this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
Afternoon on a rainy day
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
つぎへ >>
【一六時 写真をばらまいて、ばらまいて】
休日であったため、写真整理を始めた。
ちょうど、雨が降ってきたときであったが……今は何時だろう?
稲波 鷹志
は休憩に飲み物を飲みつつ、自分が整理した写真をもう一度並べる。
新しいもの……古いもの……それぞれの写真が、それぞれの表情を見せて鷹志を一斉に見返した気がした。
(雨か……梅雨だもんな。昔は乾いた土地にもよく行ってたな)
どこかの国を思い浮かべつつ、そんな事を考える鷹志。
「そういう土地の雨は貴重で、原住民が喜ぶ姿を見かけることもあったな」
乾季が多い地帯の雨は恵みの雨と呼ばれ、確かに現地住民に喜ばれることはある。
植物や、作物が育つのに水が必要で……その水は圧倒的に足りていない。
そんな想像もできない環境に人々が住んでいることを鷹志は知っている。
「日本は平和だ、特に寝子島は平和だ。日本人はもっと自覚するべきだと思うね」
確かに、ある意味平和と言えるだろう。
鷹志の主観としては、日本も、寝子島も平和に見えるのだ。
さらに、別の写真を取り出しつつ、つぶやく。
「……そんな平和に馴染めないわけじゃない。戦場を駆けた戦士達の姿をテロや不条理な戦争に嘆く人を思い出して……、俺だけこんなに平和でいいのかって思っちまうんだ……」
そんなふうにぼやきつつ、整理を続ける。
やがて、寝子島に来たときや、今撮っている新しめの写真が広がる。
それには、寝子島に住む猫たちが撮されていた。
「この島に来てからは猫の写真を撮る機会が増えたな。気ままな猫達がどこか羨ましく思えたりもする。猫の写真を商売にすればいいとも言われるが今はその気はない」
では、一体どうするか……それはきっと鷹志が答えを出すだろう。
外を見ると、悲しそうに雨が降っていた。
【一六時 ひとり、一人、独り】
大きめの傘がふわふわと星ヶ丘マリーナ方面へと向かっていた。
太陽の出ていない今日、
桜 月
にとって絶好の散歩日和であった。
少し前まで服のデザイン画を星ヶ丘寮の自室で書いていたのだが、書き続けて集中力が切れてしまった。
外を見ると雨が降っている。
「これ以上描き続けても意味はない、気分転換に散歩に出よう」
そうして、日傘では無く雨天用の大きめの傘を持って、外へ出た。
「今日は、日焼けを避けるために日中外に出る事のない私が、安心して外に出られる時だ」
そんな事を言いながら、寮を出ると、雨の世界が月を迎えるようによりいっそう雨脚を強くした。
赤を基調としたゴシックドレスを着て外に出た月は、星ヶ丘マリーナへと向かって歩き始めた。
――そんな感じである。
「雨の日に歩くとまた違った街並みに見えて面白い」
そう言いつつ、街中を抜けていく。
雨のせいで人通りは少ないが、行き交う人々や雨にはしゃぐ子供たちの声が夜の散歩とはまた違った趣を感じさせる。
やがて、潮を含んだ風が吹いてくる頃になると、辺りはすっかり静かになる。
聞こえてくるのは月の足音と雨の音、そして海の音……。
雨が降り続けて気温が下がっているからか、海が近いからか……少しだけ寒さを感じる。
(空気の匂いは悪くない、と思う)
そんな風に考えながら、星ヶ丘マリーナへと到着した。
月は周囲に誰もいないのを確認すると、出ろ、と念じる。
それは月のろっこんである【月影の死神(グリムリーパー)】を発動させるためだ。
少し召喚に手間取りつつも、やがて影が出現し、それが消える。
集中力が切れたからか、雨の日がそうさせたのか……。
とにかく、自分の力と向き合いたくなったのだ。
(何故、私はこの力を得たのだろう)
そう一人で考える月は、雨の世界でただただ、海を眺めていた。
今日も、波は静かであった……。
【一七時 たまには動くときもある】
星ヶ丘のヨットハーバーに
クロウディア・W
は来ていた。
自分の仲間の何人かで、荷物を運び持ち込むという感じである。
荷物の中身は、クロウディアは知っている。
「ったく……蒸し暑いなぁ……」
クロウディアは、制服姿の上にコートを着て、ビニール傘をさしていた。
遠くから、その光景を見守っている。
そして、何人かの客も来たところで事件は起こった。
「……なんだ?」
次々と客が取り押さえられ、部下たちも全員捕まっていく。
抵抗も試みるまもなく、一斉に検挙された、
「……ちっ、まさか応援を呼ぶとは」
警察機構すべての力での一斉検挙であった。
このあっさりとした検挙は、数十分もかからずに終了した。
偽装していた物品が入っているスーツケースや段ボールは、すべて押収され、抑えていた客船やトラックなどのものはすべて警察の管理下に置かれる。
どうやら、しかるべき情報はクロウディアの元へと届かなかったらしい。
「うわっ! 待ち合わせに間に合わん!」
そう言いつつ、クロウディアは現場を後にした。
雨は降り続けて、少しずつ気温は下がってきていた。
この日、密やかに行われたこのことは、誰の目にも触れずまた、大きな事件にも発展しなかった。
クロウディア自身は捕まるようなことは無かったが、痛打には変わりが無い。
後日、もたらされた情報によりクロウディアは犯罪に関しての動きが取れなくなる。
警察機構が一斉に組織犯罪の摘発強化に乗り出したのだ。
その情報を聞かされた時、クロウディアはしばらく学生生活を楽しんだ方が良さそうだ、そんな風に思ったのである。
この事件で何か大きな影響が寝子島にでることは無かった。
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
Afternoon on a rainy day
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月29日
参加申し込みの期限
2013年11月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!