないようなジョークであったりするが、そこらへんは気にしない。
「メインストーリーは終わったし、レベルもカンストしてるから高難易度ダンジョン頑張ってる。ボスを倒して次の階層に行きたいね」
ねこったーについた返信に返しつつ、次の大型アップデートを楽しみにする。
英雄の次は神話。
どうやら、神話スキルというものが実装されるらしい。
カンスト組は、それに先駆けて新しい防具をそろえようとダンジョンに入り浸っている。
エスカルゴもそのうちの一人であるようだ。
「げ、アタッカー落ちてるし」
そんなことを言っていたら、PTを組んでいたアタッカーであるアックス使いのレンジャーが落ちたようだ。
慌ただしく飛び交うチャット、エスカルゴも慌てて防御力を強化し敵を引きつける。
なんだかんだで騒がしく今日も過ぎていくのであった。
【一五時 昼寝と雨と山頂と】
日暮 ねむる
はぼんやりと目を開けると雨の降る九夜山の展望台を見回した。
どうやら、ひなたぼっこをしていたら雨が降ってきたらしい。
「あー……傘持ってないや。もう梅雨の季節なのね、すっかり忘れていたよ……」
見れば、雨の寝子島がここから一望できる。
(晴れの日も雨の日もここなら寝子島が一望できる。だから僕はこの場所がお気に入り。いつもは登るだけで疲れて一眠りするんだけど……なぜか今日の景色はこの目を閉じさせてはくれないみたい)
そう言いつつ、ざぁっと寝子島を見回す。
「寝子島にはこんな顔もあったんだね……」
普段、眠ることが多いねむるにとって、新鮮な風景であった。
(島全体を銀色の雫が何もかも洗い流しているような感じだね……)
そう言いつつ、その風景に見入るねむる。
雨の中にたたずむねむるは、自分がずぶ濡れになるのも構わずに風景を見続けた。
「こんな絶景に出会えるなら、カメラ持ってくればよかったなあ……あ、そうだ」
ふと、思い立ってねむるは、両手の親指と人差し指で四角いフレームを作りその中を覗いてみた。
「……おぉ」
思わず驚嘆の声が上がる。
即席の額縁に収まった慣れ親しんだ町並みは、どこかいつもと異なった輝きを放っているように感じ、なぜか無性に惹きつけられた。
あとでねむるはそんな風に周囲に言っていたという。
そのとき、映る町並みは普段とはまた違うさらなる発見をした。
(他の人がこの景色を眺めたらどう思うかな。今度知り合いに会えたら誘ってみよう)
そう思ったところで、ねむるはある事実に気づいた。
「あ、あちゃー……ずぶ濡れになっちゃった。風邪ひかないように帰ろうか」
風景を心の中に納めて、雨の中ねむるは家路につくのであった。
【一六時 心の憂鬱?】
小山内 海
は桜花寮の自室で新品の絵鉛筆下ろして、その使い心地を試そうとしていた。
(今日はずっと雨だなぁ。梅雨だししょうがないんだけどね)
そんな事を考えながら、一枚の絵を仕上げる。
新品の鉛筆は、使っているうちにだんだんと手になじんできており、最初はどこかぎこちなかった筆運びも、すっかり元の調子を取り戻してきた。
ちょうど、スケッチブックには窓の外から見える風景が書かれており、モノトーンで彩られたキャンパスの世界が、雨をいっそう虚無的に描き出す。
それを見て、海は首を少しだけかしげた。
(雨の表現どうしようかなぁ)
何となく、しっくりこない。
いつもの見慣れた風景であるが、どうにもまとまらない……ちぐはぐな感じがするのだ。
なぜか分からぬままに、鉛筆は止まる。
次は何を描こうかなって考えて、ふと好きになった人の事が思い浮かぶ。
(そういえばあの人は今頃何してるのかな?)
そう考えつつ、ひょっとしたら自分のこの迷いが絵に出たのでは無いかとぼんやりと思う。
だが、好きな人のことを想うと、なんとなく鉛筆がさっきより軽くなった気がした。
そして、そのままに鉛筆は想い人の面影をなぞる。
(まだ出会って数カ月だけれど色んな事があった……)
そんなことを思う。
出会ってそんなに時間は経ってはいない……しかし、出会ってからはとても長い時間を過ごしたように思うし、とても早いとも思う。
なんとなく、雨音が強くなった気がした。
気がつけば、絵は完成していて、海はスケッチブックを自分に引き寄せる……。
(大好き、だよ……なんて、今はまだ言えない)
この曖昧な関係がひょっとしたら一番良いのだろうか?
最初の絵はひょっとしたら、そんな海の心の迷いの風景だったのかもしれない。
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
11
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
Afternoon on a rainy day
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月29日
参加申し込みの期限
2013年11月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!