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薄暗い間接照明で照らされた小さなお店。
インテリアには重厚なレースを多用した独特の雰囲気を醸し出すお店。
Hollow Ataraxia
。
常闇 虚
が経営している趣味の店だ。
ゴシック調の店内には、繊細な作りのゴシックドレスや、等身大の球体関節人形が置かれている。
扱っているのは主に女性向けの衣装――それもちょっと特殊なドレスやメイド服などで、すべてオーダーメイド。
当然、お値段はそれ相応だったが、そのほとんどが材料費なので仕方がないといえよう。
とはいえ質の高さには定評があるので結果的に良心的な店だった。
「あら、いらっしゃいませ」
雨の中、やってきたお客に常闇は柔らかく微笑みかけた。
「あ、えっと……」
八十八旗を探しに来た
霧桐 舞衣
。
独特な空気に気圧されている。
「どういった御用で?」
『なにをお買い求めで?』ではなく『どういった御用で?』。
店に興味を持って入ったのではないということをすかさず判断すると、常闇は穏やかに問いかけた。
穏やかでありながら圧するような雰囲気をもあわせ持つ常闇。
霧桐は一瞬ひるむ。
けれど目的を果たすために、口を開いた。
「あの、この人を見かけなかったっスか?」
霧桐は八十八旗の写真を懐から取り出した。
常闇はその写真を一瞥し、ゆるゆる首を振る。
「いいえ、知らないわ」
「そうっスか。ありがとうっス」
霧桐は一礼して、お店を出て行く。
常闇はその背を見送って、再び作業に戻った。
「寄り道をしていたら少し遅くなってしまったね」
デートに遅れでもしたかのように
八十八旗 信彦
は頭を下げた。
それから迷わず一番奥のカウンター席に座る。
宇佐見 満月
は照れくさそうにしながら、八十八旗をあしらう。
「はいよ。ご注文は?」
「今日のおすすめはなにかな?」
「おいしい魚介が手に入ったから、シーフードかね?」
「じゃあそれで」
八十八旗は楽しげに宇佐見が準備するのを眺めている。
それに気がついた宇佐見は照れていることを隠すように問いかけた。
「なんだい、そんなに見て」
「顔がとても赤いけど、疲れてるんじゃないかい?」
「ここは暑いからね」
「……随分と汗をかいてるね」
「暑けりゃ汗くらい出るよ」
「それ、手、火傷してるんじゃない?」
「ちょっと鉄板に当たっちまうこともあるさ」
「綺麗だね」
「相変わらずよくわかってるじゃないか。でも、おまけはしないよ?」
「そんなのいらなんだけどな」
うまくあしらわれている、というよりもまったく相手にされていない八十八旗。
それでもめげずにひたすら声をかける。
「満月ちゃんは、」
「あいよ。シーフードお待ち」
ジュワーと音を立てているお好み焼き。
宇佐見は忙しそうに次のお好み焼きの準備をしている。
「……頂こうかな」
負けるな、八十八旗。ここにあり。
ジニー・劉
は飛び起きた。
画面はエンドロールがはじまったところだった。
ハッとして劉が横を見ると、(そんなに勢いよく離れなくても……)少し困った顔をした
鹿嶋 洋美
がいた。
劉は頬に残った熱をなぞり、彼女の肩にもたれかかっていたことに気がついた。
控えめに鹿嶋が笑いかけてくるものだから、劉はぷいと顔をそらした。
(誰かの体温を感じながら眠ったのは何年ぶりだ?)
なんとかペースを取り戻そうと口を開こうとするが、粗筋もわからず、劉からは話しかけられずにいた。
劉はどぎまぎとしたまま映画館を出て、一本の傘に二人で入る。
「映画、面白かったよ。誘ってくれてありがとう」
鹿嶋はパッと笑いかける。
「赤ちゃんが可愛くて――」
「あのときのお母さんの顔が――」
「――ちょっとうるっときちゃいました」
嬉しそうに話しかける鹿嶋。
(夢中になって喋ってやがる)
その横顔を見て、劉は口の端を上げる。
(それ聞くのも悪くねー……かもな)
柄にもないことを思っていた。
(私ばかり話して退屈じゃないかな?)
そうして鹿嶋はときおり劉の表情を伺うが、劉の表情が話をやめる必要はないと言っているように見えた。
話しているうちに鹿嶋は気がつく。
(そういえば劉さんの家族の話って聞いたことないなぁ)
すぐさまそこまでの仲じゃないかと自嘲する。
(でも……)
いつかそういう話をできればいいな。
小さな願望が彼女の中に生まれる。
突然、劉が鹿嶋から離れて傘を押し付けてきた。
「え、劉さん? 傘なら別に……」
自分が濡れるのも構わず劉はずんずんと歩き出す。
「どこに行くんですか?」
懸命に鹿嶋は劉を追いかける。
「劉さん!」
劉はどんどん進んでいく。
「せっかくだから今日はこのまま劉さんの家まで行きたいんですけど!」
鹿嶋が叫ぶ。劉が止まる。
「濡れちゃいますよ?」
ゆっくりと劉は振り向いた。
「……もう濡れてる」
鹿嶋は恥ずかしそうにしながら笑う。
「あの、……いけませんか?」
劉は頭をかいて、ぶっきらぼうに言い放った。
「ったく――」
「なんですか?」
「好きにしろ」
「はい。好きにしますっ!」
劉は鹿嶋に聞こえないようにひとりごちる。
これ、相合傘じゃねぇか。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月25日
参加申し込みの期限
2013年10月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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