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希望<ネガイ>が現実<ホント>になるところ。それがらっかみ!
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「ん?」
新井 晶
は目覚めると、すぐに上体を起こした。目に付いたスマートフォンを起動させて時間を確認する。
「六時半は早朝ですね……」
ぱたりと倒れて目を閉じた。瞼が強張り、眉根に薄っすらと皺が寄る。
表情が緩んだ。諦めたように瞼を開けた。
「眠れません」
仰向けなった状態でスマートフォンを弄り始める。SNSで話題となった画像を次々と見ていく。
「これが牛ビキニですか」
若い女性が白黒柄のビキニ姿で四つん這いになっている。頭頂には牛を模した角と耳のカチューシャを嵌めていた。検索すると何人も画像が出てきた。
「流行っているようです。私も女性になって、着てみたい……学校の制服に採用して……」
言いながら自嘲気味に笑った。
「着替え……胸が苦しいような」
自身の胸に目を向けると膨らんでいた。両手で触れて軽く揉んでみる。
「もしかして、女性になりました?」
胸とは真逆で股間の膨らみは無くなっていた。
「どうして?」
不思議に思いながらもベッドを降りてクローゼットを開けた。
「そんな、これは……」
ハンガーを取り出す。画像で見た牛柄のビキニが掛けられていた。
「学校の制服が無いってことは……」
ゴクリと生唾を呑んだ。不信感を抱きながらも牛ビキニ姿となった。SNSの画像のように愛らしいポーズを試してゆく。
「私って可愛い!」
青い瞳を細めてくるりと回る。長い銀色の髪が軽やかに広がる。
一時間が経過した。高揚した気分は収まり、晶は立ち尽くす。
「……牛ビキニは、本当に制服になったのでしょうか」
窓の外に目を向ける。雲一つない青空であった。
「暖かそうです。この姿で外に出ても大丈夫なのでは……」
即断はできない。それなりの葛藤で身を震わす。
妙案を思い付いたのか。パチンと掌を合わせると笑顔になった。
「春物のコートを羽織りましょう」
実際に着てみた。大げさに膝を上げて部屋の中を歩き回る。
「おかしいところはありませんね」
頬がほんのりと赤くなる。先程の興奮が戻ってきた。
晶は弾むような足取りで部屋を出ていった。
最初に繁華街へ向かった。目抜き通りは大勢の若者で賑わっていた。
晶は身を屈めて路地裏に駆け込む。
「……人が多すぎて、手汗が凄いです」
掌をコートに擦り付けた。ストレッチの真似事をして緊張を解す。
「恥ずかしくはないのです。牛ビキニは高校の制服です。何も怖がることはありません。そうですとも」
自身に言い聞かせると青い目に決意が滲む。微かに震える指でコートのボタンを外していった。
はらりと前をはだけた。
「行きますよ。本当にやっちゃいますよー」
荒い息遣いで大きな一歩を踏み出した。
胸を張って通りを歩く。正面から若い男女が歩いてきた。コートで牛ビキニを隠さなかった。背筋を伸ばして突き進む。
擦れ違った直後に晶は後ろを振り向いた。男女の集団は足を止めず、横手の喫茶店に入っていった。
「やりました」
小声で笑みを浮かべる。
「今日の私は最高です」
肩を剥き出しにして目立つように歩いた。目にした若者は何の反応も示さない。晶は笑みを湛えたまま、通りを折り返す。
その途上、中年男性の驚く顔に出くわした。晶の視線に気づくと顔を伏せて足早に通り過ぎていった。同じような反応がそこかしこで見られた。何人かはスマートフォンに熱心に向かう。
「どうして?」
晶はコートのボタンを嵌め直す。近くの店の壁に背を向けて立つとスマートフォンを手にした。SNSで検索すると驚きの文章が表示された。
『キャットロードにコートを着た牛ビキニ娘を発見。胸が大きくて愛らしい』
『やべー。この季節にマジで牛ビキニ! しかも可愛い! マジでやべーぞ、お持ち帰りオッケーじゃね?』
晶は怯えたような目を左右に向けた。にやにやと笑う人々が近づいてくる。
「もうー!」
牛のように鳴いて駆け出した。掛けられる声を無視して青信号を走って渡る。見つけた脇道に突っ込むと前方の集団に、あれだ、と指を差された。
晶は慌てて引き返す。
「意味がわからないのです!」
涙目となってキャットロードをひた走る。
寝子島高校に通う者にしか通用しない牛ビキニであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年01月31日
参加申し込みの期限
2021年02月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年02月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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